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投稿者 : take1 投稿日時: 2011-07-16 23:51:05 (1180 ヒット)

アイ・アム・ナンバー4


http://www.movies.co.jp/no4/

特殊能力を有する9人の選ばれし若者の4番目の男が自身の過酷な運命に立ち向かうため、残りの仲間たちを探して見えざる敵との死闘に身を投じるサスペンス・アクション。『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイが製作、『イーグル・アイ』のD・J・カルーソーが監督を務め、『アレックス・ライダー』のアレックス・ペティファーが特殊能力に覚醒(かくせい)する主人公を好演。若者たちの潜在能力を視覚化したイマジネーション豊かな映像世界に圧倒される。



マイケル・ベイ製作に騙されたといっても過言ではないでしょう。。。(笑)

作品の作りが見事に雑でやっつけ仕事的な感じです。
突っ込みどころは限りなく満載。。。(^_^;)

脚本が悪いせいなのか?テンポが非常に悪いし、内容は無茶苦茶支離滅裂。。。。挙句の果てには結局地球外生命体・・・宇宙人ものです。

何か?宇宙人を出せば大凡何でもOKなんて安易なストーリーはどうかな?

何で?いきなりオープニングであんな簡単にナンバー1から3まで殺されるのだろう?

何で?主人公は次は自分が殺されるって解るのだろう?

何で?主人公はナンバー4なのだろう?

何で?いきなりの仲間はナンバー6なんだろう?  

また、ナンバー6が火に強いという特徴ある力が簡単に読めてしまう作りがB級って感じです。

終わり方からして確実に絶対あるであろう続編で解ってくるんだろうけど???

正直、直球ど真ん中のB級映画ですね。
B級映画の中にはA級に匹敵する凄い面白い作品もあると思うのですが?この映画はそうではありません。

まあ、ここ最近は、この作品に限らず予算もない事もありますが?明らかにレベルの低い作品が多いですね。

しかもこのナンバー4は、ドリームワークスという名の知れた一流の映画会社なのに・・・

どんなにマスコミが一生懸命観客動員に躍起になってA級映画扱いの宣伝をしてもB級という代物をA級とおなじ土俵に上げて宣伝するのがおかしいでしょう。。。。続編ありきの作品では無理だと思う。

辛口でゴメンなさい。。。。(^_^;)


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-07-10 23:37:03 (1289 ヒット)

アンダルシア 女神の報復


http://www.andalucia-movie.jp/

『アマルフィ 女神の報酬』、テレビドラマ「外交官・黒田康作」に続き、真保裕一の小説を基にした織田裕二主演のシリーズ劇場版第2作目となるサスペンス大作。海外で極秘任務を遂行する「邦人テロ対策室」に所属する主人公が、日本人投資家殺人事件の真相を究明すべくスペインで国際犯罪の闇に立ち向かう姿を描く。捜査の鍵を握る日本人の役で、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の黒木メイサと『海猿』シリーズの伊藤英明が共演。ロケ地であるアンダルシアをはじめとするスペイン、さらに小国アンドラのヨーロッパならではの風景にも注目。



前作の「アマルフィ 女神の報酬」
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=64
テレビドラマ「外交官・黒田康作」シリーズに続く、織田裕二主演のサスペンス作品です。

前作はtake1にとって結構面白かった作品なので今回も観に行きました。
ただ、前回の印象が残っているので、今回は。。。。????

スペインと、フランス・スペインの境目にある小国のアンドラ公国をメイン舞台に、とある邦人の殺人事件の真相を、織田裕二扮する主人公・黒田康作が究明していくストーリーです。

これって?もしかしたら?まだまだ続きそうなシリーズかもしれません。

お約束の美しい風景。。。。スペイン・アンダルシア州の景色、映像美がとてもよかったです。

でも〜?。。ここでチョット疑問?

前作「アマルフィ 女神の報酬」もそうだったのですが、この「アンダルシア 女神の報復」もまた、メインタイトルにしている割には肝心要のアンダルシア州の場面が少ないと思いました。アンドラ公国、バルセロナで既に3分の2近くが占められている感じがしたので、アンダルシア州は全体的に見れば3分の1以下ですね。

勝手な突っ込みと疑問ですが?このシリーズの映画のタイトルって何が?基準なんかな〜?って思ったのはtake1だけでしょうか?

出演キャストは豪華。

踊る大捜査線の青島刑事とは全くキャラが違うクールで無口でストイックな印象の黒田。

でも黒木メイサはあんまり良くなかった印象です。
演技もさることながら、役柄の重要な位置が若すぎて全く説得力がなかった。大学でて3年程でやばいことに手を染めてる銀行で働いてるのも、トップが黒木をつぶそうとするぐらい黒木が重要なことに関与してるとかはありえんでしょう。

ヤマトもそうでしたが?今が旬の人気女優というだけで採用するのはどうだろうか?

でもそれ以外は、個人や組織、政府、国際社会が器用にからみあった面白さがあり十分に楽しめました。


最後に。。。福山のこの作品でのキャラ。。。。どうよ?(笑)


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-07-06 23:28:44 (1332 ヒット)

SUPER 8/スーパーエイト


http://www.super8-movie.jp/

ハリウッドきってのヒットメーカーである2人のクリエイター、スティーヴン・スピルバーグが製作を務め、J・J・エイブラムスがメガホンを取るSF大作。1979年にアメリカで実際に起こった事故を引き合いに、アメリカ政府がひた隠しにする秘密と、映画撮影に夢中になる少年たちが真実を暴く冒険と成長を描く。出演はテレビドラマ「グレイズ・アナトミー」シリーズや『キングダム/見えざる敵』のカイル・チャンドラー、『SOMEWHERE』のエル・ファニングなど。観客の度肝を抜くような衝撃的な展開に期待。



物凄い期待外れ・・・

CMで、「ET」+「スタンドバイミー」のようなことを言っていましたが、どこが???という感じ。

昨年からの予告編とスピルバーグの名前・・・

予告編が頻繁に流れ。。。コンテナから凄いものが出てきて大パニックになり、軍と政府が絡み、隠ぺい工作と住民の安全が絡み、そこに主人公の少年が未知の生命体と交流を深める。。。みたいな心温まるストーリーなのかと思いきや全然違いました。

この作品、スピルバーグが関わったとは思えないほど酷い内容でした。
新鮮味もなければあっと言わせる展開もなし。
「例の貨物」は、何か?どっかの映画作品で見たことがあるようなエイリアン。

主役の少年がそのエイリアンを前にし、「気もち分かるよ」と主人公の苦しまぎれの説得になぜか攻撃をやめて、宇宙船で帰るなんて、なんというお粗末でいい加減なストーリーなんでしょう。

そのあたりの流れが何ともあっけない。

この映画には、パニック・友情・エイリアンとの触れ合い、SF、陰謀、政治的絡み・・・等、さまざまな場面があります。

このすべての面で表現が思いっきりかなり薄く感じてしまいました。

この映画は、
ホラー?
パニック?
ファンタジー?
何なのかな?

なんでこんなスピルバーグの名を騙ったB級映画を見てしまったのでしょうか?

結局「スーパー8」って??どんな意味なんでしょう?
「スーパー8映画祭」っていう映画祭の名前というのがメイン?
そういう意味ではエンドロールで流れた子どもたちが作成した映画の方が印象に残ってしまった。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-28 23:44:23 (1345 ヒット)

ロシアン・ルーレット


http://www.russian-roulette.jp/index.html

17人の男たちによる100万ドルの賞金を懸けたロシアン・ルーレットを緊張感たっぷりに描くサスペンス・スリラー。
グルジア出身のゲラ・バブルアニ監督の『13/ザメッティ』をハリウッドでリメイクし、バブルアニ監督が再びメガホンを取る。『コントロール』のサム・ライリーのほか、ジェイソン・ステイサムやミッキー・ロークなどハリウッド・スターたちが出演。
命をもてあそぶ金持ちたちと命を懸ける男たちを大胆に描き、スリル満点のハリウッドらしいエンターテインメント作品に仕上がっている。



ロシアン・ルーレット・・・・。
単純且つ危険度100%の命を掛けたゲームです。

脚本は最悪。でもゲームの緊張感はうまく演出していました。

最大の見所は第1回目の全員で円形状に並んで引き金を引くシーン。
でも、その前後はどうでもいいような内容だった気がします。

一番の疑問は???ジェイソン・ステイサムとミッキー・ロークが出演していた事。。。
特に2人じゃなくてもいいんじゃないかな?

ミッキーの扱われ方やあれだけ?というような消化不良な出演に疑問というよりイライラ感が。。。(笑)


そして稚拙な演出に突っ込みを入れたい。

ゲームの運営側の設定はいいのかよ?って位にヤバイでしょう。
本当に全員が同時に銃撃できるのか疑問です。必ず遅い人は先に撃たれると思いますが????

一応見張りが付いているとはいうものの?参加するプレイヤーは皆ピストルを持っているのだからそこの扱いを慎重に演出して欲しかった。

ディーラーや賭ける側、見物側はトチ狂ったプレイヤーに撃たれちゃうんじゃないか?という思いがよぎりながらの観賞。

ただでさえプレイヤーは奴隷のような酷い扱いを受けて鬱憤も溜まっているのによく見物側があんな無防備に悠然とゲームを見物できるよな?ってずっとそれが気になてました。

こんなストーリ?なら、ある程度ゲームが進行している途中か?最後に、プレイヤーが一致団結して賭け見物側に反撃する演出にして欲しかった。。。

そんな期待も空しく何事も無く普通にゲーム終了したのが残念。。。


少し辛口ではありますが?
まぁ全体としてはロシアン・ルーレット1本のゲームだけで観れる映画を作ったのは素直に認めたいです。

また主人公ヴィンスに縁があった13という数字ですが、キリスト教の観点から考えると、13に含まれた意味と彼の行動とのリンクがかなり興味深いです。

「ロシアン・ルーレット」というゲームを通じてこの作品は、「13という数字を背負った青年の運命」を見せているんじゃないか?と思いました。





追伸。。。。

サム・ライリーの熱演には拍手です。
なんか?彼を観ると滅茶苦茶ディカプリオに似てる。。。渾身の熱演には感動。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-26 23:13:54 (1393 ヒット)

「刑事コロンボ」ピーター・フォークさんが83歳で死去



〜ネットニュースより抜粋〜

テレビドラマ「刑事コロンボ」シリーズでコロンボを演じた俳優のピーター・
フォークさんが23日、ロサンゼルスの自宅で死去したと家族が認めた。83歳だった。

ピーターさんの養女のキャサリン・フォークさんは、「彼のアルツハイマーは
かなり悪化していました」とCBSニュースにコメントしたが直接の死因につい
ては触れなかった。ピーターさんは、彼の医師が「彼が自分がコロンボだったことさえも覚えていないことを非常に残念に思う」と語っていたほどアルツハイマーの病状が進んでいたという。

ピーターさんは「刑事コロンボ」シリーズのコロンボ役でエミー賞の主演男優賞を4回受賞しており、映画『殺人会社』と『ポケット一杯の幸福』でアカデミー賞助演男優賞に2回ノミネートされている。


                                         ・・・・・・ここまで。。。。。



また一人、take1の大好きな名優がこの世を去りました。。。。。

しわだらけのレインコートに身を包み、安物の葉巻を吹かしながら、じわりじわりと犯人を追いつめる名刑事コロンボが逝ってしまいました。

とぼけた味わいのある演技で世界のドラマファンを魅了したピーター・フォーク。

1958年に「ジャングル・ガードマン」で映画デビュー。68年に放送が開
始されたテレビドラマ「刑事コロンボ」シリーズで、主役のコロンボ刑事役を演じ、スターダムにのし上がっりました。

これほどのはまり役はなかったんじゃないかな?

日本版での吹替では、

「うちのカミさんがね…」

「あっ、あともう1つだけ」

・・・等のお馴染みの名ゼリフが心に残ります。

また、今までの推理ドラマと異なり、最初に犯人が明かされ、そのトリックなどを徐々に暴いて、容疑者、犯人を追い詰めていくストーリー。

現在から過去へ時間を逆にさかのぼって叙述する倒叙(とうじょ)ものの代表的な作品である刑事コロンボはかなりこの後の作品に影響を与えたと思います。

日本では脚本家の三谷幸喜氏(49)が、「刑事コロンボ」をモデルとして
「古畑任三郎」シリーズを生み出したとされています。


この曲を聴くと思い出されます。

刑事コロンボのテーマ
http://youtu.be/RNenIV1w57o


刑事コロンボ、ピーター・フォーク氏

安らかに永遠に。。。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-24 23:43:45 (1269 ヒット)

127時間


http://127movie.gaga.ne.jp/

登山中の思わぬアクシデントで究極の選択を迫られた若き登山家アーロン・ラルストンのノンフィクションを基に、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が映画化した感動的なサバイバル・ドラマ。山中で断崖に腕を挟まれた状態のまま、生と死のはざまで127時間を過ごした登山家を襲う絶望と希望を、圧倒的な映像で描く。『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコが、迫真の演技で登山家を熱演。主人公が見せる生命力の強さに胸を打たれる。



体が、心が、魂が震えました。。。。

正直、これほど凄まじい生に執着した作品はなかったんじゃないかな?

それは、実話を元にしたストーリーって事も一役買ってはいるとは思いますが。。。。

ストーリーは単純明快です。

登山中に落石で腕を挟まれた男、アーロン・ラルストンの脱出劇。実際の実話です。

ダニー・ボイル監督の演出と主演のジェームズ・フランコの演技に圧倒されました。

落石に右腕を挟まれ、身動きできなくなった登山家の苦痛と絶望の127時間を、94分に凝縮。
被写体はほとんど岩と男だけ。この顛末を勇気と生命力のドラマに仕上げたダニー・ボイルの演出がとにかく凄い。

実際体験した事がない生命の危機にさらされた極限状態の人間の内部をリアルに描いています。

迫真の一人芝居によって、あがき苦しむジェームズ・フランコの姿と何としても生きようとついに決断した行動に驚嘆と感動を覚えました。

生への執着によって動かされた彼の行動。。。。ある意味恐ろしさを覚えます。

感嘆と賞賛の言葉を贈らずにはいられないこの作品、血に弱い方も、勇気を持って是非観て欲しい傑作です。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-19 23:06:39 (1253 ヒット)

岳 〜ガク〜



http://www.gaku-movie.jp/index.html

人気コミック「岳 みんなの山」を原作に、山岳遭難救助をリアルに描いた山岳ドラマ。高度な山岳技術を持ち、山の恐ろしさを知る主人公には原作を愛読していたという小栗旬がふんし、高所恐怖症にもかかわらず氷壁登りや懸垂下降に挑む。ヒロインの新人救助隊員を、小栗とは『ロボコン』以来約7年ぶりに共演する長澤まさみが演じるほか、佐々木蔵之介、石田卓也、市毛良枝らが脇を固める。標高3,000メートル級の名峰が並び立つ日本アルプスで過酷な雪山ロケを行った映像は圧巻。



雪山山岳登山映画は大好きです。

アイガー北壁
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=239

劔岳 点の記
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=51


一つ引っかかったのが、take1も大好きな「コブクロ」が主題歌を担当している事。

というのは、以前

銀色のシーズン
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD11932/index.html

という映画で主題歌「WHITE DAYS」が使われました。

曲自体は個人的にも好きで、いかにもコブクロって感じのメロディーです。
でも。。。作品は個人的にはあんまりよくなかったです。

そんなたった一回のジンクスではありますが?雪山作品で主題歌がコブクロ。。。。。

どうかな????って思いながら。。。。

観る前に思っていたのが、配役で人気を取ろうとしているだけの映画かなと思っていました。
そして
原作漫画は読んだ事ありませんので、主人公に感情移入する事無く思い入れもなく素直に素の状態で観賞です。

正直。。。。突込みどころ満載です。

一番は時間的に有り得ないでしょうって思いました。

本部にいたと思ったら次の瞬間には尾根の近くに。。。。主人公の三歩は一体どんな速さで雪山を移動するのでしょう。。。????ドコデモドアがあるんじゃないかな?(笑)

また、雪崩に巻き込まれ通常は助からないとは思いますが?
「久々に流されたぁ〜」
という三歩の台詞が有り得へん。そんなにあるんかい。。。

そんなシーンもありますが?

山の素晴らしさと恐さが伝わった作品であることは確かです。

山は街とは違う別世界。美しい別世界に到達するまでに時には危険に身をさらす事もあり、そんな中で良くも悪くも山のありのままを描きながら遭難者救助という立場に身を置く人を中心にした人間ドラマとしては見応えがある作品でした。

山岳救助隊という職業がある事も知りました。

一言で言えば、地味だけど骨太な職業であり、また救助隊員の判断や葛藤などもこの映画の見所のポイントです。


また、救助シーンもさることながら山の景色と映像美には凄く感動です。とにかく綺麗。

で、最後のコブクロの主題歌。。。

『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』

映画のテーマである、命の大切さ、輝きを歌った曲です。劇中、雄大な自然の中で起こる数々のドラマ―登場人物たちが、悲しみを超えて、生きる希望を見出していく姿―を歌った前向きな歌詞が、映画をさらなる感動へと導いているんじゃないかな?

雪山映画には似合う黒田の歌声ですね〜


余談。。。
作品に出てくる「山岳ナポリタン大盛り」
食べてぇぇ〜〜


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-14 23:12:45 (1264 ヒット)

リトル・ランボーズ


http://rambows.jp/

映画作りのとりこになった二人の少年の友情ときずなをユーモラスにつづるハートフルドラマ。
『銀河ヒッチハイク・ガイド』のガース・ジェニングス監督が自身の少年時代をベースに、現在は映画監督となった夢の出発点やモノ作りの喜びの原点を、舞台となった1980年代へのオマージュたっぷりに描き出す。主演には演技未経験だったビル・ミルナーとウィル・ポールターを抜てき。少年期の好奇心にあふれた無邪気さを思い起こさせる物語に魅了される。



2010年11月6日から公開されたこの作品。
無茶苦茶観たかったんですが。。。。縁が無かったのか?観れず終いでした。

すでにDVDも発売されています(笑)。

そんな中、半年後れで上映している映画館が。。。。
再びの縁を大切に観てきました。

ハッキリって超お薦め作品です。


1986年の「スタンド・バイ・ミー」
2000年の「リトル・ダンサー」
に続く10年に1本の名作と言っていいでしょう。。。

自分の少年時代と照らし合わせながら観ましたが、本当に素敵な作品です。

凄く観たかった作品を見逃した悔しさと欲求が観る前にかなり期待を高めていましたが?あっさり容易に超えました。

特にラストシーンはヤバイです。一気に涙が溢れてきます。

家の厳しい戒律で縛られたおとなしい少年ウィル役のビル・ミルナーと不良問題児・カーター役のウィル・ポールター。この2人の演技がとにかく最高。
大人しい子とイジメっ子という出会いのスタートから無二の親友になるまでが本当に清々しく描かれています。


特に
カーター役のウィル・ポールター君。
オープニングに登場した瞬間、タバコを吹かしながら映画を盗むふてぶてしい態度が圧倒的な存在感でした。

この作品の後公開された「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」 にも出演。。。
「おとぎ話??フンッ!バカらしい!」と言い切る現実主義の少年ユースチスを演じています。

このふてぶてしい風貌と個性的な顔立ち。
リバー・フェニックスの再来?と言ってもいいような観客に一目置かせる何かを持った少年ですね。


愛くるしく可愛いビル・ミルナー君(向かって左)とtake1大絶賛のウィル・ポールター君(向かって右)












映画「ランボー」に影響された2人の少年の「映画作り」が凄く楽しそう。
少年時代の特権であろう無邪気で後先を考えない無茶な行動と、何にも囚われない自由で豊かな想像力・・・。

ウィルが創造した聖書に描いたイラストのような色彩がそれを表現しています。
「俺はランボーに息子だ!」とはしゃぐウィルと、それを笑いながら撮影するカーター・・・2人を見ていると自分もあの頃に戻りたいと思ってしまいます。


take1にも確実に存在したあの無邪気な少年時代。。。(笑)


フランスからの交換留学生ディディエがまたなかなかのキャラクターでした。
独特のカリスマ性を持っていて、不良ともちょっと違う。英国人が描くブラックユーモアたっぷりのフランス人の捉え方ですね。でも、この作品にいい味付けをしているアクセントになっていましたね。

そして、最後にこの作品のキーマンであるカーターの兄のローレンス。。。
弟に対してかなり傲慢な兄貴っぷりでしたが、カーターの事故と製作途中映画からカーターの兄を想う気持ちを知り、心境に変化が現われます。

これが感動の涙無しでは観れないラストシーンに結びつきます。。。やられました。

take1は劇場スクリーン派でDVDは滅多に買わない、借りない、観ないのですが、久し振りに、DVDを買ってもう一度観たい作品です。


最後に、予告編を。。。。良かったらどうぞ。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-10 23:38:59 (1202 ヒット)

処刑剣 14 BLADES


http://shokeiken.com/

中国で実在した秘密警察「錦衣衛」を題材に、その指揮官でありながら、陰謀により追われる身になった男の決死の反撃を描いたブレイド・アクション。
運命に翻弄(ほんろう)される主人公を『イップ・マン 葉問』のドニー・イェンが熱演するほか、『レッドクリフ』シリーズのヴィッキー・チャオ、台湾の人気俳優ウーズン、ジャッキー・チェン作品でおなじみサモ・ハンら豪華キャストの共演が実現した。砂漠における追走劇や城砦(じょうさい)での戦いなど、壮大なスケールで描かれるアクションは迫力満点。



ソード映画大好きなtake1。

ストーリーは単純にバッタバッタと切り倒す孤高の主人公の活劇をかなり想像して期待していました。

でも????勝手な想像でした。。。。残念。。。。

「錦衣衛」自体の歴史、存在に全く知識がないtake1ですので、そこへの有り得ないかもしれない描き方、表現には突っ込みは出来ません。

ただ?想像するのに?

主人公は庶民にとっては恐怖の対象でしかないであろう?「錦衣衛」。。。。にも関わらず、全然孤高の状況が発生しないのが段々イライラ。

ストイックな男がとても似合うドニー・イェンは常人離れした男の空気を醸し出してるのに、共演者が強烈にホノボノ。
当然、逃避行に出た後の危機感は全くないし、そんな空気のまま終盤を迎えてもそれで盛り上がるわけがないです。


最後の戦いが殺陣じゃなく、策で相手を倒しまくったのは残念。
ドニー・イェンとケイト・ツイ、2人の華麗なソード殺陣ダンスが見たかったです。


でも、演出は残念でしたが?

やっぱ、香港系のワイヤーアクションは改めて凄いと感じました。
何か?元祖というのか?本家というのか?十八番って感じ。。。。キレが違うぜ。

そんな中、アクションはゼロでもチョイ出演でもスクリーンでサモ・ハン・キンポーに会えたのは嬉しい。。。

それから、『レッドクリフ』の尚香役で人気が出たヴィッキー・チャオ。
うん、こうやってスクリーンで再び見ると可愛い。。。

奥ゆかしいアジアチックな女性のイメージとお転婆で強いジャジャウマなイメージが融合して凄く魅力的な女優さんです。

似てはいませんが?
チョン・ジヒョンをダブらせてしまうtake1です。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-05 23:31:48 (1476 ヒット)

はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/hayabusa_movie/

月以外の天体から、サンプル採取に成功するという人類史上初の偉業を成し遂げた小惑星探査機「はやぶさ」の実態に迫る感動のドラマ。地球、太陽系が誕生した46億年前の記録が残っていると思われる、小惑星から採った物質を地球に運ぶまでの困難な道のりを映し出す。地球を出発した小惑星探査機が、
NASAさえもなし得なかった悲願を達成。燃料漏れや想定外の機体の損傷などのトラブルに見舞われながらも、無事に帰還したはやぶさの奇跡に驚嘆する。



上映時間45分でお値段500円でした。

この作品は、小惑星探査機・はやぶさの偉業を描いたフルCGドキュメンタリー映画です。

今回の内容は、はやぶさに携わる人、スタッフにスポットを当てた作品ではなく、

改めて感動  〜“はやぶさ” 快挙はなぜ実現したか  追跡 A to Z (NHK)〜
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=480

人物はいっさい無し、CGで描かれた星々とはやぶさの姿のみ。はやぶさ自身の宇宙での過程を描いています。

プラネタリウムでの上映のために制作された『HAYABUSA BACK TO THE EARTH 帰還バージョン』を、劇場公開用に平面版デジタルシネマとして再構成した作品だそうです。

映像が凄く綺麗で本当に美しさは劇場の大画面で見事です。


CGなんですが。。。。????
最期の大気圏突入の場面では機械だけなんだけど結構きました(泣。。。)

人が乗っている訳じゃないのに、魂を感じました。はやぶさ自身が本当に生きているみたいです。

また、この作品は篠田三郎さん(take1的にはウルトラマン・タロウです。)のナレーションなんですが、、はやぶさ自身に淡々と語りかける口調が擬人化しています。

ハヤブサを擬人化し話し掛けるような優しいナレーションのせいで胸が一杯になってしまいます。
日本人が凄い偉業を成し遂げた事への感動の涙でしようか?会場のあちらこちらから、すすり泣きが聞こえてきました。

take1も心を揺さぶられました。はやぶさの偉業は同じ日本人としての誇りと自慢がそうさせたのかな?
明日への元気の糧、この先の未来への勇気を貰えました。






追伸。。。。

この作品ですが???。。。。「映画」というカテゴリーで、期待して観にいくのはNGです。なんせ45分間です。

脚本、演出は突っ込まないで欲しい。。。。
CGではありますが、はやぶさの偉業と映像美を期待して観にいきましょう。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-06-01 23:23:02 (1373 ヒット)

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく


http://wwws.warnerbros.co.jp/buddha/

手塚治虫の代表作の一つ、仏教の開祖・シッダールタの生涯を描いたコミック「ブッダ」の初のアニメ映画化作品。
3部作の第1部となる本作では、シッダールタの誕生からブッダとなる前の姿を描く。
シッダールタの声には、吉岡秀隆。シッダールタが出会う勇気あふれる奴隷の少年・チャプラの声を堺雅人が、その母の声を吉永小百合が担当。イメージアートに「陰陽師」の漫画家、岡野玲子、音楽に大島ミチル、歴史アドバイザーに宗教評論家のひろさちやなど強力なスタッフを迎えて映像化された、手塚の世界観の奥深さを堪能したい。



まず、あんまこの手のアニメ映画は観にいく事はないtake1ですが、手塚治虫と仏教が絡んで興味が出ました。

手塚治虫という人物は一体?何者なんでしょう。。。。???
漫画家なのは確かなのですが?ブラックジャックに代表されるように医学に凄く精通していますし、今回の作品から連想される仏教にも。。。。

漫画家だけに止まらず、色んな分野に精通している優れた文化人なんじゃないかな?。。。

ブッダ → 仏様 → 仏教 → お釈迦様

というように、ブッダという言葉からお釈迦様が自然に連想されます。

リアルな名前にはしていませんが?
手塚治虫がかなり意識して忠実にフィクションチックに原作を描いてあると想像出来ます。


でも〜〜〜映画として面白いかどうかというと、微妙です。

正直残念。。。。。残念な超大作です。

演出が全然駄目で響きませんでした。原作台無し。
もし、この後3部作の残りを作るならヤバイんじゃないかな?監督変えたほうが????

映像の表現もかなりレベルが低いです。普通に何処かの宗教映画として作れるんじゃないか?というレベルに観えました。正直この漫画映画では、アニメーション映画を名乗らないで欲しいですね。

果たして手塚治虫が存命だったなら?このようなレベルの作品が世に出る事を許していただろうか????。。。と、言う事で、手塚治虫の本来の原作とはかなり程遠い作品だと感じました。

作品タイトルは、メインタイトルを「ブッダ」+サブタイトルでいいのに、「手塚治虫の...」というタイトルに騙されて期待してがっかりして劇場を出る人を想像してしまします。



ちなみに本日は1日、ファーストディ、映画の日。。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-05-26 23:54:55 (2585 ヒット)

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉

http://www.disney.co.jp/pirates/

自由奔放な海賊キャプテン・ジャック・スパロウをジョニー・デップが演じる人気シリーズ第4弾となるアクション・アドベンチャー大作。
永遠の命をもたらす伝説の泉をめぐり、ジョニー・デップ演じるジャックが新たな冒険を繰り広げる。『シカゴ』『NINE』などのロブ・マーシャルが監督としてシリーズに初参加。ジャックのかつての恋人である女海賊を、『それでも恋するバルセロナ』のペネロペ・クルスが演じる。
臨場感あふれる映像による大海原やアクションシーンの迫力に、度肝を抜かれること必至。



take1も大好きなシリーズ作品。ジョニー・デップのはまり役キャプテン・ジャック・スパロウは愛すべき永遠のキャラと言っても過言ではありません。


でもぉぉ〜〜〜。。。。。
う〜ん???
嫌と言う程観まくった予告からあんまり伝わってこなかったので、どうかな?とは思っていました。期待してはいませんでしたが?残念な事に予想通りでした。

3部作でやめといた方がよかったんじゃないかな。
大好きなシリーズだけにコケては欲しくなかった。。。。

前作までの3部作がトータル的に完全版ぽかったので、今回一話完結型にしたのは評価します。

でも、あまりにもやっつけ仕事的に作っているんじゃないか?と思ってしまうくらい雑ですね。

まずは監督が今回は新たにロブ・マーシャル。
「シカゴ」、「ナイン」とダンス映画は得意でもアクションは苦手なようですね。残念ながら、どんなに派手に動き回っても画面からは高揚感もスリルも感じられなかったです。

何か?慣れたせいもあるのか?期待が大きすぎたせいもあるのか?今まで感じていた壮大な凄みのある映像美が伝わってこなかったです。

そして今回の海賊キャラ。。。

史上最凶の海賊黒ひげと美しい女海賊アンジェリカ親子。
実は個人的に「バニラ・スカイ」からペネロペ・クルスはあんま好きな女優ではありません。
黒ひげも前回までの適役。ジャックを苦しめたかなり怖いイメージを植えつけたデイビィ・ジョーンズと比べるとなんか?あんまりにも怖くない、いい加減な設定キャラって感じがしました。

また、命の泉の水を黒ひげとアンジェリカが飲む時のシーンは先が読めるくらいベタな展開です。

まあ、PoCのテーマソングを聞いて興奮しながらキャプテン・ジャック・スパロウに会いたくてこのシリーズを観にいったtake1なのでそれ自体だけが唯一の救いでした(笑)



今回は、お約束のエンドロールが終わった後のおまけ映像。。。
あまりにも面白くなくわざわざ待って観るほどのものじゃないという判断でエンドロール途中で席を立ってしまったtake1です。

ジョニーとブラッカイマー作品なのでどうか?は解りませんが?
この映画が来年ラジー賞とっても全然びっくりしないかも?(笑)


このままじゃ絶対に終わらないであろうこのシリーズ。
絶対にある次回作はかなり面白く作らないと三部作を含めたPoCすべての評価に影響すると思うのでかなり期待しています。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-05-19 22:34:55 (1267 ヒット)

ブラック・スワン

http://movies2.foxjapan.com/blackswan/

『レスラー』のダーレン・アロノフスキー監督と、『スター・ウォーズ』シリーズのナタリー・ポートマンがタッグを組んだ心理スリラー。
内気なバレリーナが大役に抜てきされたプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩していく様子を描く。芸術監督を演じるのは、フランスを代表する俳優ヴァンサン・カッセル。主人公のライバルを、『マックス・ペイン』のミラ・クニスが熱演する。プロ顔負けのダンスシーン同様、緻密(ちみつ)な心理描写に驚嘆する。


チラシ→  http://take-1.sakura.ne.jp/take1/bs.pdf


ナタリー・ポートマンと言えば。。。。
世間一般では、「スター・ウォーズ」の“クィーン・アミダラ”役かな?
take1の中では、「レオン」のマチルダっていうイメージです。

あの、不思議な大人びた魅力の娘、マチルダが。。。。。
「成長したな〜。。」っていう感じで観てしまいました。


この作品を観て感じたのは白鳥と黒鳥からの連想ですが?全てにおいて表裏一体、対極なイメージでした。

白と黒
正気と狂気
現実と幻覚
創造と崩壊。。。。。

またかなりショッキングなシーンもチラホラ。。。R15指定は納得です。

また、ナタリー・ポートマンの演技と情熱がこの作品を完成させたといってもいいんじゃないかな?

ストーリー自体は単純。。。
主人公の主役への欲求と完璧へのプレッシャーと葛藤。。。
狭いであろうバレエ界を怪しく暗く妖艶に描いています。


ナタリー・ポートマンの存在は勿論ですが、その他出演者のキャラも濃くて素敵。

子離れ出来ない過干渉の母
凄腕でかなり女好きな演出家
プリマの座を下ろされた元スター
自由奔放で有望な新人ダンサー

主人公ニナとこの脇役が映像と演出と脚本によってかつて無いバレエ映画に仕上がっています。

ニナに関係する女性たちは、対極をイメージするとニナの敵であり自分自身。
白鳥は踊れても黒鳥を踊れないニナ。踊るためには、自身のカラを破り、自身の邪悪な部分を解き放ってやる必要がある。そう、ニナは自分自身に苦しめられそれが幻覚となっている。

まぁ、ナタリーが本物のバレリーナに見えるかどうかは個人個人の判断ですが?クライマックスの黒鳥の舞台での顔、表情は素晴らしい。
メイクのせいもあるだろうが、自信たっぷり妖艶な笑顔を観客に振り撒く姿には鳥肌が立ちました。

そして、ラスト。。。

現実と妄想の間で苦しむニナが、白鳥の湖の演技の中で死ぬシーンの中で経験した。激痛とそれに伴う覚醒はtake1自身に感染したような錯覚に陥りました。

悪夢のようなでも贅沢な作品です。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-05-12 20:54:57 (1234 ヒット)

アンノウン

http://wwws.warnerbros.co.jp/unknown/index.html

『96時間』のリーアム・ニーソンを主演に迎えた、ベルリンを舞台に繰り広げられるアクション・スリラー。
交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた上に、何者かに命を狙われる羽目になった男が、奪われた身元を取り戻そうと奮闘する。監督は、『エスター』が高い評価を得たジャウマ・コレット=セラ。共演には『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー、マイケル・コリンズ』でリーアムと共演したエイダン・クインら国際色豊かな顔ぶれがそろう。



take1絶賛のかなり面白かった作品
『96時間』
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=74
のリーアム・ニーソン主演です。

凄く大好きな俳優さんで、最近は
特攻野郎Aチーム
タイタンの戦い
など出演も多く、おじさんだけど実はかっこいいオヤジ俳優として出る作品はかなりいい感じだと思っています。

『96時間』があまりにも最高だったので、凄く期待して観てしまいました。

そんな中、突っ込みどころが少々。。。

ふと?思ったのが、映画:ボーン・アイデンティティに似ている作品って感じがしました。

何で?博士がこんなにも強いのか?普通では考えられない設定。。。でも最後にどんでん返しのストーリー。。。。

実は自分は最強のプロ暗殺者で身元が分かると無茶苦茶強くなってしまいます。最後は何で?って思えるくらいはハッピーエンドすぎてかなり可笑しいです。暗殺者組織を壊滅して不法入国の運転手娘とくっ付いてしまうなんて?それでいいのかと思ってしまう。


おかしい?
どうして?
なんで?

って、観ていましたが、最後に一気にまとめて片付けられた感じがして凄く残念でした。前半が後半に期待する作りでしたので後半はもう少し丁寧に作って欲しかったです。

でも、そんなんでも最後まで観れたのはやっぱ、リーアム・ニーソン主演って言うのが大きいですね。

逆に言えば、観客を裏切りすぎな展開で、観客をいいように手玉に取った作品として考えるならそれはそれで、評価は高いかもしれませんが?

個人的には、もう一つ捻りが欲しかった気がしますね。

。。。。『96時間』の第二弾を作って欲しいです。





追伸。。。

相変わらずの美しさのダイアン・クルーガーです。
彼女は神に贔屓されているんじゃないかな?


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-05-07 20:22:37 (1390 ヒット)

八日目の蝉

http://www.youkame.com/

誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の二人の運命を描いた、角田光代原作のベストセラー小説を映画化したヒューマン・サスペンス。
監督は、『孤高のメス』など社会派エンターテインメント作品で定評のある成島出。誘拐された少女の大学生時代を井上真央が演じ、愛人の娘を誘拐する女性に永作博美がふんするほか、小池栄子や森口瑤子、田中哲司など実力派俳優が勢ぞろいする。



隠れ×2永作ファンのtake1です。

邦画のこの手のヒューマン・サスペンス作品は、あんまり今まで観なかったtake1ですが今回は永作が出演しているのが少し影響しました。

正直。。。。観に行ってよかった〜〜〜〜〜。。。。

脚本、演出、キャスト、映像、音楽すべてよし。かなりレベルの高い作品でした。
凄く当たりです(あくまでもtake1評価)


演出がとにかく凄い。
物語は現在と過去が入り混じりながら進んでいく。その構成は凄く見事だと思った。その事で物語が分かりづらくなることもなかったし、全く無駄を感じる事はなかった。

現在から過去へ。。。。過去からいきなり現在へ。。。。

いきなりの冒頭は、希和子(永作博美)が法廷で裁きを受ける場面。
そして不倫相手の妻の赤ん坊をさらった希和子が逃亡を繰り広げる過去の場面へ。。。。
必死の歳月はいきなり端折られ、暗い過去を背負って成長した娘・恵理菜(井上真央)の視点からがメインの物語であることが印象付けられます。

冷え冷えとした娘の現在
温かな母の子育ての過去。

一掴みづつのシーンが交互に描かれていくことで、恵理菜の記憶にはない思い出がゆっくりゆっくり手繰り寄せられていくかのような感じがイメージ出来ます。

クライマックスにどんでん返しや騙し、オチがある映画じゃないので、役者の演技に大きく左右される映画だと思います。

で、出演者みんな素晴らしい演技でした。

はい、お目当ての永作さん、当然素晴らしかったです。贔屓入っていても全く文句はございません(笑)
罪深き聖母ともいえる永作博美の表情には圧倒されました。そして逃亡の地である小豆島の美しい自然と希和子の愛情に満ち溢れた笑顔が同化してきらびやかに輝いているのが印象的でした。

意外だったのは井上真央。
実を言うと、そんなに気にしていないし、好きな女優さんではなかったです。
でも、
太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=553
からかなりイメージが変わりました。ただの女子高生的なキャピキャピが印象でしたが、今作では暗く影のある孤独な女性で、魂が震える格好いい女優さんになった感があります。
役柄的にも新境地といった感じで、見た目的にも今までをガラッと変えた印象で素晴らしかった。


そんな中、take1の一番のダントツは小池栄子の千草でした。

挙動不審で怪しく、でもなぜかむげに断れない、どこか不思議な雰囲気を持つ醸し出す千草。。。。
その雰囲気で怪しく優しくそのまま少しずつ少しずつ、恵理菜の生活に入り込んできます。
そして、明かされる千草の過去。。。。。。この難しい??重要な役所を見事に怪演してました。


この作品から浮き出てくるのは母性というものの底知れぬ偉大な愛だと感じました。

でも、それと同時に浮かび上がるのは、無垢な娘の幸福な母との時間は、本来憎むべき相手との無条件で愛し愛される関係の日々だったという大いなる矛盾かもしれません。

これは、母親が自分の幸せを追い求めた過程に巻き込まれた娘の魂が、母と同じ過ちを繰り返すことなく癒されるかを問うまさに漂流の物語ではないだろうか?


正直、泣きました。クライマックスで。。。。。
でも何か不思議な涙でした。

爽やかで軽い涙のようで、心に染み入る重い涙でもありました。

それは、恵理菜が小豆島での旅を通じ母との思い出を手繰り寄せ最後に写真館に訪れた希和子の存在を知り恵理菜の苦悩が自己の母性愛と母の愛の融合によって鎮められていくのを感じ恵理菜のこれからの生きる糧、希望の拠り所を見出したからかな?

はい、お薦めです。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-05-04 22:25:12 (1811 ヒット)

生き残るための3つの取引


http://www.3torihiki.com/

『相棒 シティ・オブ・バイオレンス』の韓国の奇才、リュ・スンワン監督が挑んだ社会派サスペンス。
ある連続殺人事件に関係する刑事や検事、そして裏社会の男たちが自らの生き残りを懸けて奔走するドラマをスリリングに描く。
不運な刑事を、『黒い家』のファン・ジョンミン、彼と敵対する検事を、『クライング・フィスト』のリュ・スンボムが熱演する。各々の思惑が絡み合う、
命懸けの戦いに血がたぎる。



まずは、個人的にもの凄くパワフルで無茶苦茶で面白いストーリーだと思いました。女性にはうけない作品かもしれません。

不正と利権の癒着が横行する国家権力機構の中で昇進に絡む少しでも権力に近づきたい男の欲望の物語です。

陰謀、汚職、脅迫、恫喝、そして裏切り。
国家権力と司法組織に巣食う裏の部分をタップリこれでもかと描いています。

凄すぎ。。。。

悪い奴はとことん悪い。でも、善いと思っていた男も結局はかなり染まっています。結局はみんなみんな泥まみれ。

複雑な人間関係の把握がチョット困難な感じもしますが、凄く面白く絡み合っています。この映画に出てくる人間たちがみんな誰かの弱みを握り、同時に誰かに弱みを握られています。

裏にあるのはゼネコンとの癒着と官僚組織の歪んだプライド。その上、警察と検察の近親憎悪ともいうべき確執が事態をより複雑にし、入り乱れた人間関係
は混迷をきわめる。生き残るためには誰かを陥れなければならない。。。

完璧に防御出来ている奴、不正がゼロで自分しか知らないという奴は誰もいない。そんな状態で全員が我を押し通すのだから結果は当然足の引っ張り合いは必至。上の者は必ず下の者をいじめ、弱い者はこらえきれず強い者に噛みつき、使える力は全部使って、生き残るための闘争に突っ込んでいきます。

こんなキャラ達がスピーディーな展開と息もつかせないテンポで見る者を圧倒します。

いつもは、韓国映画特有のオーバーワークな演技が鼻につく事もありますが、
話がどんどん進んでいくので今回はそうでもなかった感じです。

有力者とのコネを持たない者は使い捨てにされる権力の世界。過酷な競争の結果としての韓国社会の縮図を見ているようで、本当に面白い作品でした。

個人的に凄くお薦め。。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-04-25 21:53:12 (1419 ヒット)

ザ・ライト 〜エクソシストの真実〜


http://wwws.warnerbros.co.jp/therite/index.html

実話を基に、今なお行われている悪魔ばらいとバチカンにおける正式な職業であるエクソシストの全ぼうに迫る衝撃作。
信仰を見失った若き神学生が悪魔の脅威を目の当たりにし、悪魔ばらいを行う司祭エクソシストになるまでを描く。
監督は、『1408号室』のミカエル・ハフストローム。異端だが一流のエクソシストである神父を、オスカー俳優アンソニー・ホプキンスが怪演。共演にはテレビシリーズ「THE TUDORS ?背徳の王冠?」のコリン・オドナヒュー、『ブラインドネス』のアリシー・ブラガ、『ブレードランナー』のルトガー・ハウアーら多彩な顔ぶれがそろう。



面白いか?否か?
怖いか?怖くないか?

観た人それぞれの意見感想に分かれると思います。
個人的にはホプキンスの怪演に魅了されました。やっぱ危ない怖さがあります。

悪魔に憑かれ毒のある言葉を吐きまくる様は鳥肌モノ。
ハンニバル・レクター博士の魅力そのまま、この怪演ぶりだけでも一見の価値はあります。

本作は人間に憑依した悪魔を追い払う職業「エクソシスト」の裏側に迫った作品って感じです。


悪魔はいるのかいないのか?、
神へ信仰の疑問?

葬儀屋の息子マイケルは、さほどの信仰心を持ち合わせているわけではないが神学校に入学する。卒業時に誓約を拒否し神父になる道を捨てようとするが、奨学金の返還をちらつかされ、半ば仕方なくバチカンで「エクソシスト養成講座」を受講することになる。そこで彼はルーカス神父に師事するよう言われる。

葬儀屋から神学校に通った苦悩に満ちた一人の若者のヒューマンドラマであり、ホプキンスとの出会いと絡みが凄く怖く面白く、どんどん話にひきこまれあっという間の2時間でした。

この作品は、単なるホラーではない。
メインとなるストーリーは悪魔との闘いなのだが、自身の過去や未来を見つめ直し苦悩する青年の成長と運命が描かれています。


また悪魔の存在を誰もが一方的に主張しているわけでもない。
懐疑的なマイケルだけでなくルーカス神父も、ある事例では母親による虐待だと断ずる場面もある。マイケル自身の葛藤がうまい具合にストーリーに絡み、そのストーリーも見応え十分ですね。

最後に実話というエンドロールが出たのに話の重みが加わり納得できました。


ホプキンスの魅力を堪能したい方は必見。
音楽も効果的で非常に良かった。

個人的に怖くてお薦めです。


個人的に凄くビックリ嬉しかったのはマイケルの父親役にルトガー・ハウアーだったとこ。。
老いてなお凄く魅力的なカッコいい俳優です。久々のスクリーンですが、健在ぶりがうれしいです。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-04-21 20:10:48 (1382 ヒット)

大韓民国1%


http://www.alcine-terran.com/rok/

『大胆な家族』の故チョ・ミョンナム監督の遺作となった、痛快エンターテインメント。
韓国軍隊海兵隊のわずか1%しか入隊できない海兵隊特殊捜索隊に、単身乗り込んだ女性の汗と涙と笑いの日々を描いています。本作で主演に抜てきされたのは、これがスクリーンデビューとなるイ・アイ。また、『食客』のイム・ウォニや、『グッド・バッド・ウィアード』のソン・ビョンホらベテランが脇を固める。ヒロインのひたむきさが周りを変えていく様子に勇気をもらう感動作品。



韓国の軍隊モノに外れなし。。。。って?思っていましたが?
う〜〜〜〜ん???微妙。。。。
個人的には充分楽しめたんですが?take1以外にはお薦め出来ない作品かも?(笑)


あらすじで直ぐに頭に思い浮かんだのは
デミ・ムーア主演の『GI・ジェーン』

この作品は、韓国版『GI・ジェーン』というべき感じかな?
でも、GI・ジェーンに比べると、シリアスさ、リアルさに欠け、苦しさ・つらさが伝わってこなかったのが残念。


ストーリーは、男ばかりの海兵隊で奮闘する女性士官を描いた作品です。

主役の彼女は男性でないので、志願して、兵隊になっているのだが、男でも厳しいとされる海兵隊の訓練課程を通過し、男の世界でやっぱ、体力では劣るが、見事にがんばって、周囲の評価を得るベタな内容です。

全編に有り得ない突っ込みどころ満載のシーンが多く、真剣に観ると腹が立ってきますが?(笑)

個人的に、少し懐かしい感じのスポコン映画の様で、笑えて泣けてというベタな作りが心地ちよくコメディータッチの軽いノリで観る分には充分楽しめると思います。

新人女優、主演のイ・アイちゃん。微妙にキュート

この作品のチョ・ミンナム監督。
今作の編集中に他界され、完成を見届けられなかったそうです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-04-15 22:41:52 (1355 ヒット)

ザ・ファイター



http://thefighter.gaga.ne.jp/

実在する伝説のプロボクサーと異父兄の家族愛、さらにはリングでの熱き戦いを描く感動作。ゴールデン・グローブ賞をはじめ、2010年度の各映画賞を席巻。主人公を『ディパーテッド』のマーク・ウォールバーグ、その兄を『ダークナイト』のクリスチャン・ベイルが演じる。激しいボクシングシーンを見せるマークと、外見をがらりと変えて薬物中毒の元ボクサーにふんするクリスチャンの熱演が見どころ。



予告の想像とは全く違っていました。

ロッキーっぽい這い上がり栄光映画かな?ってイメージで思っていたんですが?単純なボクシング映画ではなく、兄弟愛、親子愛、家族愛の映画です。

試合の対戦相手よりも家族との戦いに焦点を置いて描いてあります。

家族とは。。。。切っても切れない関係。
はい、親子、兄弟姉妹は縁を切ることは出来ない。そんなかけがえのない家族は、時には足かせにも頼りにもなる。互いにケンカしながらもいがみあいながらも、それもコミュニケーションとして家族の絆は培われていくのです。

いざとなった時、ピンチの時、最後に頼れるのは、助けてくれるのは家族です。そんな家族愛を教えてくれる作品だと思います。

また、ミッキーの恋人とミッキーの母親、娘達との女同士のバトルもいい味出してます。

試合のシーンは案外アッサリと描いてありますが、その中でもしっかりと描かれていた後半の試合は、やっぱ感動しました。

ボクシング映画のお約束、王道中の王道。負け試合からの大逆転劇。ミッキーの苦労が報われて本当によかった。


脚本はかなり毒気が強烈でしたが、とにかくキャストに関しては素晴らしいの一言ですね。

観客みんなを敵に回したんじゃないかと思うくらいムカつく母親を演じたメリッサ・レオ

ポッチャリ体型にして田舎の落ちぶれた女になったエイミー・アダムス
2人とも素晴らしい演技でした。

そして何といってもディッキーになりきっり、怪演を見せたクリスチャン・ベール。
最初観た時は、変わり果てたクリスチャンの姿に彼とはまったく解りませんでした。
とにかく凄い。どんだけ自由自在に肉体改造をするんだろう???
また、姿かたちだけでなく、演技が素晴らしい。
エンドロールでのディッキー本人の映像を観ると、クリスチャンがどれほど完璧になりきってたのかがよく解ります。

これらオスカー級だらけのキャストの名演技を観に行くだけでも充分価値がありますね。

お薦めです。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-03-11 22:21:17 (1365 ヒット)

ツーリスト

http://www.tourist-movie.jp/

ハリウッドを代表するトップスター、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの初共演が実現したロマンチック・ミステリー。
イタリアを訪れたアメリカ人旅行者が、謎の美女に翻弄(ほんろう)され、知らないうちに巨大な事件と陰謀に巻き込まれていく。撮影地であるベニスやパリの美しい映像や大胆なラブシーンも見もの。



正直残念です。期待したtake1が悪いのか?

まだ2011年なんですが、
「今世紀最大の夢の共演が実現」
このキャッチコピーにやられた感があります。

アンジーとジョニデ

それぞれの主演の作品は大好きです。
おのおの個性の強いキャラを演じ、シリーズ作品でのキャラもファンに受け入れられていると思います。

でもやっぱ、主演を張るもの同士の共演。。。
打ち消しあってしまった感があるのかもしれません。

最高なのは美しいベニスの街並みだけ。
脚本はもの凄くつまらなくアクションは控えめで、のんびりした感じのサスペンス映画です。

アンジーに期待するアクションは無く、ジョニデの役どころも普通すぎ、ボートチェイスもあくびが出るほどゆっくりでつまらなかった。

なかなか努力してもこんなに面白くなく作れないんじゃないかな?

途中、途中、ありえないシーンが多く、突っ込みどころ満載で、ラストは
想像がついてしまいました。

アンジー、ジョニデだけを観たいっていうファンにはいいのかもしれませんが、ストーリーと作品の作りこみを含めた評価としては正直残念な作品でした。


ブランデーとワインを同じグラスに注いで一緒に飲んで美味しく感じる事はないですから。。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-03-05 23:38:25 (1390 ヒット)

男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW

http://banka2011.com/top.html

ジョン・ウー監督の傑作『男たちの挽歌』を、韓国映画界でよみがえらせたノワール・アクション。北朝鮮からの脱出を目指しながらも生き別れになった兄弟を中心に、熱い男たちのドラマが展開する。製作総指揮をジョン・ウーが担当し、『力道山』のソン・ヘソンが監督。『宿命』のソン・スンホンら、韓国映画界を代表するスターたちが共演を果たす。オリジナルをベースにした、スタイリッシュなアクションシーンの数々が見もの。



男たちの挽歌オリジナルの大大大ファンで、ちょうどtake1が19歳の時に観ましたが、凄くハマりました。この作品をキッカケに香港ノワール作品をを観まっくった記憶があります(笑)
オリジナルのVHSを購入していて今でも大好きな1本です。

というくらい思い入れが強いので、リメイク?と聞いて、????リメイクでオリジナルを越えるパターンはないし、必要性は全く感じなかったのですが、
ジョン・ウー自身が製作総指揮ということで、かなり期待を込めて観に行きました。

う〜〜〜〜ん。。。。
個人的にはやっぱ期待しなきゃよかった。

韓流映画でのリメイクってとこで危険信号が鳴っていたのは確かでした。。


でも、チョットだけ褒めます(笑)

丁寧に作られた作品であるとは思います。キャストはみんな一生懸命好演してたと思うし、アクションシーンもスピーディーで現代においてのレベルの高さを感じることは出来たと思います。

                       ここまで。。。。。。。


でも〜〜〜〜。。。。
ジョン・ウーの美学が伝わってこないです。
確かに比べれば厳しいですが、出来れば近づく努力を感じたかった。

キャストが格好よくなくても全然いいのにこの作品はただ単に、韓流映画の得意技である「お約束チックな泣かせシーン」と「イケメン」を融合させた日本の女性客をターゲットにしただけの作品って感じです。

ホント、オリジナルキャラとの存在感や演技力が段違い。

チョウ・ユンファとティ・ロン。。。。
この二人のお互いの心を通じ合わせる男の琴線に触れるような素晴らしい演技が、このソン・スンホンとチュ・ジンモには無いですね。

脚本の本筋である兄弟の愛憎表現が中途半端です。オリジナルは、ラストまでかなり徹底してたので。。。。

そして。。。。なに、あの結末は???
救いようの無いラスト・・・唖然としました。

夢も希望も美学もない、単なるお涙ちょうだいのラストシーン。。。

何故?ソン・スンホンがUターンして戻ってきたか?
何故?何のために兄貴チュ・ジンモが命を懸けたのか?
弟の行動は残念でなりません。理解出来ないほど情けない。。。

あのラストを考えた脚本とスタッフ全員レスリー・チャンに謝って欲しい心境です。

残念ながら兄弟の「絆」は伝わってこなかったな〜・・・
本当にこれ、ジョン・ウーがプロデュースしてんのかな?

オリジナルファンには残念な作品でした。


追伸。。。
take1がその後とった行動は、すぐ自宅でオリジナルを観た事です(笑)

これがオリジナル

【概要】
今までコメディ映画やカンフー映画が主流だった香港映画界に、「香港ノワール」とも呼ばれる新しい流れを作った記念碑的な作品である。昭和40年代から50年代にかけて量産された日本のヤクザ映画を彷彿とさせる内容、激しいガンアクションや火薬を大量に用いた爆発シーンは話題を呼び、香港のみならずアジア各国でも大ヒットした。また、スローモーションを多用した銃撃戦は、サム・ペキンパーの『ワイルドバンチ』の影響を強く受けたと言われている。さらにセルジオ・レオーネや深作欣二からも多大な影響を受けていることは有名である。

逆にこの作品が後世の映像作家に与えた影響は大きく、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟も「日本のアニメとジョン・ウーのファンだ」と公言している。

この人気により、『男たちの挽歌 II』『アゲイン/明日への誓い』とシリーズは計3本制作された。他にも『狼 男たちの挽歌・最終章』『ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌』といった作品もあるが、こちらは監督と主演が同じだけでシリーズとは関連性がなく、日本で勝手に同じタイトルがつけられたものである。しかし、ツイ・ハーク、ジョン・ウーの2人とも「男たちの・・・」という邦題を気に入っており、「狼」に関しては「男たち」の使用を許可したようである。



シリーズとは別作品ですがtake1のお気に入りです。

とにかくチョウ・ユンファとトニー・レオンがカッコいい。。。

お薦めです。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-03-01 22:14:32 (1356 ヒット)

と、言う訳で・・・「英国王のスピーチ」
アカデミー賞の発表前に観に行きました。オスカーのノミネート作品という頭ではありましたが、受賞前で素直に観ました。


英国王のスピーチ

http://kingsspeech.gaga.ne.jp/

吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作。
主人公、エリザベス女王の父、ジョージ6世を、『シングルマン』のコリン・ファースが演じている。弱みや欠点を抱えた一人の男の人間ドラマと、
実話ならではの味わい深い展開が見どころです。


今年のアカデミーの最有力候補と言われている作品です。
実話に基づく物語だという事を念頭に観ました。

一言。。。。感動。素晴らしい作品です。

二言。。。。コリン・ファースの演技が素晴らしい。


ヨーク公と矯正師のローグ。この2人の出会いは必然的だったんじゃないかな?
人生を左右する人との出会いは、遥か昔からので繋がっているんじゃないかと。。。そう、人はみな出会いと縁で成り立っているんだと思います。

必然的な出会いではありますが?
もし?この2人の出会いがなかったら?
ヨーク公とローグ、この2人の人生は勿論の事、英国という国家の運命も変わっていたんじゃないかな?
って思ってしまう程魅了されました。

とにかく脚本が素晴らしい。

始めはヨーク公の苦悩をベースにスタート。
ローグとの出会い、そしてその2人の関係を段階を踏んで徐々に信頼しあっていく過程がいいですね。

王妃にしか心を開かない閉じこもっていたヨーク公が殻から一歩踏み出すユーモラスな訓練シーン。

本当にこんなトレーニングをしたの?かなり盛ってませんか?って?思わせる程おもしろく心地よい。

そして、一度は仲違いをして関係を拗らせてしまい、でもやっぱ互いは縁で繋がっているんだと思わせる観ていて心地よい仲直り。

自分の運命はローグに託すしかないと決断する戴冠式のリハーサルでの自信と信頼。

そして感動のラスト。

「私にはローグがいるんだ。」
「陛下には、私がいつも側に居ますからご安心を。」

そんな強い信頼関係が発揮されるラジオ放送。

なんか?このシーン。。指揮者に導かれる演奏者のように2人の姿が見えました。

感動です。凄く面白かったです。

前評判がよく、かなり期待のハードルが上がっていたので、どうかな?
って思ってはいたのですが?期待以上に感動しました。

お薦めです。





余談。。。

いつも思うのですが、まず、日本では考えられない位外国映画って?英国に限らず(英国がかなり多いですが?)、王室を舞台に描かれる作品って多いですね。
そして、この「英国王のスピーチ」に出てくるジョージ6世のエピソードはどれも王室という観点からすれば驚きばかり。
特に悲惨な幼年時代を語るシーンには驚きました。
偉大で尊厳な父親と自由奔放で好色な兄に挟まれ、左利きやX脚の矯正を無理強いされ、乳母にまで虐待されていたと語るとこなどは、絶対に日本映画ではありえへん。。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-02-28 23:51:22 (1372 ヒット)

映画星人のtake1も毎年関心があるアカデミー賞ですが、今年の作品賞はつい直前直近に観た
「英国王のスピーチ」  
http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
が受賞しました。

今年は、前評判から、作品賞は『英国王のスピーチ』と『ソーシャル・ネットワーク』の一騎打。

でも、『英国王のスピーチ』が断然優位という噂どおりの結果でした。


去年の「アバター」と「ハート・ロッカー」の一騎打ち。結果は、予想を覆して「ハート・ロッカー」がオスカーを受賞
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=193


はい、take1は両作品共観ましたが、take1的にも『英国王のスピーチ』でした。『ソーシャル・ネットワーク』も大変完成度の高い、良く出来た作品ですが、イメージがかなり地味。。で、内容がかなり今風というか?何と言うか?
テーマが審査員には甲乙付けがたい感じがしました。

それよりは、割と華やかで、地味ではなく、テーマはモロ王道。ストーリーもかなり面白い『英国王のスピーチ』でしたね。

その他の結果も『英国王のスピーチ』が多くの部門にノミネートされていて
それなりに獲るんだろうという予想はありましたが、予想通り。

作品賞、監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞

と四部門を獲得してまさに横綱相撲でしたね。


一騎打ちの相手だった、『ソーシャル・ネットワーク』は、脚色賞、編集賞、作曲賞。


そして、技術的な部門で『インセプション』が、撮影賞、視覚効果賞、録音賞、音響編集賞と四部門を受賞。

どちらも個人的にはかなり評価の高いお薦め作品です。

両作品共、公開まで、観るまでの評判と宣伝による期待と、観てから後も引き続き興奮が冷めない実に刺激的な作品です。

前評判通り、オーソソックスに予想通り収まった感がある今年のオスカー。

来年もまたどんな作品に出会え、それが評価されるのか楽しみにしたいですね。


ソーシャル・ネットワーク
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=525

インセプション
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=353


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-02-24 23:47:28 (1589 ヒット)

太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-


http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/index.html

太平洋戦争の激戦地サイパン島で、たった47人の兵力で4万5,000人ものアメリカ軍を翻弄(ほんろう)し続け、アメリカ軍から恐れられた実在の日本人、大場栄大尉の実話を映画化した戦争ドラマ。日本の歴史の教科書には載ることのなかった物語を全編、タイのラヨーンとサイパン島にて撮影した戦争映画です。



この映画は第二次世界大戦のサイパンでの戦いで敗退していく日本軍がメインで描かれているため、物語としては全然明るくはありません。

でも、
当時の日本軍のイメージ特攻玉砕ではなく、冷静に最善の「生きる」道を進んできた人物が存在したことに焦点をあて、ちゃんと日本に帰還できる終わり方をしているところは、悲しい歴史からすると救いのある映画化される価値がある作品だと思いました。


ただ、折角作る作品ならもっと細かいとこに気を使って作って欲しかった。


現在のヤクザのようなイメージの筋骨隆々の唐沢寿明。。。
あまりにも簡単に忍び込める収容所。。。。。
あまりにも簡単に取れる捕虜との連絡。。。。。


作りこみがかなり甘いんじゃないかな?かなり気になりました。

出演者が結構演技派のいい役者さんが多かっただけに大変残念です。 


でも?
実際?サイパン島に駐留しているアメリカ軍は、民間人に対して本当にあんなに寛大なスタンスで迎え入れていたのでしょうか?
日本軍に対してもフォックスこと大場栄大尉にかなり好意的なハーマン・ルイス大尉です。ある意味尊敬の念がこもった降伏交渉に臨んだりしています。

これが事実に基づいた話という事から戦時中、多くの場所で、多くの日本軍は捕虜にされることすらなく徹底的に虐殺された事例が多々あったわけですが、
サイパン島ではかなり流血が少なく、寛大なアメリカ軍ですね。

この描き方、まとめ方がキレイでいい仕上がりのラストになっていると思います。

降伏交渉の際、大場大尉が

「日本軍はアメリカ軍に降伏できないが、上官からの命令であればそれに従う」

という形で事実上降伏を受け入れたシーンは凄く印象的で部下を思う上官として、自分の立場を最大限に生かしたいいシーンだったと思います。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-02-18 21:04:49 (1348 ヒット)

あしたのジョー


http://www.ashitano-joe.com/index.html


昭和40年代に社会現象を巻き起こし、戦後最大のヒット作に数えられるボクシング漫画「あしたのジョー」を実写映画化。
主人公・矢吹丈が運命のライバル・力石徹と出会い、やがてリング上で雌雄
を決するまでを最新CG技術も駆使して活写する。ジョーを山下智久が、力石徹を伊勢谷友介が熱演。徹底的な役づくりで生まれた究極の肉体美も見逃せない。



一言。。。。。
伊勢谷力石に尽きる作品というtake1の感想です。


累計発行部数2000万部、現在まで40年以上愛され読み継がれてきた誰もが知っているボクシング漫画の金字塔。間違いなく日本漫画を代表する作品の1つです。

そんな傑作漫画の実写映画化だけに絶対に酷評と好評が分かれるところ。。。。。

仕上がりを危惧していましたが?、なかなかどうして、矢吹丈(山下智久)の役どころ、演技は置いといて。。。

力石徹(伊勢谷友介)や丹下段平(香川照之)といったあしたのジョーには欠かせない愛すべきキャラクターたちが見事に躍動していて、血湧き肉躍る傑作アクションになっています。

個人的には、伊勢谷力石、香川おやっさんで評価を得たんじゃないかと思います。

というのは、山下ジョーは、設定が残念でした。
勿論、肉体的には凄く努力の跡が見られましたが、演技に関しては???
脚本が悪いのかな?
ジョーってあんなにネガティブだったっけ?
ネガポジ両方を合わせ持つ性格のはずのジョーだと思うんですが?かなりネガティブの部分しか描かれていなかったように思えます。

子供達に好かれ、なつかれ、タンポポを愛するジョーですが?山下ジョーはかなり?クール過ぎてジョーが持つ人としての温もりが伝わってこなかった感じです。原作のジョーは結構お茶目だったように思うんですが。。。。



ヒロイン葉子にいたってはもうかなり残念です。香里奈の演技力がどうこういう問題じゃなく、まったく映画独自の原作では有り得ない性格の白木葉子になってしまっています。脚本独自の設定と白木葉子らしからぬ場面が根底からヒロインの性質を変えてしまったのは残念。



と、残念な感想もありますが?



それでも「あしたのジョー」なのだと思わせてくれるのがライバルの存在です。伊勢谷力石には感動しました。

よくぞあそこまで力石徹の世界を表現してくれたと思います。


元々、「あしたのジョー」という作品は矢吹丈だけでなく、力石徹の存在があってこそ人気が出た作品だと思っています。
主人公の矢吹丈じゃなく、ジョーのライバルである力石徹が死んだ時に実際に葬儀が行われた事でも解るように、力石徹自身が社会現象にまでなりました。

そんなあしたのジョーには欠かせない愛すべきキャラ力石徹を伊勢谷友介が見事に演じきってくれたと思います。

かなり原作に近いんじゃないかと。。。。

はっきり言って伊勢谷力石が主役のジョーを食っちゃってると言っても過言ではないかな。

ボコボコにされた後の目は力石そのものだと錯覚する位?。。。
刑務所で試合をする時の力石と凄まじい減量をして計量に臨んだ時の伊勢谷の体型と試合に臨む時に力石の体型が本当に違う!

あしたのジョーという物語の前半が力石の物語であったのと同様、この映画もまた、力石の為の映画だったといってもいいんじゃないかな。


それからやっぱ香川照之はうまいですね。
最初、おやっさん(丹下段平)が香川照之と聞いた時、体型が全然違うじゃんって思いました。

そりゃ、演技は凄くうまい。それなりにまとめるとは思いましたが?
想像を遥かに超える素晴らしい熱血オヤジの丹下段平でした。

「立て、立つんだ、ジョォォォーーー。」

は、香川段平で良かったと思います。


最後に
残念なのはエンディング。

最後の歌が残念。。。。

凄く個人的な意見ですが、昭和の匂いがプンプンする映画なのに 宇多田ヒカルではどうも。。。?現代すぎませんか?
尾藤イサオで締めてくれるならもういう事ありませんが、せめて歌詞なしでもいいから 主題歌の「あしたのジョー」であって欲しかったな。

ところで続編はやるのだろうか?
この出来映えならば、後編も見たい。。。。と思いましたが?力石はいないんですね。

カーロス・リベラ
ホセ・メンドーサ

を誰がやるのか?って心配してしましますが?山下ジョーが真っ白くなるのは、今一?いい想像が付かないです。


そして本当に最後に一言。
伊勢谷友介の力石徹なり凄いです。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-02-12 23:50:57 (1331 ヒット)

ウォール・ストリート


http://movies.foxjapan.com/wallstreet/

『ウォール街』から約23年、オリヴァー・ストーン監督が21世紀のマネー・ゲームを描く人間ドラマ。かたや家族のために、一方は復讐(ふくしゅう)のために、元カリスマ投資家ゴードン・ゲッコーと若く有能な電子取引トレーダーが繰り広げる駆け引きをスリリングに描き出す。ゲッコーをマイケル・ダグラスが再び演じ、若手注目株のシャイア・ラブーフやキャリー・マリガンらが共演。社会の裏側と人間の深層心理をあぶり出す、ストーン監督ならではの演出力が見事。



はっきり言って、一言。。。。残念。


期待していただけに。。。。。


1987年公開の「ウォール街」のリメーク ではなく続編で23年ぶりに前作のマイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーが帰って来ました。

ゴードンが再びマネーゲームを展開し、金と名誉を奪い取る金融サバイバル映画だと思っていました。

キャッチコピーも
『この2時間はあなたの資産になる』
ですが?全然、資産になるわけがないって思いました。


何処が?何が?勉強になるのか?

親子と言えども、肉親を他人を自分以外の人をすべて信用するなって事でしょうか?

それとも

血のつながりに勝る親子以上の絆はないという事でしょうか?


最後は、ほのぼの家族の幸せハッピーパーティーでお終い。。。

前作が傑作だったので期待して見に行ったのだが、ちょっとがっかりです。

はたして、生き残るのは誰?なのか!

こんなイメージを思い描いていました。


リーマン・ショック前後の金融業界の混乱と人間の強欲がメインで巧妙な駆け引きや金融業界の裏側を描き、リーマンショックの金融界を逆手にとってのしあがっていくような話を期待していただけに、期待はずれ。

最後は親子の愛情劇で終わってしまった。

父娘の確執があんな簡単に消えるのであれば、それまでの感情はなんだったんだろう。ゲッコーは中途半端に描かず、冷徹な人間のままでよかったんじゃないかな。

題名からやっぱ、かなり前作を上回るストーリーと面白さを期待している人はかなりいると思うので親子の和解をメインにもってくるのではなく、金融の話に絞って欲しかったな〜。。。

残念です。


余談。。。
ワンポイント出演でチャーリーシーンが出ていましたが?凄く残念なイメージです。昔は良かったのに〜


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-02-05 22:28:12 (1396 ヒット)

RED/レッド

http://www.movies.co.jp/red/

ブルース・ウィリスにモーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチら大物俳優たちが集結したスパイ・アクション・ムービー。今や規則正しい引退生活を送る元CIAのエージェントが、ある襲撃事件をきっかけにかつての仲間たちと伝説のチームを再結成する様子を生き生きと描く。リタイアしたものの、かつてはすご腕のスパイだった彼らの華麗な技に見ほれる痛快なアクションストーリーです。


うん、気持ちよく面白いです。

熟年オヤジが元気な消耗品軍団の激闘を描いた

「エクスペンダブルズ」
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=436

に続き、またまた、オヤジたちが大暴れする娯楽映画です。

「RED」の登場人物は長らく第一線の現場で特殊工作に携わってきた元スパイたち。ストーリーもキャラも圧倒的にひねりが利いていて、洗練&熟練の味がしましたね。

REDとは?
国家当局がRED(=RETIRED EXTREMELY DANGEROUS)=(引退した・超・危険人物)。というコードネームでリストアップしている“引退した超危険人物”の略。

ブルース・ウィリス扮するフランクは引退してのどかな余生を送る元CIAだが、破壊や殺人などの裏仕事は何でもござれ。

同じく同じようなバックボーンを持つ

モーガン・フリーマンが老人ホームを抜け出し
ジョン・マルコビッチがジャングルの隠れ家を抜け出し
ヘレン・ミレンが長閑で優雅な生活をしている華麗なる洋館を抜け出し

危機に陥った主人公ブルース・ウィリスに加勢します。

この設定とこのキャストでの作品。絶対面白くない訳がないし、日常から掛け離れた有り得ない行動が凄く気持ちいいです。

ごく平凡な何処にでも歩いているようなオバサンが突然に敵の刺客に変貌してバズーカをぶっ放すと、すかさずマルコビッチが豚のぬいぐるみから取り出武器で応戦します。しかも絶対有り得ない技で。。。(笑)

こうした荒唐無稽な見せ場が平然と成立してしまうのがスパイ映画の醍醐味ですね。


今回久し振りにスクリーンでカッコいいブルース・ウィリスを観た感じです。
『エクスペンタブルズ』では、ホント一瞬でしたし。。。(笑)

ダイ・ハードのジョン・マクレーンみたくカッコいいオヤジで、お茶目で可愛いウィリスの魅力たっぷりです。 

主人公はウィリスですが、個人的に思うこの作品の最大の魅力は主役級のトップスターたちの共演であることかな。

フランク(ブルース・ウィリス)が、かつての上司ジョー(モーガン・フリーマン)や仲間マーヴィン(ジョン・マルコビッチ)、ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)といった、ひとりで主役を張れる実力派とともに果敢に巨大な陰謀に挑む。しかも、彼らは決して脇ではなく、一人ひとりが個性の光るメインでもあります。 

どの役者のファンでもその魅力をたっぷりと楽しめ、痛快なアクションが光っています。

気軽に観ても
期待タップリで観ても

ハードなアクションと軽快なコメディを合体させ、肩肘を張らずに気楽に心底楽しめる魅力が満載の痛快アクションは、元気をもらって心地よく劇場を後に出来る一作になっています。

お薦めですよ〜。。。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-01-27 20:54:15 (1370 ヒット)

ソーシャル・ネットワーク


http://www.socialnetwork-movie.jp/


世界最大のSNS「Facebook」誕生の裏側を描いた伝記ドラマ。ハーバード大学在学中にFacebookを立ち上げた主人公たちが、一躍有名人となり巨万の富を築くものの、金や女、裏切りの渦に巻き込まれていくさまを映し出しています。
監督は、次々に話題作を送り出すデヴィッド・フィンチャー。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)
ゾディアック(2006)
パニック・ルーム(2002)
ファイト・クラブ(1999)
ゲーム(1997)
過去の作品も大好きななので、凄く注目です。




一言で言えば、思いっきり疲れて充実感のある作品でした。でも、かなり評価が、好き嫌いが分かれる作品だとも思えます。

世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を生んだ若き創業者の内面に迫るこの作品は単純に考えれば、基本は、復讐映画なのかな?(笑)。。
文化系が体育会系へ抱いている劣等感と復讐心が、恋愛感情をこじらせて、有名になって見返すというストーリーのように感じました。


いきなりスタートから導入からオタクの大胆不敵な行動が炸裂です。
ハーバード大学生の主人公マーク・ザッカーバーグが、彼女に振られた腹いせに女子の品評サイトをネットに立ち上げ、大学で問題となります。
でも、これがやがて「フェイスブック」へと成長していくことを示唆しているんですね。


この作品を観る前に「フェイスブック」に登録しなきゃ楽しめないのかな?って一瞬思いましたが?(笑)全然そんな事はなく、この映画は「フェイスブック」を題材にはしていますが、「フェイスブック」の映画ではなく、take1は「フェイスブック」については正直全く知らなかったけど、そんなの全然関係なくストーリーは100%楽しめました。

「フェイスブック」の原点はモテないオタク青年の妬みと、それでも繋がりたい願望が巨大な社交場のルーツであった。。。
という切り口は凄く納得させられました。


でも、IT事情に詳しい野心家達は期待して損だったんじゃないかな?
ネット上のコミュニケーションに変革をもたらした若き天才の理想やビジネステクニックなど一切描かれないです。
数億もの人々を繋いで億万長者になった若き起業家は、ここではコミュニケーション能力が欠落した、PCオタクの未成熟な子供のように描かれています。

take1が一番感じた事は、ネット社会という背景から主人公マーク・ザッカーバーグが病的なまでに早口で膨大なセリフを喋りまくるこの作品を観るのは、
毎日大量の情報が瞬時に流れるネット社会の大海原に飛び込んで行く事をイメージしてしまいます。

つまり現実、本物を蔑ろにして、仮想の現実に依存してしまう今の時代の人間関係そのものが真のこの作品の本質と言えるんじゃないかな?


そして、個人的には、主人公マークを演じたジェシー・アイゼンバーグの演技がすごくよかったです。
映画のポスターにもド度アップになっているジェシー。ずいぶん難しい役を完璧にこなしたと思いました。

・おどおどしているオタクっぽい顔
・頭悪い奴を馬鹿にして、上から見下ろす顔
・ショーン・パーカーへ憧れを抱く顔
・ラストのエリカからの返信を待つ顔

全体を通して、演技が上手いのか?マーク・ザッカーバーグの無機質な印象が残りますが?色んな表情を観て、やっぱり彼も血の通った色んな顔が出来る感情のある人間だなって思いました。

登場人物たちのセリフやストーリーの場面展開の早さと時間の前後移動に慣れない人は辛いと思いますが?take1は、始まった途端からドップリ嵌ってグイグイ引きこまれました。

見終わった後は満足感といい疲れでした。









余談。。。。独り言。。。。

Facebookについてですが。。。。
顔を出し自己主張が大好きな欧米人と匿名大好きで、ニュース映像にも顔伏せ当たり前の日本人とでは、根本的に受け入れ方が違うんだろうな〜???


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-01-13 23:48:55 (1379 ヒット)

アンストッパブル



http://movies.foxjapan.com/unstoppable/


実際に起こった列車暴走事故を基に、危険な薬物を大量に積載したまま無人で暴走し始めた貨物列車を、二人の鉄道マンが止めようと奮闘するサスペンス・アクション。
『クリムゾン・タイド』『サブウェイ123 激突』など、これまで何度もコンビを組んできたトニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンが再びタッグを組む。
小さな整備ミスから制御不能となった列車の暴走シーンに息をの飲む迫力の怖さが伝わってきます。



トニー・スコットとデンゼル・ワシントン。。
このコンビ作品っていう固定観念だけで何か魅かれてしまします。

無人で自走を始めた暴走列車をいかに止めるのか。。。。そんな単純明快なストーリー。

無人暴走モノはもうそれだけでかなり好きなtake1です。かなり期待して観ましたが、予想はそれ以上にいい方向に行ってめちゃめちゃ面白かったです。



とにかく、アメリカは、何でも規模がデカイです。

ディーゼル機関車がもの凄くデカイ

全長800メートルの貨物列車と言われてもピンとこないです。

積荷は、化学兵器並みの毒性フェノールとディーゼル燃料を大量満載

この無人の暴走列車が向かう先は人口70数万人都市。


ストーリーは、この大都市に突進脱線する大惨事を止めるため、ベテラン運転手と新米車掌が乗り込み、それを命懸けで阻止するという実に単純なものです。

「そんなことありえんやろ?ホント出来るんかい?」という疑問を持ってしまうような話ですが?2001年5月にオハイオ州で起きた実話からヒントを得ているというのですから驚きです。

命を賭けて暴走列車を追う二人の機関士のの姿が、あわせて次々と映し出される、暴走列車を報じるニュース映像。
気がつけば、暴走列車事故の生中継の映像を固唾を呑んで見守っている感覚に陥りました。
まるでリアルタイムの臨時ニュースや報道番組を見てる時と同じ感覚です。

また、演技派俳優の人間関係の葛藤や触れ合いが凄くいい味を出してます。
二人の心の距離感が徐々に縮まっていく様子が嬉しく頼もしく、いい感じです。

余計な展開もなく、必要最低限なストーリー展開と間延びが無いのもグッド。

本物の暴走列車の臨場感がかなりリアルに伝わってきて刺激がほしい方にはおススメ。

3D作品を見慣れてしまっていますが、この作品は、“IMAX 3D”のワイドスクリーン&サウンドシステムで観たかったな〜。。。って思いました。


投稿者 : take1 投稿日時: 2011-01-08 19:00:59 (1467 ヒット)

最後の忠臣蔵



http://wwws.warnerbros.co.jp/chushingura/

『四十七人の刺客』などで知られる池宮彰一郎の同名小説を、テレビドラマ「北の国から」シリーズの演出を手掛けた杉田成道が映画化。赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件で大石内蔵助率いる四十六士が切腹して主君に殉じた中、ひそかに生き残った二人の男の知られざる物語を描く。
討ち入り前夜に逃亡した瀬尾孫左衛門に役所広司、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門を佐藤浩市が熱演。
そのほか山本耕史、笈田ヨシ、伊武雅刀、安田成美ら演技派が脇を固めています。



勝手な想像で、時代劇映画なので殺陣シーンががっつりあると思っていました。題名と大凡の想像から、大石内蔵助の隠し子を殺す側と守る側の死闘を描いた作品なのかな〜?っと・・・


しかし全く予想に反して180度違っていました。

でも、感動しました。泣くことは全く予期していなかったから、まさか後半になって、ここまで泣けるとは自分でも思いませんでした。


瀬尾孫左エ門(役所広司)と寺坂吉右門(佐藤浩市)のそれぞれ使命を帯びて生き延びる姿がよく描かれています。というより、二人の演技が素晴らしい。

それぞれの使命を懸命にまっとうする二人ですが、切腹を許されなかった二人にはつらい現実が待っています。
この時代、この二人、武士には“生きる”ことは“死ぬ”ことより苛酷である事が凄く伝わってきます。

そして、瀬尾は使命を果たした後は、この大役から解放され、ゆう(安田成美)の誘いに乗っても構わず、また、ゆうと一緒にこれからの人生を一緒に生きていっても構わないはずである。しかしそれは、今現在、現代の平和な時代の考え方、人間の解釈であって、自分の仕える主君のもとへ旅立つのは、この時代至極当然のことだと解りました。

前回の『十三人の刺客』同様“武士道とは死ぬことと見つけたり”が最も合っています。
偶然の一致か?計算上か?必然なのか?主人公が役所広司であるのは不思議?

可音の花嫁行列が初めは淋しかったが、段々増えてきた時、そして大行列になった時には凄く感動して涙がこぼれました。
これは、討ち入りから17年経過したその時に評価された亡き父である内蔵助の徳であり旧浅野家家臣への想いやりの結果かな。

この平成の時代、“忠誠”という言葉が完全に死語となっていますが、決して日本人が無くしてはならない事ではないかと思います。

時代劇ファンには、お勧めの作品です。





追伸。。。

〜今日は何の日〜

平成スタートの日・・・1989(昭和64)年1月7日の朝の昭和天皇の崩御を受けて、7日午後の臨時閣議で次の元号を「平成」と決定し、翌8日から新しい元号がスタートした。
「平成」は最初の年号「大化」以来247番目の元号で、初めて政令により新元号が定められた。







そして、本日1月8日は、take1父の誕生日です。
親父、誕生日おめでとう。
この先、無理せず、健康に、長生きして欲しいです。


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