ローン・レンジャー
http://www.disney.co.jp/loneranger/home.html
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップとゴア・ヴァービンスキー監督ら主要スタッフが再びタッグを組んだアクション・アドベンチャー。テレビドラマや映画で何度も映像化された人気西部劇を基に、悪霊ハンターと正義のヒーローのコンビが巨悪に立ち向かう姿を活写する。ジョニーとコンビを組むローン・レンジャー役には、『J・エドガー』のアーミー・ハマー。個性的で好感の持てるキャラクターたちのほか、荒野を舞台にした派手なアクションなどにも注目。
はい、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの監督と脚本家に、ジョニー・デップ主演という布陣でのぞんだ娯楽大作。
ジェリー・ブラッカイマー製作なら、まずはどうであれ観賞でしょう。(笑)(^_^;)
でも、イマイチ作品でした。残念。。。。
テーマというか時代背景が結構重いんですがどっちこっちで中途半端な感じがしました。
作品自体は昔風の「勧善懲悪」モノですが、
白人アメリカ国家がネイティブアメリカンの土地を収奪することがストーリーになっていて結構重く根深いテーマなのに、その重さに対するヒーローの反応の軽さと、微妙なコメディ感に、違和感がありました。
はい、軽さも重さもどっちにも中途半端で、エンタメ重視でいくのか?
ストーリーのテーマ重視でいくのか?
どっちかに方向性がはっきりしてたら、すっきり楽しめたんじゃないかな?
ジョニー・デップの役作りは、海賊や帽子屋やチョコレート男などと同じ、
基本的にはいつもと同じチャーミングな変人キャラですが、やっぱ文句無くカッコいい。
ホント白塗りメイクがよほど好きな彼なのか?相変らず楽しげに演じているように見えました。
でも、全体的には長く、中途半端ではありますが、要所要所は流石は現代ハリウッド作品かな。
ジョニーと、アーミー・ハマー演じる主人公のバディムービーで、冗談をはさみながらピンチを乗り越えていくアクションシーンは、大列車強盗や銃撃戦といったこのジャンルの定番ながら、そのスケール感たるや度肝を抜くようなものばかりで、現代のハリウッドムービーそのものでした。
最大の見せ場であるラストの列車暴走大活劇は、ウィリアム・テル序曲を堪能しながら楽しめました。
このラストのテンポの良さを思えば、あまりの長さと色んなモノを詰め込んだのを凝縮して中盤を単純にすれば飽きないで観られたんじゃないかと思います。
そこがとっても残念。
「キモサベ」って言葉の多用が目立ちますが、本当の意味を二人に照らしあわすと二人の絡みがまだまだ浅いので、あまりグッとこはなかったですね。
コケた感があるので、もしかしたら?シリーズ化するのかな?
ワイルド・スピード EURO MISSION
http://euro-mission.com/
ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが演じるすご腕ドライバーがカスタムカーを操り、派手で斬新なカー・アクションを繰り広げる人気シリーズの第6弾。宿敵であるFBI捜査官から仕事を依頼された逃亡中の主人公が、再びチームを結成し、ヨーロッパを舞台に巨大犯罪組織の壊滅に乗り出す。監督は前々作と前作のメガホンを取り、好評だったジャスティン・リン。アイデア満載のカー・アクションと共に、ミシェル・ロドリゲス演じる4作目で死んだはずの主人公の恋人が再登場するなど物語の展開にも目が離せない。
もう、シリーズ6作目なんですね(^_^;)
この映画は、ただ考える事なく、ど迫力のカーアクションとカッコいいチューンドカーを楽しむ事につきる作品です。
ストーリーに感想となると、絶対に突っ込みどころ満載となります(笑)
この作品に関しては、ストーリーに整合性なんかは求めていないんじゃないかな?(^_^;)
とにかくカッコイイ車と派手なカーアクション、肉弾戦のシーンが次から次へと繰り出されます。
しかも、絶対に映画館で巨大スクリーンで音響と一体感で味わって欲しいですね
ヴィン・ディーゼルやドウェイン・ジョンソンのマッチョな男のセクシーさがまたまたいい味出してます。
そして、敵役が元軍人だということもあり、それに基づいたハイテクな機器がかなり登場しているので、逆にミリタリー系が好きな人にも楽しめる作品になっているんじゃないかな?
そして、まだまだ続くんですね(笑)
エンドロール後を待たずして、次回の敵は
ま、ま、ま、まさか?
あの、超有名な運び屋がラストに登場するとは?
どう?描かれるのか?
今回以上を作れるのか?
結構考えると複雑ですが?
今から第7作が非常に楽しみです
アフター・アース
http://www.afterearth.jp/
『シックス・センス』『エアベンダー』の鬼才M・ナイト・シャマランが放つスペクタクル。人類が放棄して1,000年が経過した地球を舞台に、屈強な兵士とその息子が決死のサバイバルを展開する。『メン・イン・ブラック』シリーズのウィル・スミスと『ベスト・キッド』のジェイデン・スミスが、『幸せのちから』以来の共演を果たし、再び親子を快演。地球が人類を抹消する生態系を抱える惑星となったというユニークな設定、VFXで創造された未知の動物たち、冒険を通して揺らいでいた絆を固くする親子のドラマなど、見どころ満載だ。
設定はかなり興味をそそり、凄く期待して観賞。。。。
で、。。。。。(^_^;)
ウィル・スミス親子のファミリー映画を見せられた感じです(^_^;)
アバターのような世界観にはほど遠い内容です。。。
人類抹消のために進化した未来の地球って事ですが、take1だけなのか?
全然普通の地球って感じです。
どんな凶悪生物が登場するかと思いきや、普通のジャングルと少し巨大化した猛獣だけやし。。。
凶悪生物って、自分らが関わったアーサーっていう怪物だけだと思うし。。。
人間がいなくなったから巨大な野生化してただけなんじゃない?
トラウマを克服していくところや親子の関係修復を描きたいのだろうが全く心に響かないのは何故なのだろう?(^_^;)
それは、あまりにも設定が、いい加減すぎだからなんじゃないかな?
CGもかなり軽い感じがしてなりません。
捻りも工夫も全くない親子愛を自己満足で表現した作品だと思います。
大人の方には全くお勧め出来ませんが、お子さんと観に行くにはチョットはいいのかもしれません(^_^;)
奇跡のリンゴ
http://www.kisekinoringo.com/
『ポテチ』の中村義洋がメガホンを取り、『舞妓 Haaaan!!!』の阿部サダヲと『ジーン・ワルツ』の菅野美穂が夫婦を演じた感動作。石川拓治原作のノンフィクションを基に、夢物語だといわれていたリンゴの無農薬栽培を成し遂げた農家の苦難の道のりを映し出す。笹野高史や伊武雅刀、原田美枝子や山崎努らベテラン俳優たちが豪華共演。実話をベースに描かれる、地道な研究から奇跡を成し遂げた家族の波瀾(はらん)万丈の生きざまに感極まる。
ノンフィクションを基にした感動作品です。
リンゴに限らず果物というのは、無農薬栽培が極めて難しい。害獣害虫という大敵と戦うのは戦々恐々だと思います。
この映画は、日本農家の職人気質と生真面目さをと、そんな無理難題に決して諦めない信念で立ち向かった男と、彼を命がけで支えた妻と家族の物語です。
何か?プロジェクトXのテーマソング「地上の星」が流れてきそうな雰囲気ですが。。。(^_^;)
最初は気楽無農薬を始めた主人公ですが、やがてその恐るべき高い壁にその勢いを完全に止められてしまいます。
その道は地獄への道です。何をやっても失敗の連続。。。お金も無くなっていく。笑顔も消えてゆく。
最後は夢遊病者ののような姿にかわっていく冗談抜きで恐ろしい展開です。
個人的に思ったのは、やり始めた主人公が諦めないのは解ります。情熱をもってブレない心で突き進むのもよく解ります。
ただそれ以上に嫁の父親が覚悟を決めてる所がもっと凄い。そして、支える嫁と娘三人。。。
夢を叶えるっていう事は、自分だけじゃなく、家族みんなの力を合わせて進んでいくってとこが感動しました。
久々に邦画で涙腺緩みました。
また、日本の農家たちの苦労もよく描けていますし、食料を作るということが、いかに大変な苦労を伴う仕事かということ、そして農家への感謝の気持ちも湧いてきます。
諦めない粘り強さと夫を支える家族愛がふんだんに詰まった素晴らしい映画だと思います。
こういう人生観を持った主人公の生き様にはみんな自分を同化させて感動するんじゃないかな?
挑戦って凄い。勇気と感動を貰った作品です。
バレット
http://bullet-movie.jp/
シルヴェスター・スタローンが、『ストリート・オブ・ファイヤー』や『48時間』シリーズのウォルター・ヒル監督とタッグを組んだアクション。相棒の復讐(ふくしゅう)に燃える殺しのプロフェッショナルが、それを成し遂げようと若き熱血刑事と共に壮絶な戦いを繰り広げていく。スタローンがタトゥーで覆われた屈強なボディーを披露しながら、重厚感あふれる肉弾戦や銃撃戦を披露。『ワイルド・スピード』シリーズのサン・カン、『ソルジャーズ・アイランド』などのクリスチャン・スレイターら、実力派俳優が脇を固めている。
スタローンが、ウォルター・ヒル監督とタッグを組んだドンパチアクション作品です。
個人的にスタローン作品ということで、無条件で観にいってしまいましたが、評価するとなるとかなり複雑です。・・・難しいと言った方がいいのかも?
良かった点としては、無条件にスタローンのとても66歳とは思えない筋骨隆々たる肉体美の格好よさ。
努力次第では還暦を過ぎてもあそこまで引き締まった肉体を維持出来るのだと感心させられました。
アクションもまだまだ全然いけますね。
作品としては、決して酷い出来ではないと思いますが、表現するなら淡々としすぎていて盛り上がりに欠けるますね。過剰に渋すぎるという表現になりますか?(笑)
ストーリー的には、ヒル監督お得意のバディムービー。警官と犯罪者のコンビって「48時間」そのまんまやんけ(笑)
そして監督の意図もなんとなく伝わってはきます。
男臭い硬派な作品づくりがテーマだったと思います。
そして、もちろんラストは、「お約束」の廃工場での銃を捨てた「タイマン」勝負となります。
でも、勝利した後のアクション映画を観終わった時特有の「スッキリ」感がなく、観終わった後に何も記憶に残らないほど面白みに欠ける作品でした。
そして、一番残念だったのは、久々に登場したクリスチャン・スレーター。。。
敵の大ボスキャラで存在感ある役柄だと思いきや、尋問で吐いてあっさり殺されちゃいます。
かつては、主役級のイケメン俳優でしたが、こんな雑な役になっているのは凄く残念ですし、時代の流れを感じます。
スタローンとウォルター・ヒル。
80年代には大活躍したこの2人、これっきりで終わることなく、リベンジで大ヒット作品を期待したいですね。
エンド・オブ・ホワイトハウス
http://end-of-whitehouse.com/
『完全なる報復』『マシンガン・プリーチャー』などのジェラルド・バトラーがプロデューサーと主演を務めたアクション。大統領を人質にホワイトハウスを占拠するテロリストたちを相手に、元シークレット・エージェントの男がたった一人で戦いを挑んでいく。『トレーニング デイ』『ザ・シューター/極大射程』のアントワーン・フークアが監督を努め、名優モーガン・フリーマンや『ダークナイト』などのアーロン・エッカートら、実力派が共演。ド派手な見せ場に加え、国際情勢を巧みに盛り込んだリアルな説定も見ものだ。
個人的に最高に面白かったプロパガンダ丸出しのアクション作品でした。
ホワイトハウスといえば、世界のリーダーアメリカ合衆国大統領の住まい。
つまり世界で一番の難攻不落の要塞だと言っても過言ではないこの建物を占拠して緊張感溢れる遣り取りと想像を超えるドンパチが繰り広げられホワイトハウスの中には孤立無縁の唯一無二のヒーローが・・・
いかにも嫌みったらしい悪役とナイスガイの主役のスピード感溢れる展開がまさに今年版ダイハードって感じです。
それでも突っ込みどころは満載。。。(^_^;)
それも面白さのテイストではありますが・・・(^_^;)
ホワイトハウス上空まで敵のガンシップが入りこめ一般市民に向けての無差別大量虐殺に度肝を抜かれました。。。いや有り得んやろ
でも、この非道がアメリカを正義のベクトルに向かわせるテクニックだと思うし、隙間に挿入される破れた星条旗のアップのわざとらしさが何ともプロパガンダ丸出しで、製作側の意図がストレートですね。
でも残念だったのは、ここではあえて詳しくは書きませんがわが国日本の扱い。。。というか?存在の無さ(泣)。。。
韓国にしてやられたって感じです。
多数の有り得ない突っ込みどころを除いてもテンポ、スリル、意外性と全て合格点で、いい出来だと思います。
主人公のジェラルド・バトラーが強く、賢く、冷静沈着、でも優しいという完璧な役柄を見事に演じ、最高なヒーローになっています。
悪役はとことん悪く、正義の主人公はどこまでもカッコいい完全にベタでストレートな作品です。
まさにメリカ礼賛のプロパガンダ映画ではありますが、最初から最後まで緊張が持続する今年今まで出一番のアクション作品でした。
お薦めですよ
G.I.ジョー バック2リベンジ
http://www.gi-j.jp/
1980年代の人気テレビアニメを原作にした、ヒット・アクションの続編。国際テロ組織コブラによって壊滅状態に追い込まれた機密部隊G.I.ジョーが、リベンジを果たしながらコブラの世界征服計画を打ち砕くために奔走する。前作に引き続き、『君への誓い』のチャニング・テイタム、『悪魔を見た』のイ・ビョンホンが出演し、『スコーピオン・キング』のドウェイン・ジョンソン、大御所ブルース・ウィリスが加わって物語を盛り上げる。断崖(だんがい)絶壁を登りながらの肉弾戦や変形するバイクなど、迫力のアクションや驚異のガジェットも次々と登場。
想像以上にハンパねぇ・・・ガックリ作品です(泣)。。。
二匹目のどじょうを狙って欲を出した結果が・・・前作だけで止めておけばよかったんじゃないかと思うくらいに残念な作品になっています。
GIジョー 過去投稿日時:2009-08-20
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=68
機密部隊G.I.ジョーは壊滅的被害を受け、生存者は、G.I.ジョー初代長官のジョー(ブルース・ウィリス)に助けを求めなんとか態勢を立て直そうとするのですが……
これが個人的にはかなり騙しだと思いました。
予告や宣伝ではブルースを主役級の扱いなのですが、実際はほんのチョット(悲)
ブルース・ウィリスの無駄使いなんじゃないかな?(笑)
で、ジョーはシークレットな特殊部隊のハズがいつの間にかアメリカのヒーローみたいになっているのはどうよ?(笑)
そして、ここからが本番。。。(^_^;)
はっきり言って脚本が最悪です。
ジョーのリーダーは死ぬわ、ブルースはチョイ役だわ、ビヨンホンはどっちつかずだわ主役が誰かも分からず、敵も何がしたいの???って感じです。
演出面は前段階で手を抜いて、準備不足のままいきなり見た目だけは派手なアクションシーンが繰り広げられる強引ぶりに呆れてしまします。お金掛けているんだからもっとち密に丁寧に作り込めないのかな?
あまりにも強引な単発シーンが多く、これは単純な作品が好きなアメリカ人受けしか駄目なんじゃないかな?
そして、日本人として大変残念なのは、安っぽいセット丸出しでの忍者の里。。。。
なんで忍者達の偉い人?総帥なのか?師範なのか?老師なのか?が黒人なんやねん(悲)。。。
見ていて唖然。。。。テキトーにもほどがある
3作目を匂わせて終わりましたが、この調子で3本目も作るのかと思うと、もう辞めて欲しいと願うばかり。。。。
監督を元に戻して改めて2作目から作り直して欲しいと思ったのはtake1だけではないと思います・・・
オブリビオン
http://oblivion-movie.jp/
『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのトム・クルーズ主演によるSF大作。エイリアンの襲撃で半壊して捨てられた地球を監視していた男が、謎めいた人物との遭遇を機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく。『トロン:レガシー』で注目を浴びたジョセフ・コシンスキーが監督を務め、名優モーガン・フリーマン、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコら、実力派たちが脇を固めている。壮大かつ予測不可能なストーリーに加えて、半壊した地球の鮮烈なビジュアルからも目が離せない。
まず、邦題の「オブリビオン」って?どんな意味なんかな?って疑問を持ちながらの観賞です。
観終わってから調べたら
オブリビオンとは?「忘却」という意味だそうです。。。。ナルホド
相変わらず若いトム・クルーズ。。。。
本当に50歳?(^_^;)
映像美が兎に角美しいです。堪能しました。
全体を通して映像、ビジュアルの美しさが素晴らしい。
荒廃した地球の様子、二人が住むスカイタワー、近未来的な形の偵察機、そして全体に漂う何とも言い難い空気感が素敵な美しさで表現されています。
そして、予想以上にストーリー展開が秀逸でした。
クローン人間を見たときは
「月に囚われた男」
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=288
を思い出しました。
はい、単に特撮だけでないSFを感じた作品です。
出演者が少なく、突っ込みどころもありますが、悪役はいなくて、ほぼ、トムと二人のいい女が出演するだけなので、物語を理解して強制的に?納得してしまえば、十分楽しめます。
全体を通して、take1が一番印象に残ったのは、冷酷な無人攻撃機「ドローン」かな。
はい、球形の無人偵察攻撃メカ・・・形が日本人なら空飛ぶ怒った表情の達磨に見えませんか?(笑)
take1だけじゃないとは思います(^_^;)
物語のメインは記憶や愛などのヒューマニズムに偏っていて攻撃アクションがメインでは無いのですが、それなりに面白いし、スケール感もあります。
でも、宣伝にかなりのお金をかけていますし、期待値が高すぎたせいなのか、トム・クルーズの大作にしてはガッカリ感がありますね。
この作品の主役はトム・クルーズで無くとも?と思いました。(^_^;)
という事でシネスコで観賞した作品の感想・・・・
タイガー〜伝説のスパイ〜
http://bollywood-4.com/tiger.html
インド諜報(ちょうほう)組織のエースとして活躍するエージェントが、敵国の美人スパイと恋に落ち、世界を股に掛けた逃避行を繰り広げていくロマンス。監督はドキュメンタリー出身の新鋭、カビール・カーン。インドを代表する肉体派スターとして知られる『ミモラ -心のままに-』などのサルマーン・カーンが、体を張った見せ場を繰り出しながら主人公タイガーを快演。アイルランド、トルコ、キューバなどでのロケ映像にも魅了させられる。
シリアスではない、コミカルチックなアクションスパイ作品です。
ストーリーは最高に面白いですが、それに伴う演出がいかにもインドチックです。
ハリウッド作品ならもっとシリアスに格好よく演出するんだろうな?って思います。
でも、決して格好よくはないですが、仕事はバリバリできる主人公のインドのスパイ「タイガー」が敵も味方も欺く痛快な楽しい作品です。
お約束のインド作品特有のダンスシーンが入りますが、ストーリーを妨げる事はなく、全然映画の邪魔になりません。
そして、コミカルな中にもマジな場面も。。。。
オレたちはロミオとジュリエットじゃない。オレたちはアダムとイブ。
いつかインドとパキスタンとが仲良く手を取り合えるような隣国同士になる…
オレたちはその礎。いつかきっと…二人で
はい、台詞に代表されるようにその背景がインドとパキスタンという深刻な対立構図からくるものなので、かなり緊迫感があるはず…???なんですが。。。。(^_^;)
でも、何となく柔らかく穏やかな空気感もあって、全然緊張感が無いのも確か(笑)
最後のアクションシーンはかなりの都合主義で突っ走っていますが、それが何故だか許せてしまうんだよね
頭を空っぽにして、楽しめるインド版ロミジュリスパイアクション作品でした
先週、久々にここへ観に来ました(^_^;)
はい、シネマスコーレ(通称シネスコ)です(^^)v
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm
ゴールドシルバー劇場の閉館に伴い、マニアックなB級作品や多国籍な作品はシネスコに集まりますね(^_^;)
ゴールドシルバー劇場閉館 投稿日時:2012-02-04
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=843
この佇まいと独特の雰囲気が大好きなのかもしれません(^_^;)
で、もう数日で終わってしまう前から観たかったインド作品を(^^)v
http://bollywood-4.com/tiger.html
L.A. ギャング ストーリー
http://wwws.warnerbros.co.jp/gangstersquad/
ロサンゼルスで暗躍した実在のギャング、ミッキー・コーエンと、街の平和を取り戻そうと立ち上がった市警との壮絶な抗争を描いたクライム・アクション。ポール・リーバーマンによる実録ルポを基に、『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー監督がメガホンを取る。オスカー俳優ショーン・ペンが伝説のギャング王にふんし、彼との戦いに挑む男たちに『ミルク』のジョシュ・ブローリン、『ドライヴ』のライアン・ゴズリングら実力派が顔をそろえる。
「アンタッチャブル」が大好きなtake1にはこの時代のアメリカ作品は大好きです。
予告では、暗くて、重厚で渋い大人向け作品なのかと思いましたし時代が時代なだけに映像は少し古臭いものばかりだが、それを感じさせること無く結構緩くて、テンポよく、血肉が飛び散る内容なのにところどころにギャグもとこどこ隙間に突っ込んでくるとても爽快感溢れる作品でした。
なので、逆にアンタッチャブルほどの真面目な感動大作にはなりませんでした。
そして、キャストもみんな旬。
登場人物が格好よく、シブすぎる。
正義感あふれる警察官も、ギャングのボスも、みんなスーツと帽子でバシッとキメて最高に画になります。
銃撃戦も古い銃で趣があり、この人物達がスクリーンの中を動き回るだけでもう満足。
やっぱり一番はショーン・ペンが良かったですね。
セットや女性の服装も時代の雰囲気でよかった。紅一点のエマ・ストーンが絵みたいにキレイ。
最後まで全く飽きず、エンドロールまで一気に見ました。
「悪が栄えるのは、善人が何もしないからだ」
冒頭に始まるこの台詞に立ち向かう
勇気ある人間の生き様が上手くテンポ良く作られていて、是非お薦めの一作です。
藁の楯 わらのたて
http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/index.html
『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで知られる漫画家の木内一裕の小説家としてのデビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。凶悪な殺人犯に10億円の懸賞金がかかり、犯人を移送することになった刑事たちの緊迫した道程をスリリングに描く。正義とは何かと揺れる思いを抱きながら、命懸けで犯人を移送する警視庁警備部SPを演じるのは大沢たかおと松嶋菜々子。少女を惨殺した殺人犯には藤原竜也がふんする。常に油断できない展開であっといわせる三池監督の演出が、サスペンスで生かされることが期待できる。
個人的に面白かったです。
最近、邦画にも結構評価が高いtake1です(^_^;)(笑)
はい、設定には全然リアリティはないと思います。。。
でも、もしかしたら?この先も続くかもしれない不況の現代だからあるかもしれないと思わせる人間とお金の醜いストーリーが物語としては面白く、グイグイ引きこまれました。
勿論、有り得ない突っ込みどころは満載です。
まず、陸路の護送手段はあかんでしょう。。。単純に最初からヘリで空路で輸送すればすむ話なんじゃないかな?(^_^;)
まあ、それじゃあ、物語は進みませんが。。。(^_^;)
新幹線から降りてからの護送がなんか?場当たり的で素人っぽく現実感がまるで無い気がします。
そして、余貴美子さん演じる協力的な女性タクシーに遭遇。。。(^_^;)
かなり都合いいんじゃない?(笑)
そして、一番の突っ込みどころはクライマックス
もの凄い厳戒体制の中、お金持ちのだけな民間人が沢山の若い衆を連れて規制線の中に平気で入ってくるところ。。。(^_^;)
果たして許されるんかな?(笑)
警官は全員成り行きを見守るだけなんて、有り得ないでしょう。。。(^_^;)
そして、最後には仕込み杖で殺そうとする始末。。。
はい、全てにおいてリアリティの温度が低すぎて苦笑いのシーンが結構沢山・・・
でも、そこは、やっぱり三池崇史監督の特徴?真骨頂?(^_^;)(笑)
真剣にはとらえず、スルーしました。
何故ならば、それ以上に面白く引込まれたから
次々に現れる刺客、そしてなぜか外部に居場所を知られてしまう。どうしてだろう?
情報を流している裏切り者がいるんだろうか?
敵が多く、観客が常に緊張感の中、先が読めないハラハラドキドキな展開が続き、見応えは充分です。
岸谷五朗演ずる奥村が、「こんなクズを警護する価値があるのか」という台詞を吐きますが、人間としてこんな気持になって揺らぐのは解る気がします。
でも主人公、大沢たかお演ずるSP銘苅は、全く揺るがず、任務を遂行する姿がカッコいい
妻を失い、被害者の気持ちが一番よくわかる過去を持ちながら、感情に流されず己を貫く姿には、ヤバイくらい観客を引込みます。
これは、大沢たかおが演じてるからこそ、共感できるんじゃないかな?また、抑え目でクールな銘苅がクライマックスで感情を爆発させるところは、またまた反対にカッコよく、引込まれました。
全体的に最初から最後まで緊張感ある展開で楽しめ、迫力もありアクションもよかったです。
はい、期待通り大沢たかおの演技が秀逸です。
藤原竜也は最後までクズを演じきってすごかった。
でも、彼は演技力は抜群で猟奇的で似合ってましたが、顔が整っているので、
この作品においてはもっと嫌悪感のあるオタクチックな俳優のほうが良かったかもしれません。
大沢たかおと藤原竜也以外のキャスティングもよかったと思います。
人間の本質をうまく描けていた面白い作品です。
ラストスタンド
http://laststand.jp/
カリフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーが、久々の単独主演を果たしたアクション。メキシコへの逃亡を図る超凶悪犯を迎え撃とうと、国境付近の町を守る保安官と住民がし烈な戦いに身を投じていく。シュワルツェネッガーが人々に慕われ、腕っ節も強い保安官を快演。『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィッテカー、『ジャッカス3D』のジョニー・ノックスヴィルらが脇を固める。ブランクを感じさせない、シュワルツェネッガーの屈強な肉体は圧巻だ。
まずは、「シュワちゃんおかえりなさい」というメッセージを。。。。
カリフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーが、
この作品で、本格的にハリウッド俳優への再出発を果たしたシュワちゃんです。
「エクスペンダブルス」でチョイ役で登場したりもあったけど、単独主演作としては本当に久しぶり。
若い頃の作品のように肉体や凄いアクションを見せつけたりするような作品ではない事は確か。昔と同じキャラのシュワちゃんを期待していると裏切られるます。
まあ、この作品をリアルに評価するなら、突っ込みどころは満載ですが?(^_^;)
そんな事は一切無視して、何も考えずに爽快感を味わうのが一番いい観賞だとは思います。
アクションについては、シュワ氏お得意のパターンが満載です。
さすがに年齢的な衰えは隠せないですが、かつてのようにと肉体とパワーだけでアクションをするのではなくて、老いも素直に受け入れ演出したのが大正解だと思います。
渋い貫録が出てたのがかなり良く、ワンマンで孤高のヒーローじゃなく、ちゃんと周りを活かして魅せるのが違和感なく良かったです。
深いストーリー性は無いので、軽い気持ちでドンパチと復活したシュワちゃんを楽しめる作品だと思います。
ほぼ同タイミングで上映された「よく似た映画」28組
映画好きには、言われてみれば??。。。と、思ってしまします。
はい、似てる〜〜〜
Netニュースより抜粋
http://rocketnews24.com/2013/04/24/321039/
なんだか「似てるなぁ〜」と思う映画が、たびたびある。正確には違う映画だが、世界観やストーリー、ポスターのデザインまで「似てるなぁ〜」と思ってしまう映画である。しかも上映タイミングは、ほぼ同時!
そんな、ほぼ同タイミングで上映された「よく似た映画」を海外サイトが28組も掲載しているのでご紹介したい。
続きはこちら。。。
図書館戦争
http://www.toshokan-sensou.com/
『阪急電車 片道15分の奇跡』などの原作者、有川浩の代表作を基に、岡田准一と榮倉奈々が本を読む自由を守る自衛組織の隊員にふんするSFアクション。国家によるメディア検閲が正当化されている架空の社会を舞台に、“図書隊”の新人女性隊員が鬼教官や仲間たちに助けられながら、知る権利や本を読む自由を死守すべく戦いに身を投じていく。田中圭や栗山千明、石坂浩二など豪華なキャストが共演。『GANTZ』シリーズなどの佐藤信介がメガホンを取る。本格的な戦闘シーンと共に、登場人物たちの恋の行方からも目が離せない。
原作は読んでいません。
アニメ版も観ていません。
そんな事前情報0の状態での観賞です。
もの凄いもしも?の設定に最初は面食らいました。
図書館(本)を守るために銃器を取って戦うというありえない話
図書隊とメディア良化隊なんて?よく名づけたよな?(^_^;)
ストーリーがあまりにも現実離れしていて、なぜ?本のために命を懸けてそこまで戦うのか?
議論の戦争じゃなく、殺傷目的の武器を使う戦争をする必要はあるのか?
次々と疑問が湧いてくるのと、素直にこの世界に入って感情移入して観なきゃという葛藤と戦いながらの上映時間でした(^_^;)
この映画を面白いと思えるかどうかは、図書館戦争の世界を受け入れられるかどうかで決まります。
有害図書として本を思想を弾圧する時代になっていたら?
言論の自由のためには命を賭けて戦うというのが、この作品の本質だとは思いました。
で、基本設定の納得性はあまりありませんが、
take1を満足させてくれたのは、戦闘シーンかな。
邦画としては銃撃戦の描写や戦闘シーンには、凄く迫力と緊迫感があります。
はい、邦画もここまでの映像を撮れるんだとある意味期待はずれのいい意味での驚きで、日本映画界も頑張っているんだなーーーって。。。。
個人的には、原作のキャラと実写のキャスティングがマッチしているのかは?解りませんが。。。???原作ファンは、かなり満足しているみたいですね
take1みたいに初めて観る観客も、基本設定の不合理さに目を瞑り、素直に受け入れると結構楽しめる作品だと思います。
アイアンマン3
http://www.marvel-japan.com/movies/ironman3/
マーベル・コミックの代表作を実写化した、人気アクション・シリーズの第3弾。アメリカ政府から危険分子と見なされた上に、正体不明の敵の襲撃を受ける正義のヒーロー、アイアンマン(トニー・スターク)の姿を描く。前2作と『アベンジャーズ』に続いて主演を務めるロバート・ダウニー・Jrが、シリーズ最大級の危機に見舞われたスタークの苦悩を見事に体現。『ガンジー』『砂と霧の家』などのベン・キングズレー、『ロックアウト』のガイ・ピアースら、実力派が脇を固める。新たに開発される各種アイアンマンにも注目。
うーーーーんん
アベンジャーズ
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1048
が面白かっただけに、シリーズの最後だという思いから、かなり期待した作品だっただけに、観終わって残念でした。
はい、厳しい言い方をすると、緊張感なしの駄作でした。
映像はかなりのど迫力です。現在のCG技術を駆使した最高でリアルなアクション映像が続きます。
脚本もメカバトルチックな前2作とは違い、アイアンマンではなく生身のトニー?スタークが繰り広げるアクションが展開される今作は、それはそれで新鮮味を感じます。
新開発の遠隔操作スーツの特徴を活かした演出?アイディアも面白く、非常にテンポもいいです。
ストーリーも命懸けの戦いです。
こんな表現をすると、ハラハラドキドキの凄く面白い作品に感じるかもしれませんが?
良くも悪くもアッサリ風味で、take1がかなり重要視している緊張感がまるで無い映画でした。
映像に迫力があった反面、主人公トニーのギャグととぼけた会話が原因しているのか?トニーの態度、行動、台詞から味方の登場人物が誰一人として命を落とす心配をしなくて良い雰囲気を感じて終始命懸けの戦いに安心感が伴う、何とも違和感がある上映時間でした。
そして、一番の疑問。。。
リアクターの存在。
そもそもアレがついてるからスーツを起動できるんじゃないか?と思うとラストに取り外しちゃうってどういうこと?
まあ、
「アベンジャーズ」の成功で続々関連作品が公開される為に、マンネリ感を与えない工夫には努力を感じますが。。。。
よくも、わるくも
ザ!ハリウッド映画
ザ!アメコミ作品
です。
追伸
グウィネス・パルトロー
の美しさにはストーリー、キャラを度外視いて終始見惚れていたtake1でした
舟を編む
http://fune-amu.com/
2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの石井裕也監督が実写映画化。ある出版社の寄せ集め編集部が、気の遠くなるような歳月をかけて二十数万語が収録された新辞書作りに挑む姿をユーモラスに描く。辞書の編さんに没頭する主人公・馬締光也には、三浦原作の『まほろ駅前多田便利軒』にも出演した松田龍平。彼が一目ぼれするヒロインには、『ツレがうつになりまして。』の宮崎あおいがふんするほか、オダギリジョーら多彩な顔ぶれがそろう。
地味な世界を描いた作品ですが、物語の面白さと出演者の演技に魅了された映画でした。
松田龍平の感情を表に出さない無表情な雰囲気の主人公馬締を見事に演じています
宮崎あおいは、凜とした中にも温かさを感じる主人公を支える奥様を作り上げています
そして、今回、特筆すべきじはオダギリジョー。
個人的にあまり演技は上手いとは言い難い感じのオダギリが今回は、有り得ない、いい演技でした
オダギリ演じる西岡君。。。辞書編纂の仕事に魅力を感じていなかったところから、馬締との出会から次第に辞書編纂作業へ愛着が沸き、思い入れが強くなっていく様子を丁寧に表現しています。
他の部署に配転せざるをえない状況になってから後の、馬締たちをサポートする様子は「大渡海」への愛着と居なくてはならない重要な存在感が強く感じられる演技でした。
また、映像から感じ取れる15年という歳月の変化もまた素晴らしい。
辞書編集部のボードに貼られていた墨汁で「大渡海」と書いた紙が、年を経て黄色く変色していくようすがさりげなく映し出されているし、飲みニュケーションすると時に使ういつもの居酒屋のメニューが、年月と共に少しずつ変化していく様子が印象的でした。
また、下宿の大家さんや、大渡海の監修者の松本が他界した表現で、葬式や臨終のシーンは一切無く、その後の生活シーンですべてを想像出来る素晴らしい脚本でした。
最後のシーンで光也と香具矢が眺めた海は、大渡海がもつ壮大で壮麗なイメージと重なり、柱時計に12時の鐘の音を打たせるシーンから、12年後に繋ぐシーンは凄く洒落ていると思いました。
映画自体には、映像的にも音響的にもあまり華やかさはありませんが、さりげない優しさとお洒落な味を感じる事が出来、辞書が1冊が出来たときの感動がこちらにも伝わってくる秀逸な作品でした。
ライジング・ドラゴン
http://www.rd12.jp/pc/
香港を代表するアクション・スターのジャッキー・チェンがトレジャーハンターを演じるアドベンチャー。12体から成る清王朝時代の秘宝を捜し求めるトレジャーハンター軍団が、世界各国を巡るうちに陰謀に巻き込まれていく。全身にローラーブレードスーツを装着した壮絶なカー・チェイスをはじめ、ジャッキー・チェンが年齢を感じさせない超人的アクションを次々と披露。『7日間の恋人』のクォン・サンウや『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のオリヴァー・プラットら、国際色豊かな共演陣の顔触れも魅力だ。
まずは、一言。。。。
「ジャッキー、お疲れ様でした。」
でも、最後のアクション映画なのに大変に残念な作品だったと思います。はっきり言って期待外れの駄作でした。
映画のスケールとしては演出は派手かもしれませんが、ジャッキーのトレジャー作品で言ったら、take1の大好きな
「サンダーアーム/龍兄虎弟」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0/%E9%BE%8D%E5%85%84%E8%99%8E%E5%BC%9F
に比べたら全然スケールのちっさい映画です。
ある意味、本作「ライジング・ドラゴン」の原点だった感がありますね。
確かに最初のローラーチェイスアクションのシーンは抜群にかっこいい!
冒頭10分で早くも全開。個性的なアクションは圧巻の一言。
そして、ラストのカンフーファイトも見事です。。。
でも、途中がつまらなくダラケます。
そして、全体的に内容が終始他の国を馬鹿にするような感じで、観ていて気分が悪かったかな。他の人の監督作品ならまだしも、ジャッキーが手がけた作品では特に残念。。。
日本人とフランス人が見たら間抜で、馬鹿なイメージで作り上げられているので、気持ちよくはないでしょう。
あと、ジャングルでの有り得ない危険なアクションシーンもCGバリバリの合成で興醒めしたし、途中に何故?パイレーツ○○カリビアン?ジャックスパロウ?のそっくりさんが出て来るのは更に興醒めです。
まあ、それでもらしいといえば、相変わらずのジャッキー映画ではありますけど。。。(笑)
あれだけ暴れまくったのに、ラストはコミカルで安っぽい締めなのもジャッキーらしいのかな?
見事なまでにB級作品に仕上がったという感想です(^_^;)
でも、還暦前、59歳のジャッキー、精一杯の作品だったのかもしれません。
エンドロールでのいつものNG集を見てると、体を張ったジャッキーの
演技には、この歳での凄さを感じます。
ジャッキー、ありがとう。。。
アンナ・カレーニナ
http://anna.gaga.ne.jp/
ロシアの文豪L・N・トルストイの代表作を実写化した大作ドラマ。19世紀ロシアを舞台に、青年将校に惹(ひ)かれたのを機に政府高官である夫との愛のない結婚や社交界から離れようと決意した女性に振り掛かる試練を追う。メガホンを取るのは、『つぐない』『ハンナ』などの鬼才ジョー・ライト。『つぐない』でライト監督と組んだキーラ・ナイトレイが、許されぬ恋に身を焦がしながらも自分らしく生きようとするヒロインのアンナ・カレーニナを熱演。実力派スターが集結した豪華な共演陣、豪華絢爛(けんらん)な衣装や美術も見どころだ。
ロシアの文豪トルストイの原作ファンが観たらどんな感想なんだろう?と思いました。
で、take1は読んでません(笑)
劇場の中にリアルな町や競馬場やその場面の部屋が存在するというチョット変わった演出に違和感を感じましたが、舞台劇の様相を呈しているのかな?と思いました。
一言でいうと、歌の無いミュージカルを観ているような。。。(笑)
不倫で破滅していくアンナの生き様をキーラ・ナイトレイが熱演です。
キーラというとtake1は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のエリザベスのイメージが強いですが、相変わらずの美貌で、アンナを美しく、悲しく演じています。
社交界の華と讃えられる美しいアンナ。
国家の官僚でジュード・ロウ演じる聖人君子の様な夫と可愛い子供に恵まれ、誰もが羨む何一つ不自由のない家庭暮らしだったのですが、偶然にも、若くて美しい青年将校ヴロンスキーと出会ってしまい、惹かれあった事から運命の歯車が狂い始めます。
運命の定めの様に恋に落ちた二人は、背徳と破滅、そしてその先に待つ地獄を知りながら愛し合います。
そんなアンナに待っていたのは・・・・????
キーラの段々追い詰められ、焦り、引きつっていく、ヒステリックな感情を一杯一杯抑えている迫真の演技はなかなか良かったです。
この作品のテーマは何なのだろう?と考えると、直球だと「不倫」(^_^;)
遠まわしに言うとそれぞれの「愛の形」。。。という事になるのかな?
それは、アンナとヴロンスキーだけじゃなく、リョーヴィンとキティの愛の形が描かれているのにも注目するとよく解ります。
まさに対極であり天国と地獄であり、創造と破滅です。
そう考えると、愛とは?それぞにおいて対極です。
この作品は、不倫を「肯定」した作品ではなく逆に「否定」した作品なんじゃないかと思います。
不倫と云う愛が「美しく」もありしかし、「醜く」もある対比描写された映画になっています。
人それぞれの捉え方で賛否が問われる作品ですが、一見の価値はある映画だと思います。
クラウド アトラス
http://wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas/index.html
19世紀から24世紀へと世紀を超えて、六つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。兄が性転換を経て姉弟となったラリー改めラナ、アンディ・ウォシャウスキー監督と、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァが共同でメガホンを取る。時代をまたいで存在する同じ魂を持つ複数の人物という難役に挑むのは、名優トム・ハンクスをはじめ、ハル・ベリーやスーザン・サランドンといった豪華キャストたち。過去や未来を映す迫力ある映像や、深いストーリーなど、ロマンあふれる世界観に圧倒される。
途轍もなく、壮大で、難解で、厄介で理解するのに少々時間が掛かる作品でした。
6種の時代、6人の主人公、そして6つのストーリーが同時進行で進んでいくという。。。かなり混乱を招くような構成になっていて、観はじめは、混乱しそうになりました。それから話が進むうちに、だんだん違和感もなくなり、理解でき始めいいテンポで物語が進行していきます。
でも、観る人によっては、この作品世界に自分の人生観が合わないと、観賞が苦痛にしかならないのかもしれません。
というのは、世界的には全く興行がフルっていなかったとの事。
それぞれの物語は、アクション、SF、コメディ、サスペンス、ファンタジー、・・・等、異なるジャンルが混ぜられて、纏まって一つの作品になっています。
これを作った監督は凄い。。。エンターテインメントとして成立しているのが、また凄い。
それぞれの時代の登場人物の設定から、背景まで全く違っていて、全く関係のない話が展開されているようなのだけれど、6つの時代のエピソードと、それぞれの相互関係を示すヒントや要素が至るところにちりばめられています。
ストーリーが、同時進行するので、話があちら、こちらとそれぞれの時
代に飛びますが、その都度その都度の演出が素晴らしく、感服です。
トム・ハンクスの演じる人物は、悪人から始まり、途中、善人、悪人と繰り返した末に、善と悪の心に苦しみ悩みながらも乗り越えて、最後は地球を救うまでに魂が成長して、最愛の人とも結ばれます。
同様に、ぺ・ドゥナとジム・スタージェスの二人も、最初の物語と未来世界の両方で出逢い、愛し合い、色んな困難を乗り越えて、運命は死んでも続いていく。そこに差別はなく、肉体は魂の器として描かれています。
それと反対に、ヒュー・グラント演じる魂は、時代進行と共に、加速度的に業を深めて、最後は人食い族にまでなってしまう。
輪廻転生を繰り返し、魂が精進する人もいれば、魂が精進せず、過ちを犯す人もいるということが解ります。
予告宣伝は、テーマである「輪廻転生」がクローズアップされていたので、
魂の繰り返しという視点で観ていましたが、監督は、輪廻転生、前世、来世を表現したというより、自分が現世でどういう方向で生きるか?ということを描いた作品なんじゃないか?と思います。
ペ・ドゥナが演じる、ソンミ451が
「人生は、ちょっとしたことで、昨日と変わりうる。誰と出会ったかで、自分は変わる」
と言っていました。
仏教でいう人と人の出会いの縁。縁のつながりがその人の人生となります。
また、ソンミの
「命は自分のものではない。子宮から墓場まで」
「人は他者とつながる。過去も、現在も」
「すべての罪が あらゆる善意が 未来をつくる」
という言葉から仏教要素がふんだんに取り入れられている作品だと感じました。
人が生きるということは、すべて因果関係の上に成り立っているので、それぞれの行動や種蒔が目に見えない小さなものだったとしても、自分の知らない数百年後に、重要な影響を与えているかもしれっません。
そう考えると、今まで出会ったすべての人や、これまで生きてきた人の縁によって、自分自身が存在していると考えてしまします。
一回観ただけじゃ理解できないかもしれませんが、観た後に温かみを感じる、とても気分がよくなる映画でした。
なので、上映時間3時間弱はそんなに苦にはならないし、しいて言えばこのテーマにこの上映時間はまだまだ短いんじゃないかな?(笑)
ジャンゴ 繋がれざる者
http://www.sonypictures.jp/movies/djangounchained/
『イングロリアス・バスターズ』などの異才クエンティン・タランティーノ監督が、前作からおよそ3年ぶりに放つ骨太のアクション大作。19世紀中期のアメリカ南部を舞台に、かつて奴隷だった男の妻奪回のし烈な闘いを描き出す。レオナルド・ディカプリオが本作で初めてとなる悪役に挑むほか、ジェイミー・フォックスやクリストフ・ヴァルツら個性と実力を兼ね備えた俳優たちが豪華共演。緊迫感あふれる人間模様と、驚きのストーリー展開に言葉をなくす。
はい、天才?異才?。。。ご存知、独特な作風でファンも多いクエンティン・タランティーノ監督のマカロニ・ウェスタン風←ふう(笑)の冒険活劇作品です。
相変わらずのタランティーノ描写が連続で、かなり得意な容赦の無い、でも何かコミカルなバイオレンスで描かれたぶっ飛んだアクション作品になっています。
タイトルのジャンゴは、マカロニ・ウエスタンの定番キャラの名称で、タランティーノは当時のレトロな雰囲気や映像、人物名や衣装デザインまで、ありとあらゆるところに真似というか?引用というか?いわゆるオマージュが散りばめられています。
過去かなりのタランティーノ作品を観ているファンには、ここ最近の数本とは似たようなつくりなので、意外性や新鮮味はほとんどないですが、でも、タランティーノ作品に未経験な人にとっては、新鮮味バッチシで、何も考えずに楽しめる娯楽作品なんじゃないかな?
それでも、残虐な描写とヤバイ、ブラックな台詞やギャグ、そして個性的なキャラとびっくりなキャスティングには毎回驚かせられ、タランティーノの世界に引き込まれていきます。
そして、出演者がこの監督の作品だと、何故かみんな違う意味でイキイキと輝いていて、他作品とは一味違った面を引き出されている感じがします。
特に、サミュエル・L・ジャクソンとレオナルド・ディカプリオの演技は最高。。。
テーマだとか?、奴隷制度やその時代の史実がどうだとか?という難しいことは一切考えず、ただただ物語の展開を頭を空っぽにして楽しむ映画でした。
現代人の疲れた脳にはピッタリの作品だと思います。
ゼロ・ダーク・サーティ
http://zdt.gaga.ne.jp/
911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。『ヘルプ ?心がつなぐストーリー?』などで注目のジェシカ・チャステインが、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像も見ものだ。
はい、完全な政治一色のプロパガンダ作品ですね。
CIAだけじゃなく?アメリカ合衆国が全面的に協力したんじゃないか?と思わせるであろう、ウサマ・ビン・ラディン殺害事件を映画化した作品です。
監督は「ハート・ロッカー」(2008)でアカデミー賞をとったキャサリン・ビグロー。
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=194
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=193
「ハート・ロッカー」もグレーな(笑)結構なプロパガンダ作品ではありますが、今回のこの作品はもう完全にブラックでしょう。
でも、そういう作品であってもそれを前提にこの政治的思想宣伝映画を見ました。そして、そういう思いと角度で見て観るとまた楽しめました。
映画の作品としては、見応え充分な出来でした。
このキャサリン・ビグローという監督が描く緊張感と緊迫感は凄いですね。
リアルチックを追求しているのか、ノンフィクション作品って言っても、ドキュメンタリー作品と言っても全くいいような出来栄えに驚かされます。
爆弾テロに巻き込まれるかもしれないという日々の緊張感の中、ビン・ラディンをアメリカ合衆国の巨大な敵を追いかける使命感、そしてクライマックスのリアルなナイトスコープアングルの襲撃シーン。
兎に角ドキドキでスペクタクルで圧巻の見応えでした。
ただし、リアルさを追求するシーンとは別にどうも?ハテナ?と思われるシーンも。。。。
特に拷問シーンは今のこの時代においてあまりにも生易しく幼稚な演出でした。
これは、大抵?あまりに真実を追いかけすぎても撮影禁止になってしまうリアルな部分も多いんじゃないかと想像は出来ます。
個人的には完成度を高める為にはリアルで残虐な拷問シーンにして欲しかったと思います。
まあ、作品自体がCIAのアメリカ人の都合のよいシーンばかりで、基本的にアメリカ側には悪人は出てこないです。
よって、都合の悪い部分は否応無しに削除されているか?曲げられて作られていると思います。
逆に考えると真実を曲げて隠した部分に、本当のリアルな成り立ち、正体が隠れています。
そこは、あえて触れてはいけないところなんでしょうね。
それでも、現在今年最大級の政治的な問題作品として必見作品です。
ダイ・ハード/ラスト・デイ
http://www.foxmovies.jp/diehard-lastday/
大事件に巻き込まれる不運でタフな刑事ジョン・マクレーンをブルース・ウィリスが演じる、大ヒット・シリーズの第5弾。モスクワで警察のお世話になってしまった息子ジャックを引き取りに向かったマクレーンが、ロシアの命運を左右する陰謀に巻き込まれていく姿を壮大に活写する。『マックス・ペイン』のジョン・ムーアが監督を務め、テレビドラマ「スパルタカス」で注目されたジェイ・コートニーがジャックを熱演。ジョンとジャック親子の掛け合いや連携バトルに加え、ヘリや装甲車も動員したド派手な見せ場にも注目したい。
酷評します。
最悪の作品です。。。これは酷い。
ダイハードシリーズが大好きな作品だった分だけ
可愛さ余って憎さ100倍
って感じです。
本当にビックリ
どこを切っても酷い最悪な金太郎飴状態。
タイトルこそ「ダイ・ハード」だけどまったく別の映画です。
ジョンマクレーンの人格がすっかり変わってしまってるし、カーチェイスや銃撃戦を激しくすることに終始して内容は皆無。なーんにも考えずにクルマをぶっ壊すただのアホ映画。。。。
1作目から3作目まで結構いい流れでシリーズ化してきたので、今迄が良すぎたっていうハンデはありますが。。。。
でも「ダイ・ハード」シリーズのルールというか?売りである綿密に練られた伏線やトリックなどが全く無く脚本が最悪。
前作に「ダイ・ハード4.0」からチョットおかしくなってきて今作で地に落ちました。
「ダイ・ハード」って名前を付けたらそれだけで観にくるだろうっていう製作者の商魂があまりにも残念ですし、まんまとtake1も含めた観客はこれにハマってしまいました。
このシリーズが、ジョンが大好きなのであえて言わせてもらうと
「ダイ・ハード」シリーズとして製作して、宣伝して興行してはいけない作品だと思います。
期待と結果の差がこれほど激しい作品も数少ないんじゃないかな?
見苦しいからもう作らないでといいたいです。
そういう意味ではラストでOK。。。。
残念ぇぇぇん。。。
脳男
http://www.no-otoko.com/
生まれつきの常識では考えられないほどの高い知能と、驚異的な肉体を兼ね備えるも、人間らしい感情はない謎めいた男・脳男をめぐるバイオレンス・ミステリー。第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の小説を原作に、『犯人に告ぐ』などの瀧本智行が監督を務め、『八日目の蝉』の成島出が脚本を担当。感情を持たない冷徹な男には、『僕等がいた』シリーズの生田斗真がふんし新境地を開拓。共演には松雪泰子と江口洋介、『ヒミズ』の二階堂ふみ、染谷将太ら多彩な顔ぶれがそろう。
個人的には凄く面白かった作品です。
ジャニーズのアイドルが主演。。。どうせ?女性ファンをターゲットにしたB級作品なんじゃないかと思いきや?
いやいや、生田斗真の演技、そして彼と対決するテロリストを演じる女の役者のクレイジーな演技もなかなか見応えありました。
はい、想像を裏切る大健闘な演技と言ってもいいでしょう。
若いのに意外性溢れる素晴らしい演技で、特にラストの生田斗真の橋での表情の変化は、背筋がゾッとするくらいの迫力がありました。
何か?今現在の不安定な世の中に対する不満が満ち溢れている時には、警察をあざ笑い翻弄する知能的な犯罪者がカリスマとして支持されることがあると思います。
警察の捜査の上をいく行動力と知能。。。。それは大衆世論のストレス解消としては気持ちいい定番です。
そんなイメージにピッタリな本作品。
善と悪をテーマにはてはいますが、何が本当に正義で各々の正義の違いは何なのか?という難しい哲学的な思想や考えには内容が物足りないものの、まあ、そのへんは日本人が作る邦画という事で目を瞑り(笑)
それでもキャラクターの魅力と演技だけで十分な面白さがあるので、結構お薦めです。
邦画でも
日本映画でも
これだけのサイコチックでユニークなキャラが作り出せる事
スクリーンに登場させる事が出来るんだという感動もありました。
まだまだ有難い事にかなり平和なわが国日本は、本場の現実社会が本物サイコパスまるけのアメリカには全然敵いませんが、それでも結構な出来栄えの作品です。
アウトロー
http://www.outlaw-movie.jp/
イギリスの作家リー・チャイルド原作のハードボイルド小説「ジャック・リーチャー・シリーズ」を映画化したアクション大作。街から街をさすらう元軍の秘密捜査官だった男が、たった一人で悪に鉄拳を食らわすさまを描き出す。『ミッション:インポッシブル』シリーズなどでおなじみのトム・クルーズが孤高の主人公を熱演し、『タイタンの逆襲』のロザムンド・パイクらが共演。世界一の無法者が仕掛ける一世一代の大勝負の行方に目がくぎ付け。
感想を書きたくないくらいに本当につまらない作品でした。
こんなつまらない作品は
SAFE/セイフ
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1115
プロメテウス
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1056
以来かもしれません。
トム・クルーズが主演で大作という触れ込みで、かなり期待したtake1がいました。
ところがどっこい、完全に期待を裏切り、どの角度から見ても駄言いようがない作としかどうしようもない作品でした。
どこが迫力のカーアクションなんやねん。。。。
CMにも騙された感がありますね。CMのようなアクションを期待して行くと痛い目を見ます。
トムの魅力を足しても見るに堪えない駄作。
アウトローって、どこが????
宣伝文句とは裏腹にアクション映画としての派手さは全くなく、サスペンス映画としてもストーリーが迷走気味。真相解明であっても動機やトリックが意外と薄っぺらくて安っぽいです。
ただの探偵映画か?もしくは女弁護士と組んで、推理ものか?と、訳が解らないうちに、ラストはケチなサバイバルゲーム?…そして殴り合い。
最初の方でいかにも深い陰謀がありそうな雰囲気や背後に大物がいる雰囲気を想像させられるような感じだったのでそれがいざ蓋を開けてみると残念この上ありません。
これ、もし?主役がトムじゃなかったらどんな作品だったのでしょう?
大コケ必至の映画だと思います。
たぶんこの映画はトム・クルーズじゃなかったら終わってる。
でも、絶対にシリーズにしなくていいと思います。
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/
世界的な文学賞ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を、『ブロークバック・マウンテン』などのアン・リー監督が映画化。動物園を経営する家族と航行中に嵐に遭い、どう猛なトラと一緒に救命ボートで大海原を漂流することになった16歳の少年のサバイバルを描く。主演は、オーディションで選ばれた無名のインド人少年スラージ・シャルマ、共演にはフランスの名優ジェラール・ドパルデューが名を連ねる。227日間という長い漂流の中で、主人公がどのように危機的状況を乗り越えたのかに注目。
あらゆる物が溢れ返っている飽食の現代にはこういう物資が限りなく制限されたサバイバル映画は日常から離れた興奮度が高い作品だと思います。
でも、この作品は今まで度々制作された
ロビンソン・クルーソー
キャスト・アウェイ
・・・等の無人島生活バージョンのサバイバル作品ではなく、猛獣と船で一緒という嬉しくない到底考えられない有り得ないパターンです(笑)
だから初めて見る突飛なシュチエーションに予想を裏切られた面白さも加味しています。
舞台は島ではなく全長数メートルのエンジンも無い救命ボート。。。。
有難い事に非常食と水は積まれてはいますが、そこに一匹の虎がいます。
まだまだ、人間と共存出来るペット的な動物ならいいのですが、こいつはヤバイでしょう。
こんなときtake1ならどうするのか?なんて自己には全く置きかえれないパターンです。さて、主人公パイは戦うのか、逃げ出すのか、どうするのか?
そんな戦況を暖房の効いた椅子に腰掛けて、安全な場所から見守りました(笑)
という、感想と同時に文句と驚嘆が入り混じった作品でした。
まずは、かなり反日の表現がありますね。
あえてここでは触れませんが、導入部とラストで日本を露骨に悪者っぽく描写しているシーンがありそれを不愉快に感じる観客もいたんじゃないかな?
そして、兎に角スタートから沈没漂流までが、長い長い。。。展開が非常に鈍く、退屈です。自身の物語を大人になったパイが語る回想ですが、幼少期のエピソードが必要ない位にも丹念に語られます。「パイ」という通称の由来や宗教観と恋愛・・・等盛り沢山。
そして、やっとこさ本編の漂流だと思いきやトラと一緒の話になるのは中盤から。
実は救命ボートには虎だけじゃなく、縞馬とハイエナと鼠も同乗。。。肝心の虎は姿が見えず、パイはまずはハイエナと格闘。
そして1日位経った後にボートを半分覆っていたシートからいきなりの登場(驚)
「今まで、何してたの???」
って頭で呟いたtake1です。
それにしてもパイは何故気がつかないの?
疑問が渦巻きながらも話はどんどん有り得ない方向へ。。。。
そして決定的なのがミーアキャットの大群が暮らす食肉浮島。。。。
でも、これには目を瞑り、サバイバルじゃなくファンタジー目線で見ると鯨に出会う壮大なシーンや食肉浮島は、世のものとは思えない幻想的な映像が美しく美でみせてくれます。
ここまでは、表向きの単に映像と物語だけを見たコメントです。
でも、ラストに用意された結末を見て、エンディングにんった瞬間ヤラレタと思いました。
これはtake1の個人的な想像と感想ですが、裏の意味があるんじゃないかと思います。
裏の意味は個人的な解釈があるので、あえて詳しくはコメントしまっせんが、監督のしてやったりのどや顔が見えます。
アン・リー監督が仕掛けたトリックは、頻繁に流れるこの作品のTVCMから種まきがあったんじゃないかな?
映画の予告から宣伝広告、そして本編上映からエンディング。
そして、あっ、と気づく驚嘆。
はい、ただの漂流物語だけではありませんでした。
予告編通りの作品では無かったです。衝撃的で絶句。
触りを言うと、本当に虎だったのか?
本当に、縞馬とハイエナ、鼠だったのか?
本当にミーアキャットの生息する食肉浮島だったのか?
これはパイの心と精神がそうしていたんじゃないか?
はい、ここまで。
これ以上は観て個人で感じて欲しいですね。
正直、鑑賞直後は、モヤモヤで何だかスッキリしない気分でもありましたが、
冷静に分析したらこう解釈した結果になりました。
できることは限られている中の逆境の中、見事な機転と粘りをみせてしぶとく生き残っていく心躍る冒険物語だけでは片付けられない奥行き深い作品でした。
ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝
http://dragongate-movie.jp/
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲』以来となるタッグを組んだジェット・リーとツイ・ハーク監督によるアクション。明の時代の中国を舞台に、とある宿に集まった者たちの壮絶なバトルを驚異の映像で映し出す。『画皮 あやかしの恋』のジョウ・シュンとチェン・クン、『海洋天堂』のグイ・ルンメイや『孫文の義士団』のリー・ユーチュンらが豪華共演。複雑に絡み合う人間関係と超絶アクションに絶句。
もう無茶苦茶な映画ですね。
有り得ないストーリー
有り得ない3D
有り得ないアクション
どれをとっても有り得ない映像です。
でもそれでも何か?腹が立たず、最後まで観賞した作品でした。
一昔前の香港映画では当たり前だったはずの作品の流れを汲んでいると思いました。なので、個人的には大変好みなのかもしれません。
肉体が限界で派手なアクションが出来ないジェット・リーの精一杯のアクションにCGと3Dとワイヤーアクションが合体してそれはそれは見たことのない映像に出会います。(笑)
というのは、3Dとワイヤ?アクションの相性が良くないのか結構なポイントで違和感を感じるシ?ンがチラホラ。。。
元々ワイヤ?アクション自体が普通に有り得ない動きなので、それを3Dにすることにより不自然に感じてしまいます。
でも全然許容範囲内ではありますが。。。
その不自然さよりも特撮リアルな映像は生身のアクションにCGを合成してハンパ無い有り得ない強さでの格闘シーンの連続は、息をつく間もないほどハラハラの連続で、もはや鳥山明の世界です(笑)
そして観客目掛けてありとあらゆる物が、剣も人も壊れた破片も全て飛んできます。
ストーリーはもう支離滅裂。
スタートは悪をこらしめる義賊チックな展開かと思ったら、いきなりみんなで宝探しが始まったり・・・
でも、突っ込みどころ満載なのですが、あまり気になりません。それがかつての香港映画ですから。。。
ツイ・ハークがこれでもかと押し込めた強引な展開と信じられない映像の数々。
香港映画復活の狼煙を上げる快心の一作です。
絶対映画館じゃないと詰まんないですよ。
LOOPER/ルーパー
http://looper.gaga.ne.jp/
タイムマシンで送られてきた人物を消すことを生業とするすご腕の殺し屋が、殺しのターゲットとして転送された未来の自分とのスリリングな追跡劇を繰り広げるSFアクション。『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットと『ダイ・ハード』『エクスペンダブルズ』シリーズのブルース・ウィリスが、それぞれ主人公の現在と30年後を演じる。監督は、『BRICK ブリック』でジョセフとタッグを組んだライアン・ジョンソン。画期的なアイデアと、過去の自分対未来の自分という究極のバトルが興味をそそる。
えてして、タイムマシン系時間移動モノ作品には大ヒット的な名作は少ないと思いながら、あまり期待せずに見たらこれが、何が何が?ストーリーにグイグイ引きこまれた面白い作品でした。
結末は、結果的に未来を変えることでエンディングを迎えますが、なかなか哲学的な要素が含まれていて考えさせられました。
過去の出来事と改変がその先の未来に影響を与えるタイムパラドックスを考えたときに変えてはいけない考えと、強行手段を使って変える考えが葛藤します。
それこそ、理論的な考えと情が絡んだ心情的な考え。。。。
どちらが正しいのかは分かりませんが、現代の諸問題に通じる構図が色々あるんじゃないかと思いました。
互いに、過去と未来の自分同士が対峙したときに、自己中心的で自己満足感をあらわにしているヤング・ジョー。。。それを指摘して諭すオールド・ジョー。。。。
生きた経験がそのまま人間の大きさになって二人の人間力を表してしますが、
ラストでヤング・ジョーが親子を守るために自らを犠牲にしたことで、二人の立場の逆転を感じました。
また、未来の世界がそんなにモロSFチックではなく、結構なところ要所要所にアナログチックなアイテムが混ぜ合わさってあり、凄く面白かったですね。
時を経ても変化しない価値観あるモノは貴金属なんだなって思ったところや、ハイテク技術のローテクマシンが登場したり、服装やファッションが全然違和感ないところが、返って引き込まれたところでもあります。
登場人物の混在と人間関係にそこそこ頭は使いますが、知的で見応えある近未来のSF作品でした。
追伸
娼婦のスージー役で出演していたのが「パイパー・ペラーボ」
J・ブラッカイマーが製作した青春サクセス・ストーリー作品
コヨーテ・アグリー
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162585/
から縁遠かったのですが、久々にスクリーンで会えてチョット嬉しかったです
96時間/リベンジ
http://www.foxmovies.jp/96hours/
『シンドラーのリスト』などのリーアム・ニーソンが、すご腕の元CIA工作員ブライアンを快演したヒット・アクション『96時間』の続編。前作で壊滅寸前にした犯罪組織にとらわれたブライアンが、自分と同様に命を狙われる元妻とまな娘を守ろうとする姿を活写していく。メガホンを取るのは、『トランスポーター3 アンリミテッド』のオリヴィエ・メガトン。前作に続きマギー・グレイス、ファムケ・ヤンセンが共演。リーアムの無敵オヤジぶりもさることながら、疾走感あふれる描写やクールなアクションにも期待。
大ヒットした前作『96時間』の続編です。
96時間 過去投稿:2009-09-06 23:34:4
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=74
凄く期待して、予告から興奮して、待ちに待っての観賞。。。。
いやはや、前作よりはかなりパワーダウンでした。。残念。。。
前作の大ヒットから、慢心があったのかどうかは?解りませんが?
もしかしたら?今回もヒットでしょうという過信と油断??があったのか、かなりの手抜きが感じられました。
前作では、こちらから悪の組織に向かっていき、容赦なく極悪人たちを殺しまくったやりたい放題の暴走パパブライアンでしたが、今回はその逆に追われて突き止められて復讐される側。。。。
悪者側も今一迫力に欠け、全然強そうではなくて、緊張感が伝わってこないです。
家族を盾にとって、ブライアンを捕まえたのに、閉じ込めて一人にさせてしまうので、その間、娘に連絡をしたり、いろいろやりたい放題。。。。
悪者が間抜けなので、安心して観れてしまい、痛快なのはいいけど緊迫感に欠けてます。
やっぱり敵は強くないといけないですね。
娘が手榴弾を投げまくって位置を確認したり
いつまでも死なない、殺されない元妻だったり・・・等
有り得ないシーンも手伝ってか、見事なB級作品に仕上がっています。
期待した分だけ見事に裏切られた、パート2作品の駄目な見本のような作品でした。
レ・ミゼラブル
http://www.lesmiserables-movie.jp/
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。
ミュージカル大好きなtake1。
でも、実は超有名な『レ・ミゼラブル』は縁が無く観賞はしていませんでした。
でも、唄もかなり有名ですし、ストーリーも内容も付け焼刃ですが、結構解っています。
で、観賞。。。。
はい、涙が出るシーンが多すぎて、ヤバイです。
素直に感動しました。
役者はみんな一流。歌唱力も抜群です。
今回は、予告のメイキングにもありましたが、事前にスタジオで歌った歌を口パクで合わせる従来のミュージカル映画と違い、実際に演技しながら、その臨場感と役柄の心情に合わせてそのまま台詞同様に歌い、そして後で音楽を合わせるというという作り方でした。
大抵?映画史に残る作品になるでしょう。
歌、情熱、愛、信念、魂・・・等はこんなにも力強くて圧倒的なのかと思いました。
前半は、アン・ハサウェイの体当たりの迫力ある演技に圧倒させました。
おしげもなくすっぴんを披露し、歯を抜かれ、髪を切られ、体を慰みモノにされ、いたぶられ、ボロボロになりながらファンティーヌの悲痛の叫びが現れる「夢やぶれて」。。。。
彼女の歌いあげる歌唱力に圧倒されました。
そして・・・
ジャン・バルジャンとジャベールの因縁
ジャン・バルジャンとコゼットの父娘の愛
コゼットとマリウスの出会い、恋、想い、愛
エポニーヌの叶わぬ恋
・・・・
長さを全く感じず、中身がたっぷりと詰まっており、最後のシーンは文句なしの大感動。
最後の民衆たちの叫びの歌、” Do You Hear The People Sing” は必見、必聞です。
感情が波のように高ぶり、力強さと呼応する自分の素直な心にも喜びを感じました。
エンドロールでは、余韻と頭に入ったシーンを思い出しながら涙が出てくるくらいに素敵な映画でした。
ミュージカル映画に抵抗が無い人は、是非見てほしいですね。