47RONIN
http://47ronin.jp/
世界的スター、キアヌ・リーヴスを主演に迎え、歌舞伎や映画、ドラマなどで不動の人気を誇る「忠臣蔵」を大胆にアレンジしたアクションファンタジー。非業の死を遂げた主君の敵を討つべく集まった47人の浪士と異端の混血のサムライが協力し、数々の試練を乗り越え決死の戦いに臨むさまを描く。監督は、CMなどを手掛けてきた新鋭カール・リンシュ。共演には国際的に活躍する真田広之、浅野忠信、菊地凛子のほか、本作でハリウッド作初出演の柴咲コウに加え、赤西仁も名を連ねる。
好き嫌いがはっきり分かれる作品なんじゃないでしょうか?
日本人が観る固定観念の時代劇ではありません。
日本人が好む忠臣蔵要素が外人感覚で作られています。
それを踏まえてどう感じるのか?どう観客の目に映るのか?
微妙ですね(^_^;)
take1個人としては、外人が作るサムライ作品はこんなもんだろうという感じ(^_^)v
ストーリーは及第点。
映像はやっぱりCG技術も凄く面白かったです。
でも、忠臣蔵を基準に観賞するとツッコミどころが満載(笑)
でも、外人からみて日本やサムライがどう見られているかすごく解ります(^_^;)
でも、これが日本の当たり前だと思われるのが心配ですね(^_^;)
スクリーンに登場する奇妙な侍時代の日本に苦笑い。。。
はい、結構ぶっ飛んだ映像がワンサカ(笑)
オープニングの鷹狩りでは、いきなり巨大モンスターが出現(@_@;)
そこから、日本人には違和感のある映像が次々と登場(^_^;)
刀にしても、庭にしても、お城にしても、着物にしても凄い感じで作られています。
でも、ハウリウッドバージョンであろうとも、やっぱ討ち入りのシーンは興奮しました。
いや、かなり良かったと思います。(^_^)v
真田広之演じる大石内蔵助が大変よかったです。
精一杯威厳ある日本の侍を演じた姿には感動しました(#^.^#)
ここまでで、肝心のキアヌの事が出てきませんが、主人公なんですが、あまりキアヌが目立ってなかったような気がします。(^_^;)
それぐらい、今回は真田広之が光っていたし、その他大勢有名どころの日本人俳優が多用されていてそこが嬉しかったとこでもありますね(^_^)v
でも、個人的に思うのですが、ハリウッドが日本のサムライをリスペクトしている点が見えるのはには好感が持てます。
永遠の0
http://www.eienno-zero.jp/index.html
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『ALWAYS』シリーズなどの監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と呼ばれたパイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。主人公の特攻隊員役に、『天地明察』『図書館戦争』などの岡田准一。現代に生きる孫に三浦春馬がふんするほか、井上真央や夏八木勲など若手からベテランまで多彩な俳優が共演する。生と死を描く奥深い物語はもちろん、サザンオールスターズによる心にしみる主題歌にも注目。
素直に感動しました。
愚直に涙しました。
70年程前、日本は戦争をしていました。
そこで命を散らした人の無念や苦痛や決意は、当たり前の平和を生きている自分たちには想像を絶する事ですが、それでもこの先ずっと平和や生命の尊さを次代へと語り継いでいかなくてはならないと思いました。
この作品は、日本人が昔の現実を忘れてしまったものを呼び起こしてくれる映画です。
take1の祖父も戦争体験者でした。
満州にいっていたとは聞かされていましたが、それ以上は何も聞いた事がありませんでした。
この作品を観て思ったのは、健太郎が祖父の事を知り泣き崩れるシーンから祖父にもっと色々聞いておけばよかったと思った事です。
上映時間も144分という長丁場ですがあっという間に終わりました。
面白い作品は引き込まれると時間直ぐ過ぎますね(#^.^#)
この作品は現代と戦争時代のそれぞれを生きた人の心の触れ合いと思いを描いたヒューマン戦争作品だと思いますが、その中でも戦闘シーンを観て、ゼロ戦からの観たパイロットの目線の映像が美しいと感じました。
死を覚悟した人間からの景色はこんな風に映るんだという思いがしました。
戦争については、それぞれの思い、いろんな考え方がありますが
個人的には祖父をはじめ、国家の為に戦った、日本を守ってくれた先人達を誇りに思います。
日本人なら一度は観て欲しい作品です。
かぐや姫の物語
http://kaguyahime-monogatari.jp/
数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメ。日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫はどうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の心情と謎めいた運命の物語を水彩画のようなタッチで描く。声優陣には、ヒロインかぐや姫にテレビドラマ「とめはねっ! 鈴里高校書道部」などの朝倉あき、その幼なじみを高良健吾が務めるほか、地井武男、宮本信子など多彩な面々がそろう。
直近のジブリ作品
風立ちぬ 投稿日時:2013-09-06
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1404
があまりtake1の中では芳しく無かったので、ためらっていましたが、まずは観賞。。。。
日本人なら誰もが知っているであろうかぐや姫。
日本最古の物語といわれる「竹取物語」を現代版にリニューアルした作品です。
物語の概略はそりゃ誰もが1分程で言えるんじゃないのかな?
その物語を137分という上映時間でどう?表現しているのか?興味もありました。
まず、映像がシンプルでいて、凄く美しく、素敵(#^.^#)柔らかいタッチと雰囲気は水彩画のよう。色遣いも、優しく淡い。
人物表現も温かい感じで可愛く、観ていて思わずニッコリとしてしまいます。(#^.^#)
何というか?アニメの人工的な冷たさが全く無く、体温を感じるようで、物語と映像の雰囲気がとても合っていました。
この映画はそれぞれの対比をうまく表現しています。
・田舎と都
・愛と欲望
・天上と地上
姫が田舎の仲間たちと野山を駆け回る姿は生き生きとしていて笑顔で躍動感があり、一転、都の都会暮らしから、自然児の笑顔が消え、だんだんと自分らしさを失い、笑顔が消え気力を失くしていく姿は、悲しく哀れ。。。。(>_<)
翁は、当初は姫を授かった事がただただ有難く、素直で純粋な喜びだけでしたが?金を手に入れた事から欲が出てきてしまいました。
勿論、翁の気持ちはかぐや姫を思っての事なのでしょうが、姫の実際の気持ちを聞くことなく、強引に高貴な姫にしなければという、自分の思いを押し付けます。
翁の自分勝手な自己中的なかぐや姫への思いは、現代においても親が子供に対する愛情のあり方に置き換えられますね。(^_^;)
そして、汚れの無い天上(月)と汚れた醜い地上。。。
月からのお迎えが来たときの天上の人々は、直感的に極楽浄土の人々をイメージしてしまいました。
中心的な人物は阿弥陀様っぽい?(^_^;)
その瞬間に昔から普遍的語り継がれている日本最古の物語には仏教的な思想が根本にあり(take1の家が仏教という事もありますが・・・)、エンディングには涙腺が緩み、結末にも納得いきました。
仏教用語でいう
・愛別離苦(あいべつりく)
・求不得苦(ぐふとくく)
・輪廻転生(りんねてんしょう)
が組み込まれているんじゃにかと思います。
はい、日本最古の物語、「竹取物語」がこんなに奥深い内容のだったとは改めて知りました。
心に響いたのは物語と映像だけでなく、実は歌と音楽にもやられましたm(__)m
子供が歌う唄、かぐや姫が歌う唄は、歌詞も音楽もなぜか?心に響きまくり。。。(涙)
take1の琴線に響き魂が共鳴するというのか?DNAに触れているというのか?
何とも言えない心地よさに涙腺が緩みました。
この年齢になり涙もろくなっているのもありますが、アニメで泣いたのは久々です(>_<)
本当に魂を心をゆさぶられました。
・本当に大切なものとは何か?
・本当の幸せとは何か?
そんな監督のメッセージが伝わってきます。
大切な思いが沢山詰まった素晴らしいアニメーション作品です。
お薦め作品です。
REDリターンズ
http://www.disney-studio.jp/movies/red/
引退した元スパイたちの活躍を描いた、人気アクション『RED/レッド』の続編。至って静かに日々を過ごしていた元CIAの敏腕エージェントが、仲間らと行方不明の小型爆弾を追いながら事件の裏に潜む巨悪に挑む。ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンら名優たちが前作に続いて登場。さらにアンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、イ・ビョンホンという豪華な面々が共演。老いてますます盛んを地で行くようなノリや見せ場を堪能できる。
面白いけど展開は滅茶苦茶(#^.^#)
でも豪華ロートル出演者をスクリーンで観ているだけでもいいでしょう(^_^)v
そこにアクションが加わっているから満足な作品ではあります。
でも、でも、でも。。。。
やっぱ前作の方が個人的には面白かったですね(^_^;)
同じ出演者なのですが、監督が代わったのが原因なのか?テンポというか?色調というか?テイストが微妙にズレていた感じがします(^_^;)
前作と比べると、今作品はキャラのおバカぶりやギャグが増した感じで、一流俳優を使ってはいますがB級チックな味付けに仕上がっていますね(^_^;)
B級アクションが大好きな観客は前作以上の満足かもしれませんが、個人的にはチョット。。。(^_^;)
この先、3匹目のどじょうがあるのか?どうか?解りませんが、同じキャストで
痛快なアクション作品にしてまたスクリーンに登場して欲しいですね(#^.^#)
悪の法則
http://www.foxmovies.jp/akuno-housoku/
マイケル・ファスベンダーにブラッド・ピット、ペネロペ・クルスにキャメロン・ディアスにハビエル・バルデムという豪華スターが共演した心理サスペンス。欲望に駆られて裏社会のビジネスに手を出した弁護士とその仲間たちが、危険なわなにハマり否応なく堕(お)ちて行く姿を描き出す。メガホンを取るのは『ブラックホーク・ダウン』などの巨匠リドリー・スコット。セレブリティーたちを破滅へと追い込む謎の黒幕の存在はもとより、予想だにしないラストに驚がくする。
予告で勝手な思い込みをして、期待して観ると後悔する作品です。(@_@;)
予告で登場する豪華キャスト。そして怪しくテンポがいいセンスある流れの語り口(^_^;)
これに騙されてみるととんでもない事になるかも(@_@;)
この作品、ホラー映画ではありませんが、兎に角怖いです。(*_*)
ハリウッドスター達が、容赦なく追い詰められていく模様は斬新(*_*)
この作品で登場するメキシコの麻薬組織の奴らは、もう常識なんて通用しない(>_<)
ヤバいし、怖いし、人間の道徳心なんて何処へいったのやら(@_@;)
イケメン主人公のピンチに対する廻りのアドバイスがまたまた聞いていて信じられない言葉ばかり(>_<)
「もう逃げ場はない。あとは受け入れるだけだ」
こんな助言はないでしょう(@_@;)
絶望感以外何者でもありません。。。。
映像にしても、バイクから首が飛ぶシーンやフェラーリのフロント硝子での行為やらもう何が何だか?
法則って?一体何なの?って感じです。(>_<)
上映時間中、ずっと主人公が追い詰められていくに沿って、take1の精神もヤバくなっていく感じです。
恐怖が増幅し、確実に訪れるであろう死という結末を受け入れる恐怖は想像を絶します。(@_@;)
最後まで観るには、精神力と怖さの克服が必要かも(^_^;)
オーバードライブ
http://overdrive-eiga.com/
実際にあった潜入捜査を題材にしたサスペンス。濡れ衣によって投獄された息子の解放と引き換えに、麻薬組織への潜入捜査をする男の姿を息詰まるタッチで活写する。『G.I.ジョー バック2リベンジ』などのドウェイン・ジョンソンが主人公にふんし、等身大の父親像を巧みに体現。『デッドマン・ウォーキング』などのスーザン・サランドン、『ローン・レンジャー』などのバリー・ペッパーら、実力派が脇を固めている。壮絶なカースタントやガンファイトはもとより、家族の絆を見つめたドラマ部分にも注目。
ドウェイン・ジョンソン主演 = 派手なドンパチアクション。。。って期待して観ると失敗する作品です。
まあ、チラシも派手でそんなイメージにはなっていますが(^_^;)
でも、この作品は実話が元で作ってあるので想像はつきますが。。。(^_^;)
という事で、当然アクションは控えめ(^_^;)
ドウェイン・ジョンソンも今までの肉体派アクションのイメージを一新して今作品は演技派で勝負していますし、人間関係が入り乱れたサスペンス作品に仕上がっています。
脚本も結構拘った感じで、展開も面白く決して派手ではありませんんが、渋い作品です。
でも、実話を元に作られた作品としても、一般人をおとり捜査にに使うなんて、
アメリカはつくづく怖い国なんだなって思いました。(@_@;)
しかも、一般人が潜入捜査をして麻薬組織を潰した事自体がなんか?映画チックなんですが。。。(^_^;)
これが、本当に真実ならば、ある意味日本人には非現実的なんじゃないかな?(笑)
人命よりも組織壊滅が優先って怖いですよ(@_@;)
しかし、観ていて、ドウェインと同じ気持ち、同じ目線になって麻薬組織の裏社会へ入り込めるリアリティ的な魅力もあり、検事の名誉や欲望、家族の苦しみと葛藤、そして親子愛‥等、いろんな要素が一杯詰まった作品だと思います。
中島みゆき『夜会VOL.17 2/2』劇場版
http://www.yakai-movie.jp/
歌手の中島みゆきが「言葉の実験劇場」として1989年より始まったステージ「夜会」の中でも、特に評価の高い「2/2(にぶんのに)」を映像化。幸せになろうとするたびに何かに邪魔されてしまう女性が、偶然ベトナムから帰国できなくなり、自らの過去や見えない何かの正体を知っていく。コンサートでも演劇でもミュージカルでもないという独創的なパフォーマンスと、中島ならではの力強くも繊細な表現に圧倒される。
take1の大好きなアーティストでシンガー・ソングライターの中島みゆきさんが不定期で開催する人気舞台「夜会」が
映画館で期間限定で上映され、何とか時間を作って観に行ってきました(#^.^#)
夜会とは?・・・一言でいうと、
コンサートでもない
演劇でもない
ミュージカルでもない
「言葉の実験劇場」音楽舞台表現
という説明になります。
熱狂的な中島みゆきファンは、
「夜会を観ずして、中島みゆきを語るべからず」
というそうです。
絶対に舞台でしか観れなかった「夜会」の劇場公開は初で、人気の高い演目「2/2」(2011年公演)が上映されました。
はい、圧倒的な表現力と言葉の迫力、歌の力強さ。。。最高な舞台映像でした。
観て思ったのは、やっぱり生で観たいと。。。(#^.^#)
マラヴィータ
http://www.malavita.jp/
ロバート・デ・ニーロ演じる元大物マフィア一家と現役マフィアとの対立を、製作総指揮マーティン・スコセッシ、監督リュック・ベッソンで描くクライムコメディー。FBIの証人保護プログラムのもとで偽名を使い、世界を転々とする元大物マフィアファミリーがマフィアの雇った殺し屋グループとの壮絶な戦いを繰り広げる。主人公の妻役にミシェル・ファイファー、一家を監視するFBI捜査官役でトミー・リー・ジョーンズが共演。一家が見せる豪快で息の合ったアクションはもちろん、スコセッシとデ・ニーロが組んだ『グッドフェローズ』をほうふつさせるシーンなども見どころだ。
リュック・ベッソン作品という事で、否が応でも期待値はあがってしまうので、あかんですね(^_^;)
うん、期待値を差し引いてもあまり面白い作品とは言えないです。
はい、豪華キャストと製作陣に惹かれて観たものの、個人的には残念な作品でした。
前半から中盤にかけて間延びし過ぎで、あんまりお金がかかっていない印象です。(笑)
コメディなのか?それともシリアスなのか?はっきりせず、中途半端。(^_^;)
そして、あまりにもリアリティーが無さすぎ。
無関係な人が簡単に死に過ぎ、主役の家族もいきなりの暴力的(@_@;)
追ってきた殺し屋は軍隊並に武器を持ってるし?(笑)
ラストの殺戮シーンはそれなりに迫力ありましたが、それまでに引っ張りすぎで、退屈極まりないです。
我慢してラストまでいたからまだまだよかったですが、途中退席の人もチラホラ(^_^;)
なんかかなり残念なベッソン作品でした(^_^;)
清須会議
http://www.kiyosukaigi.com/index.html
数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。役所広司演じる勝家と大泉洋ふんする秀吉の主導権争いを軸に、それぞれに思惑を秘めた登場人物たちが駆け引きを繰り広げていく。そのほか佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいする。
先日紹介した時代劇映画「蠢動 -しゅんどう」とは
蠢動 -しゅんどう- 投稿日時:2013-11-21
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1476
同じ時代劇でも全くテイストが違いますが、面白さでいえばこの作品も最高な時代喜劇です(#^.^#)
でも、三谷作品は本当に個性が光ってます。
時代劇なのに、戦国時代なのに合戦シーンや殺陣シーンは一切なし(@_@;)
シリアスな緊張はまるでなく、歴史上有名な戦国武将たちがお笑いコントの掛け合いを繰り広げます(笑)
実際、歴史の上でも有名な時代の決断といっていい清洲会議ですが、会議だけで映画を作ってしまう三谷監督が凄いです。
しかも本人自身悩みながらじゃなく、楽しんで作っている様子。。。。
軽く、軽快なコメディーでぐいぐい観客を引き込んでいきます。
しかも、登場するお馴染みの超有名武将たちは日本人はある程度、どんな性格か?どんな個性か?把握している前提で、どの役者にどの武将をやってもらい、どんな話術とセリフで絡ませるかを考えているところが凄いです。
Wキャストの主人公2人。
役所広司演じる柴田勝家と大泉洋演じる羽柴秀吉、どちらもいい味出してます(#^.^#)
勇猛果敢で真っ直ぐな性格で、駆け引き下手な勝家。
相手の懐に入り込み、いつの間にか支配されている、後の天下人ならではの
人身掌握術に長けた秀吉。
互いの個性のぶつかり合いとそこに絡む取り巻きがミックスされて本当にいい作品に仕上がってます。
この作品は、この時代と武将についての予備知識はある程度必要ですが、この時代に思い入れが強い人ほど楽しめる最高な三谷作品です。
2ガンズ
http://www.2guns-movie.jp/
『トレーニング デイ』などのデンゼル・ワシントンに『テッド』などのマーク・ウォールバーグと、実力派スターが豪華共演したアクション。マフィアに潜入捜査して彼らの金を強奪したことから、思いも寄らぬ戦いに身を投じる麻薬取締官と海軍情報部将校の姿を描く。メガホンを取るのは、『ザ・ディープ』『ハード・ラッシュ』のアイスランド出身の新鋭バルタザール・コルマウクル。主人公コンビのクールかつユーモラスな掛け合いもさることながら、ド派手を極めた見せ場や予測不可能な展開にも魅了される。
よく言えば、痛快
辛く言えば、モヤモヤ
そんな感想の作品でした(^_^;)
はい、爆破シーンやクラッシュシーンは大迫力だったし、銃撃戦や銃声音も素晴らしい(#^.^#)
個人的には、ロシアンルーレットのシーンは緊迫感が伝わってきて凄くスリリングです(#^.^#)
でも、組織の関係性を理解するのにどうもゴチャゴチャ感がありました(^_^;)
主人公二人 VS メキシコ麻薬密売組織 VS 海軍 VS CIA)
二人が互いの素性がわかってからのいがみ合い、やりあいから組織に狙われるところから、段々と信頼しあいデンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの関係性も良く、互いに譲らずの展開がコミカルで可笑しかったです
でも、ラストはこのまま二人が生かされて終わるのがどうも納得がいかないような?(笑)
沢山人が死んでる割にはお気楽すぎるラストで、観賞後妙にモヤモヤが残りました。
まあ、デンゼルと最近めきめき登場のマーク・ウォールバーグの二大俳優目的での作品ということで無難に楽しめました(^_^)v
蠢動 -しゅんどう-
http://www.shundou.jp/
1970年代に自主映画制作グループで作品に携わってきた三上康雄監督が、1982年に自身で手掛けた16ミリ作品『蠢動』をセルフリメイクした時代劇。山陰の小藩を舞台に、それぞれが胸に秘めた正義を全うしようとする武士の姿を描き出す。平岳大、若林豪、目黒祐樹、中原丈雄ら邦画界を代表する実力派俳優たちが豪華共演。対立を余儀なくされる登場人物たちの葛藤はもとより、スタントも早回しもなしの殺陣に夢中になる。
凄い作品を観させて頂きました。(@_@;)
作り手の熱い情熱がこちらにヒシヒシと伝わってくる作品です。
CG全盛の現在の映画界。。。邦画といえども当たり前に使われています。
そんな中、時代に逆行したかのような映画です。
勿論、時代劇というシュチエーションもありますが?
まさにその時代、その雰囲気が出ています。
上映時間中、クライマックスの殺陣以外は、すべて音楽はありません。
そして、色彩をかなり落とした独特の映像美もこれまたグッド。
物語前半は「静」の緊迫感が随所に。
藩を守る為に犠牲になる苦渋の決断と葛藤が伝わってきます。
そして物語後半は「動」の躍動感がタップリと。
雪の上での切り合いは、息遣い、疲労感、全てにおいてリアルです。
決して美しい訳ではない、見栄なんか度外視した演出がtake1の目には新鮮でした(#^.^#)
久々に、本物の本格正統時代劇作品を堪能したといっていいでしょう(^_^)v
人類資金
http://www.jinrui-shikin.jp/
『亡国のイージス』『大鹿村騒動記』などの阪本順治が監督を務め、原作の福井晴敏と共に脚本も担当したサスペンス。いまだ、その存在が議論されている旧日本軍の秘密資金、M資金をめぐる陰謀と戦いに巻き込まれていく男の姿を活写する。佐藤浩市、香取慎吾、森山未來をはじめユ・ジテやヴィンセント・ギャロら、海外からのキャスト陣を含む豪華な顔ぶれが結集。彼らが見せる演技合戦はもちろん、壮大で緻密な展開のストーリーも見もの。
残念極まりない作品でした。(>_<)
豪華なキャスト
スケールが大きいテーマ
海外ロケによる映像
アクションシーン
それぞれを単品で観ると、とこ何処光る部分はありますが、全体的に繋げると
解りにくく、詰めが甘く、最後はなんなの?って感じで終わっています(>_<)
さんざん謎めかして、引っ張って、見せた資金の使い道が、期待値から大きく外れて肩すかしをくらいました。(^_^;)
個人的には大好きなテーマだっただけに、矛盾満載でチープな内容に仕上がっているのがとても残念(@_@;)
そう考えると、予告の作り方、見せかたは凄いよね(^_^;)
グランド・イリュージョン
http://www.grandillusion.jp/
『トランスポーター』シリーズなどのフランスの鬼才ルイ・ルテリエが監督を務め、希代のプロマジシャン、デヴィッド・カッパーフィールドが協力した娯楽作。マジックを駆使して瞬く間に大金を強奪する4人のマジシャンと、彼らを追い掛ける捜査官たちのチェイスを描く。グループのリーダーを『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグが演じ、FBI捜査官を『キッズ・オールライト』のマーク・ラファロが演じている。華麗な映像トリックや、予測不能の物語に魅了される。
個人的には超お薦め作品です。(*^。^*)
実は、現在take1のマイブームがマジック。。。(^_^;)
何か?旬な映画です。
マジックに嵌っているのでより一層肩入れして観賞した感じもしますが、最後まで騙されっ放しで心地よい爽快感溢れる作品でした(^_^)v
きっと、プロマジシャンやマジックに詳しい人が真剣にこの作品を観たら、現実的な観点から有り得ない展開とマジックに不機嫌になるかもしれませんが、個人的には広い広い心で楽しんでもらいたい作品です。
メインキャラのリーダー役が
ソーシャル・ネットワーク(2010)
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=525
でマーク・ザッカーバーグ役を演じたジェシー・アイゼンバーグ。
オタクっぽい役のイメージがありますが、今回は女の子にモテるカッコいいスマートなマジシャンです。
でも、相変わらずな早口なのは彼の特徴ですね(笑)
ストーリーは、世間一般の全てが見守る中、簡単に銀行からお金を盗み出してしまうマジシャンチームと警察&マジックの種明かしをする男のバトルが痛快に描かれています。
もうマジシャン達が警察をけむに巻き、翻弄し、警察が後手後手にまわるのが痛快で最高(^_^)v
そして、映像美とマッチしたイリュージョンの美しさが素晴らしい
もう、オープニングでマジシャン4人がそれぞれ紹介されるシーンから引き込まれます。
モーガン・フリーマン演じる種明かしの男が次々に見破っていくのですが、その説明過程がまたまたtake1には面白い(#^.^#)
全体にテンポの速く、次々に心地よいリズムで場面展開していくのは飽きが無く、ワクワクが止まりません。
そりゃ、プロのマジシャンからしたら、有り得ないトリックもワンサカで、リアリティーに欠けるかもしれませんが、そこは目を瞑って、少年の心でワクワク観て欲しいですね(^_^;)
そして父になる
http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/
『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。順調で幸せな人生を送ってきたものの、運命的な出来事をきっかけに苦悩し成長する主人公を、大河ドラマ「龍馬伝」や『ガリレオ』シリーズの福山雅治が演じる。共演は、尾野真千子や真木よう子をはじめ、リリー・フランキー、樹木希林、夏八木勲ら個性派が集結。予期しない巡り合わせに家族が何を思い、選択するのか注目。
公開前から話題沸騰。。。予告もバンバン、宣伝もわんさか。
そして、公開後も賛否両論の中、ジワジワまだまだ公開中です。
そして、この作品ににはスティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスによるハリウッドリメイクが発表されています。
この作品のメインは、6年間育てた息子を交換できるのか?というこの一点につきます。そこに、家族のさまざまな葛藤が織り交ぜられて描かれています。
現代のイクメンと呼ばれる男性達に共感を得られる題材だし、子育て世代のご夫婦や、30歳半ば以降の世間一般的に(^_^;)適齢期と呼ばれる年齢以降の男女、カップルに観てもらいたい真面目な作品だと思います。
ただし、物凄くデリケートな題材だけに、考え方はそれぞれで、感じ方もそれぞれだと思います。
個人的にtake1の感想としては、ラストが非常に残念(>_<)
これで終わりなの?
なんかかんか?監督のケジメをつける結果を期待していましたが、「この先は皆様が個人個人お考えください」的な中途半端な終わり方でした(@_@;)
両夫婦のそれぞれの描き方は上手いと思いました。
やっぱ世間的に大人気の福山雅治は一流企業のエリート社員として恰好よく描かれ、家庭も高級マンションに住んで豪華なイメージです。
かたや相手方の夫婦はというと
福山とは相反してド底辺夫婦のイメージでまたその描かれ方や仕草や演技が上手い(#^.^#)
特に相手方の母役の真木よう子の乱暴な言葉づかいがいと子供に対する豪快かつ優しく愛情たっぷりな関わり方が最高です。
この全く正反対な生活スタイルの家庭が案外子供たちにとっては、居心地よかったり、いい親だったりするイメージが映像から読み取れ、頭のいいエリート福山君がそれを徐々に感じ取り、焦りだす姿がハラハラもします(^_^;)
果たして、誰の子を誰が育てるのか?
6年間の愛情を優先して「これからも継続するのか?
本当の血の繋がりを優先するのか?
そしてその先にみんなの幸せにつながるのか?
交換か、そのまま続行か、それともそれ以外の別の道があるのか・・・・?
皆さんなならどうします?
という問いかけを感じながら最後まで進んでいきます。
この映画のメインは父親主導の考えと感情。。。勿論、題名が「そして父になる」なので当然といえばそうなのですが、子どもの気持ちや母親の気持ちが丸ごと無視されて描かれています。
性別、年齢、立場が違えば、それぞれ考え方やとらえ方も違うのでそこから評価は大きく分かれますが、個人的にはラストが非常に残念でした(>_<)
そして、この作品のハリウッド版に興味深々。
スピルバーグの日本人の感性や考え方と違う描き方に大いに期待したいと思います。
ダイアナ
http://diana.gaga.ne.jp/
『インポッシブル』などの演技派女優ナオミ・ワッツが主演を務め、1997年に交通事故死した元イギリス皇太子妃ダイアナに迫る感動作。20歳で英国王室に嫁いだ若く魅力的な女性が出産や離婚を経験し、しなやかに変貌と自立を遂げる姿を描き出す。メガホンを取るのは、『ヒトラー ?最期の12日間?』『インベージョン』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。一人の女性として精いっぱい生き、36歳の若さで逝ったダイアナ妃の愛と苦悩と戦いの日々に心打たれる。
過去に観た世界的に有名な女性指導者の伝記や半生を描いていた作品とはテイストがかなり違います。
The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1014
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=904
これは、ダイアナ元妃の伝記映画ではないです。
ダイアナが残してきた功績や死にまつわる謎を詳しく描いた作品ではなく、女性として自立するところから死の直前までの2年間位の愛と苦悩と戦いの日々を、かなり赤裸々に描いています。
個人的には、スーチーやサッチャー系のイメージの物語を想像していたので肩透かしでしたが、スクリーンには一人の女性としての人間ダイアナがいました。
最初はあんまり似ていないと思ったナオミ・ワッツのダイアナでしたが、段々ダイアナに同化して引き込まれました。
表情やしぐさ、そして苦痛の日々、葛藤、その隙間に訪れるつかの間の幸せ・・・行動力抜群で奔放に生きるダイアナを熱演しています。
でも、彼女には、ダイアナを演じる事は相当な重圧だったんじゃないかな?って想像してしまいます。
ストーリー的には、ダイアナではなければ、我儘なお金持ちのバツイチ女性が自由な恋愛を求めて、寂しさを紛らわす為に男に走ったというだけの話なんですが、この主人公はあのかの有名なプリンセス・ダイアナです(@_@;)
あの事故の寸前まで実は彼女は・・・(こんな風だった)という真実を描いた
恋愛映画に仕上がっています。
この映画を世に出すことによって、亡くなる前の彼女の真実の姿を世界に
知らせるべき価値がある作品ですね。
ダイアナをよく知らない方にはつまらない作品ですが、ダイアナのことにある程度知識を持っていたり、彼女に興味を持っている人なら楽しめる作品だと思います。
謝罪の王様
http://www.king-of-gomennasai.com/
『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』に続いて、水田伸生、宮藤官九郎、阿部サダヲの監督・脚本・主演トリオが放つ異色のコメディー。あらゆる相手、いかなる状況であろうとも依頼者の代わりに謝って事態を収束する謝罪師が巻き起こす騒動の数々を描く。井上真央、竹野内豊、尾野真千子、松雪泰子など、豪華な面々が集結してクセのあるキャラクターを快演。全編を貫くにぎやかなタッチもさることながら、社会風刺の利いたブラックな笑いも楽しめる。
NHKドラマ「あまちゃん」の大ヒットで気をよくしている?クドカンの最新作です(#^.^#)
そして、主演は現在絶好調の阿部サダヲ(#^.^#)
設定は凄く面白いと思いました。
主人公の鮮やかな謝罪テクニックが阿部サダヲの演技とキャラクターにぴったりで、見ていて笑いをそそります。(#^.^#)
でも、全体的にオムニバスチックに製作してあるようですが、実は繋がっていてしかも配分のバランスが凄く悪いです(>_<)
ノッテくると時間を気にせずどんどんん寄り道をしていく感じで、ゴールを見据えず行き当たりばったりな仕上がりなんじゃないかな?
悪く言うとダラダラ(^_^;)
時間軸を行き来する構成のいじり方は観ていて面白いのですが、目新しい発見はあまりなし(@_@;)
最後の国家間謝罪エピソードは引っ張りすぎで最後もイマイチしまりがない。
少々辛口になってしまいましたが、これからのクドカンの傑作誕生に期待したいです(^_^)v
ラスト・シャンハイ
『男たちの挽歌』シリーズなどのチョウ・ユンファ、『イップ・マン 葉問』などのホァン・シャオミンがダブル主演を務めたクライムムービー。20世紀初頭の上海を舞台に、貧乏な家に生まれた青年がマフィアの大物へとのし上がっていく姿を壮大なスケールで活写する。香港映画界スターの一人であるサモ・ハン・キンポー、『エグザイル/絆』などのフランシス・ンら、実力派が脇を固める。迫力満点のアクションに加え、1930年代の上海を見事に再現した美術も必見。
「男たちの挽歌」シリーズの時から大好きなチョウ・ユンファが出ているんですもの(笑)
まずは、迷わず観賞。。。(^_^;)
20世紀の上海で暗黒の裏社会の頂点に上り詰める男の一代記を描いた作品です。
もう、最高でした。(*^_^*)
想像以上の作品で、期待以上に満足できました。(^_^)v
やっぱり銃を握ったチョウ・ユンファは文句なくカッコいい(^_^)v
香港マフィア映画特有の空気感がいいですね。
この緊張感あるムードとスペクタクルな、それでいて女性が絡んだラブロマンスがあり、でも絶対にお約束の男と男のがっちりとした絆あり、内容盛り沢山ので、そこにチョウ・ユンファがしっかり溶け込んでいて大満足です。
銃撃戦も迫力がある、殺人シーンもキレがありました。
ラストのシーン。。。ユンファの白いタキシードに銃(#^.^#)
兎に角、最高に男らしくカッコいいです。
文句なくユンファファンにはお薦めの一本です。
映画『ラスト・シャンハイ』予告編
パッション
http://www.passion-movie.jp/
キャリアや異性をめぐる女と女のいさかいを、『リダクテッド 真実の価値』などのブライアン・デ・パルマがエロチックに描くサスペンススリラー。フランスのアラン・コルノー監督作品を、『きみに読む物語』などのレイチェル・マクアダムスと『ミレニアム』シリーズなどのノオミ・ラパスを迎えてリメイク。狡猾(こうかつ)な上司をレイチェルが、彼女に手柄を取られ、リベンジを誓うアシスタントをノオミが演じる。デ・パルマ監督の大胆で個性的な演出で描かれる、女同士の危険なバトルから目が離せない。
はい、久々にサスペンス作品を満喫しました(*^_^*)
さすが、一時はヒッチコックの後継者と呼ばれただけの監督です。
ヒッチコックを思わせる演出と音と映像だったと思います。
そして、ダブル主演のレイチェル・マクアダムスとノオミ・ラパスは、とても魅力的でした。
見どころは
前半の伏線から後半の最後まで予想もつかない展開。
分割画面・スローモーション等のトリッキーな映像演出。
美しく、華麗でスリリングな音楽。
と、デ・パルマ監督らしい映像を堪能できます。
デ・パルマの作風は、彼の独自の個性的な世界観があり、take1も含めた熱狂的ながファンが多と思います。
この作品、DVDじゃなく絶対に映画館のスクリーンで体験してほしいですね。
サスペンス作品としてのカテゴリーなら今年の今現在take1のナンバーワン作品です。(^_^)v
久々素晴らしい映画でした。
エリジウム
http://www.elysium-movie.jp/
『第9地区』が第82回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、マット・デイモンを主演に迎えたSFアクション。22世紀、富裕層だけが居住を許されるスペースコロニー“エリジウム”を舞台に、虐げられた地球の住人の反撃をハードに描く。マットのほか、ジョディ・フォスターや『第9地区』『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のシャールト・コプリーが出演。ブロムカンプ監督の斬新なアイデアや演出に期待。
近い将来なるであろうというリアリティがあるか?ないか?といえば、ないであろう、しかし現代に落とし込んで考えさせられる作品である事は事実です。
見どころを語れといわれると、あんまり印象には残らない作品でした。
まあ、メインは
富裕層のスペースコロニー「エリジウム」そして、一家に一台あるであろう、あらゆる病気を治す医療ポッド(@_@;)
ストーリーも悪くはありません。
でも、エリジウムを守る最新のセキュリティーと防御が今一説得力に欠けます。
というのは、この作品で主人公に絡んで阻止するのは、スマートではない地球在住の荒くれ乱暴者の潜入エージェントとその部下2人の合計3人(@_@;)
もっと、圧倒的で戦闘能力も半端ないロボットやアンドロイドが出てきてもいいんじゃない?というか?出てこなけりゃ、エリジウム守れないでしょう?(笑)
SF作品とはいえ、アクションや近未来の乗り物や戦闘で魅せる作品ではないので、細かいディテールのなさにいちいち突っ込みをいれたくはなりました。
マット・デイモンが着ている戦闘スーツはみていて頭が痛くなります。
この作品を通して監督が表現したかったのは
富裕層のスペースコロニー「エリジウム」を観て一目瞭然。
富裕層と貧困層の格差社会。。。それにつながる医療格差問題
金持ちは最高の医療技術ですぐ治してもらえ、貧乏は、全く相手にされない。
まさに、現代のアメリカの格差社会の一面そのものです。
この問題に一石を投じ、この先のアメリカ社会を考えさせられる切っ掛けになる願いを込めニール・ブロムカンプのテイストで描いたSF社会問題作品だと言っていいでしょう。
ボーンシリーズでイメージがついたマット・デイモンのアクションやSFの期待を込めて観に行かない方がベターです(笑)
許されざる者
http://wwws.warnerbros.co.jp/yurusarezaru/index.html
クリント・イーストウッドが監督と主演を務め、アカデミー賞作品賞などに輝いた西部劇をリメイク。江戸幕府最強の刺客として恐れられた男が、やむを得ぬ事情から一度は捨てた刀を手にしたことから壮絶な戦いに身を投じていく姿を描く。メガホンを取るのは、『フラガール』『悪人』の李相日。ハリウッドでも活躍が目覚ましい渡辺謙をはじめ、、柄本明、佐藤浩市らキャストには実力派が結集。彼らの妙演に加え、開拓時代の西部から明治初期の北海道への舞台移行などの改変点にも注目。
イーストウッドが監督・主演を務めた名作『許されざる者』(1992年作品)
の同名リメイク作品です。
あの傑作西部劇がまさかの邦画でのリメイク????
オリジナルを超えることは絶対に無理だろうから一体?どんな作品に仕上がったのか興味深々で観賞。。。で、。。。。はい、もう最悪、リメイクの失敗作品だと思ってしまいました。
オリジナルを知っている観客からすると西部劇と時代劇の違和感に全くのコピーを当てる不自然さが目立ってスリルと迫力が全く感じられることなく、見応えがほとんどない作品だったと思います。
少なくともtake1はそう感じました。
はい、今作の「許されざる者」は、ほとんどオリジナルの西部劇版と一緒で、時代背景が日本に移っただけでストーリーも細部もそっくりな仕上がりです。
これじゃ、オリジナルは絶対に超えれないでしょう。
出演俳優は日本を代表する人ばっかといってもいいでしょう。
北海道の美しい大自然の映像美もグッド。
予告映像からもかなり気合が入っているのも伝わってきます。
確かに俳優さんたち一人一人の演技は素晴らしい。
それぞれの役者さんたちがオープニングからクライマックスまで熱い演技合戦が繰り広げられます。
渡辺兼、佐藤浩市、柄本明は勿論、take1が印象にあるのは小池栄子の圧倒的な目力(@_@;)
そして、ボコボコにされた國村隼に、柳楽優弥。。。ベテラン若手入り乱れての
好演でした。
でも、いくら俳優さんが頑張ったところで、オリジナルをコピーしたストーリーを演じても何も伝わらず、見応えがありません。
個人的には、オリジナルを超える気概を見せて欲しいし、日本版『許されざる者』はイーストウッド版を喰ってやるという位の何かが欲しいと思います。
それが全く感じられないし、あり得ないおかしな設定ばかりが目立っていました。
銃が刀になって挑んだ一番の見どころである主人公が皆殺しにするっていう一番盛り上がるであろうクライマックスは、日本のオリジナリティーを少しは感じましたが、でもその出来はどこか中途半端です。
全体的にオリジナル版を基準にして期待を込めて観に行くと後悔するでしょう。
大統領の料理人
http://daitouryo-chef.gaga.ne.jp/
『恋愛小説ができるまで』のクリスチャン・ヴァンサンが監督と脚本を務め、フランス大統領官邸史上唯一の女性料理人の実話を基につづる感動作。フランソワ・ミッテラン大統領のプライベートシェフとして腕を振るった主人公の奮闘を描く。『地上5センチの恋心』などで知られるセザール賞の常連カトリーヌ・フロが、ポジティブなヒロインを熱演。一皿一皿を丁寧かつ心を込めて作る料理人が生み出す小さな奇跡や絆が心を打つ。
はい、観終わった後には、お腹は別として(^_^;)
心が満たされた作品です。
はい、頑張っているけど暗中模索な女性にもっと観てもらいたい映画です。
ただひたすらに前を向いて進んでいくポジティブな女性へのオマージュのような作品だったんじゃないでしょうか。
まず思ったのは「うまそぉ、たべてぇぇ」(笑)
大統領がご所望する素材を生かしたフランスの田舎料理(*^_^*)
美味しそうな料理が次々と出てきます。(#^.^#)
匂いまで漂ってきそう(*^_^*)
でも、大統領が食べるシーンはほとんど出て来ないです。
ワンシーンだけ厨房に訪れパンにバターを塗り、新鮮なトリュフをたっぷり乗っけて、ワインで流し込むシーンだけ。
でもこの主人公と大統領の二人だけのやり取りが、彼女の大きな転機になる場面だったと思います。
男社会を全面に出したフランスの公邸の厨房に挑んだ女性料理人。
大統領の料理人をしているときのプライド高き、威厳ある態度とそれ以外に見せる自然体で女性な彼女。。。。
彼女の運にも左右されながら、次から次へと、自分の居場所をしっかりと求めて生きていく姿がいい感じで描かれています。
実際にあ、辞め方は、仕事を投げ出したようなとらえ方になるかもしれませんが、さらなる高みを求め、現状に満足しない、もっと上を、自分を評価してくるところを求めて転職するフランス女のプライドと、決して折れない意思の強さに心震えました。
はい、これは上を目指す女性への応援歌作品です。
劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日
http://timescoop.jp/
2009年にシーズン1の放映がスタートし、人気を博しているNHKのドキュメンタリー・ドラマ風の番組を映画化。さまざまな時代にタイムワープして歴史の裏側に迫る時空ジャーナリストの青年が、戦国時代の武将・織田信長が天下統一の拠点とするも、いまだ焼失した原因が不明の名城・安土城最後の一日の謎に挑む。テレビ版でおなじみの要潤と杏をはじめ、夏帆、時任三郎、上島竜兵、宇津井健ら新キャストを迎え、四つの時代を往来する壮大なスケールの物語が展開。
はい、NHKドラマの劇場版です。
NHKドラマ「タイムスクープハンター」 http://www.nhk.or.jp/timescoop/index.html
は、文字通り歴史もので、歴史を動かしたの名もなきその時代の人物に焦点を当てて作り上げたヒット作で、それでいてフィクションの体裁をとりつつSFテイストも取り入れた異色作です。
take1も歴史物が好きので、この番組のファンではありますが、正直劇場版は残念な出来だったと思います。
というのは、TVなら何も思わなかったのですが、この劇場版、TVの制作となんも変わらない感じがしています。
ストーリーも豪華さも何もかも、何が劇場版なの?って感じです。
一応お金を払って観賞しにきているのですからいつもTVで無料で観ているのよりなんかおまけが欲しいですね。
はい、映画館に足を運んで観る為の動機づけがかなり不足しています。
まあ、それが戦国史最大のミステリーである安土城の消滅の真相にはなるんでしょうけど。。。(^_^;)
はい、お馴染みの登場人物もよし。切り口もよし。ストーリーもそこそこよし。
でも、やっぱそれはTV制作での範囲です。
この作品を映画にしての苦しいとこは、あくまでもコンセプトは、主人公要潤が第二調査部に所属する時空ジャーナリストで、大事件や有名な人物を取材する第一調査部とは異なり、歴史の教科書に載らないような対象を追いかけているとこですかね。
これにより、有名な歴史上の人物が登場せず、本当に名もなき聞いたこともない町人や武士達ばかり(笑)
安土城をテーマにするなら信長は絶対に必要不可欠だし、本来ならそれこそ信長や光秀を登場させ、絡めてきたいところでしょうが。。。。シリーズのコンセプトが首を絞めてます。
可もなく、不可もなく、作品自体の魅力はいいのですが映画版ならではの何かを上乗せしてほしかった作品ですね。
スター・トレック イントゥ・ダークネス
http://www.startrek-movie.jp/index.php
前作に引き続きJ・J・エイブラムスが監督を務め、クリス・パインやザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナらも続投するSFアクション大作の続編。謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、カーク船長率いるUSSエンタープライズ最大の危機を活写する。冷酷な悪役を、『裏切りのサーカス』のイギリス人俳優ベネディクト・カンバーバッチが怪演。人類の未来を懸けた壮大な戦闘に加え、人間味あふれる物語に引き込まれる。
リニューアルした前作からの続編です。
スター・トレック 投稿日時:2009-06-03
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=29
冒頭の火山からの救出アクションは素晴らしい。。。圧巻です。
いきなり掴みはOK.そしてここからお馴染みカークとスポックの性格の信頼と葛藤が描き出されます。(^_^;)
でも、今作は、エンタープライズ号の美しい船体や戦闘シーンはあまり出て来ず、戦闘アクションよりも登場人物の繋がりと心の葛藤をメインに作ったSF作品だと思いました。
本当いうと、スター・トレックだからこそSFXを駆使した戦闘シーンやアクションを期待していたんですが。。。(^_^;)
でも今作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は、チョット一味違うテイストで登場人物の人と人との心の葛藤や揺れ動く描写や繋がりと絆を秀逸に
描いています。素晴らしい
はい、相変わらずの若きカーク船長。(#^.^#)
破天荒で熱く、後先考えず自ら行動する突っ走りぎみです。
そして、常に冷静沈着で教科書通り、規則通りに正しい答えを導きだすスポック。
二人の動と静の組み合わせの描き方がこの映画の世界観のメインです。
で、今回の新たなる敵は冷酷無比なジョン・ハリソン(@_@;)
はい、ここでは主人公カーク以上に印象に残るキャラです。新たなヒールといってもいいんじゃないでしょうか。凄く怖い。。。あんな冷酷な表情で睨まれたら泣いちゃいます。
自分の目的のためならば平気で人類など皆殺しにする冷酷無比なジョン・ハリソンを演じたベネディクト・カンバーバッチは素晴らしい俳優さんですね。たしか「戦火の馬」に出ていました。
このジョンの登場で今回はあの沈着冷静なスポックの心に熱い炎が灯される瞬間を垣間見ることができます。
今作の最大の見どころは、エンタープライズ号ではなく、カークの熱血感とスポックの冷静さという対比にプラスして悪役ジョンの冷酷非道さという別の方向性が加わることでスポックと正反対のジョンの両者の間で揺れるカークをあぶり出し、常に沈着冷静なスポックの心の中に、熱いものが芽生え始める点でだと思います。
で、最後はお約束のエンタープライズ号のワープシーンでOK(#^.^#)
進化したスター・トレック、お薦めです。
タイピスト
http://typist.gaga.ne.jp/
1950年代フランスを舞台に、タイプの早打ち以外には取りえのないヒロインが、タイプ早打ち世界大会優勝を目指して奮闘するラブコメディー。監督は、本作で初めて長編作のメガホンを取る新鋭レジス・ロワンサル。主演は『譜めくりの女』のデボラ・フランソワと、『ロシアン・ドールズ』のロマン・デュリス。ファッションなど1950年代当時のテイスト満載の映像美や、競技さながらの激戦が展開するタイプ早打ちシーンに目を奪われる。
何か?最近の仏映画っていい感じ(#^.^#)
「アーティスト」しかり
「最強のふたり」しかり
フランス映画、面白いです。
この作品、奥は全然深くありません。先が読める展開と解りやすい捻りもなにもない明快な物語で、気分を楽に、ほのぼの気分で観賞すると最高な映画です。
時代は50年代のフランスが舞台。
その時代憧れの職業・秘書を目指して田舎から都会に出てきたヒロインが、得意のタイプライターの早打ちで、地位と名誉と恋を掴み取るサクセスストーリー作品です。
その当時の雰囲気がとてもよく出ていて、ヒロインの衣装や髪型がいい感じでマッチしていて可愛かったですね。
秘書としてはドジで無能なローズ。。。(^_^;)
でもドジなのにキュートで憎めない天然なとこに愛着が沸き、take1をハッピーな気持にさせてくれました。
タイプを特訓して、ドンドン上達していくところがまたまた楽しい。。。
年上の上司との定番の恋物語もまあお約束の展開。
経営者と秘書。。。そして、タイプ早打ち世界一を目指すパートナーとしての関係から互いに無くてはならない存在になっていく過程がテンポ良く描かれていて楽しかったです。
一途で純情なローズをみんな観ながら応援していたんじゃないかな?(^_^)v
そして、ローズに対して紳士を貫く上司ルイも本当に好印象です。
だから、ツンデレな二人の恋にヤキモキドキドキだったと思います。
読める展開で(笑)
世界大会で勝って、最後にルイがローズに言うセリフで
「君こそ僕の幸せ。」
を楽屋にいる各国の女性達がそれぞれの国のの言葉でそのセリフを繰り返し言うところは、かなり刺さりました。(#^.^#)
はい、
早打ち選手権に登場するライバル達がそれぞれ、いい感じに嫌な感じのキャラばかりでそれもいい味ですし落ちが解っていてもクライマックスの場面はとてもロマンティックで感動。
頑張っている最近のフランス映画お薦めの一本です。
マン・オブ・スティール
wwws.warnerbros.co.jp/manofsteel/
クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダーが監督を務めたスーパーマン誕生までの物語を紡ぐアクション大作。過酷な運命を受け入れ、ヒーローとして生きることを決意する主人公の苦難の日々を驚異のアクションと共に描き出す。『シャドー・チェイサー』などのヘンリー・カヴィルが主人公を熱演。悩んだり傷ついたりしながらも前進する主人公の姿が目に焼き付く。
「ダークナイト」(2008)のクリストファー・ノーランが製作という事で、まずは期待を込めて観賞。。。
はい、アメリカンコミックに作品をダークな世界観でスーパーマンを実写にしていて、ダークナイトシリーズのバットマン同様、大人向けの重厚感たっぷりの作品を期待してしまいます。
今作のストーリーは、スーパーマンの生い立ちから激しい運命に翻弄されやがてクラーク・ケントになるまでの物語。
この作品には、アメリカの観客を共感させるテイストがいくつも織り込まれておりうまいつくりになっていると思いました。
スーパーマンのエネルギーの源は地球の空気や光であり、地球の環境でなければ、100%の力を出すことができないとこや、敵は地球全体というよりアメリカ本土を攻撃し、観衆を煽っています。
予想した通り、全体的に大人向けの骨太な仕上がりになっているので、小さい子供向けではありませんが、音速を超えるスピード感のレベルがまるで違う映像体験は必見です。
ただ、戦いの時間が単調で長すぎたかな?
同じ動きの殴り合いが続き、どっちもくたばらず、全然ダメージを受けない両方無敵なのがどうかな?
個人的に、キャスティングもかなり素敵
クリプトン星での実の父親役はラッセル・クロウ
クラーク・ケントの地球の両役にケビン・コスナー とダイアン・レイン
特にケビンコスナーは、クラークのその後の道を決める、力を善に使うか?悪に使うか?の別れ道を命掛けで導くシーンで凄くいい味出してます。最高。。。。
このスーパーマンの力の善悪は今のアメリカ合衆国という国に当てはめて考えるとよく解りますね。
はい、善にも悪にもなります。
クリストファー・リーヴに変わる新しい若いスーパーマンに期待します。
ホワイトハウス・ダウン
http://www.whitehousedown.jp/
『インデペンデンス・デイ』『2012』などのローランド・エメリッヒ監督が放つアクション大作。謎の武装集団に占拠されたホワイトハウスを舞台に、邸内に居合わせた議会警察官が人質となった大統領と自身の娘の救出とホワイトハウスの奪還に挑む姿を活写する。主人公の議会警察官に『マジック・マイク』などのチャニング・テイタム、大統領に『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスら実力派俳優が結集。危機迫る展開はもとより、爆発炎上して崩落するホワイトハウスといった迫力の破壊描写にも息をのむ。
主人公は「G.I.ジョー」シリーズのデューク役、チャニング・テイタム
大統領には、オバマをイメージしてなのか?ジェイミー・フォックス
というコンビ。
先に公開された
エンド・オブ・ホワイトハウス
投稿日時:2013-06-26
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1340
が素晴らしく面白かったので、比べられる事は必至のホワイトハウス襲撃映画です。
はい、『エンド オブ ホワイトハウス』と比べてしまいます。
はい、全てにおいて『エンド オブ ホワイトハウス』に軍配があがります(^_^;)比べるとこいつは相当落ちる。
監督はご存じ地球の壊し屋ローランド・エメリッヒ。(笑)
壊すパニック映画のプロフェッショナルで、アメリカを破壊する描写には定評があり、take1も含めて、観客は彼にかなり期待したはずなのですが、そちらも全て派手さすら負け気味です。
冒頭にしても『エンド オブ ホワイトハウス』冒頭の制圧シーンは凄まじい火力と組織力の描写に圧倒され、リアリティがありました。
今作は、掃除業者と工事業者に扮装して入り込むっていうのはどうでしょう?
まだ、作品を盗む何処かの有名な博物館なら考えれれますが、ホワイトハウスでその設定はあかんでしょう(笑)
ストーリーの整合もまったく不足していて
女の子を発見しただけで、F-22戦闘機のパイロットがおセンチな気分で爆撃を止めたり
懐中時計が古からのお約束の命を守るツールに使われたり(^_^;)
なんだか、どうだか面白くなかったです。
主人公と大統領が必至で逃げるシーンでもピンチに冗談を言いあうのは、青春バディムービーかと思いました。こんな場面でそれはないでしょう。緊張感の欠片すらないです。
「俺のエア・ジョーダンを汚すな!」
は、無いでしょう(笑)シリアスなアクション映画を期待していたから、正直がっかりです。
何も考えず、リラックスして2時間、ドンパチを楽しむ大衆娯楽アクションとして割り切らなきゃダメな作品です。
もし?DVDが出たのなら
ホワイトハウス襲撃映画は、
今作の『ホワイトハウス・ダウン』を先に見て、後から『エンド オブ ホワイトハウス』を観る事をお勧めします。
風立ちぬ
http://kazetachinu.jp/
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。
公開してからずっと賛否両論の渦の中、ずっと1位を独走しつづけているこの作品・・・。一応観てきました。
宮崎作品というのは、個人的に老若男女問わず、全ての年齢層に受け入れられ、
何も考えずとも楽しめる娯楽性と面白さがあったと思いますが、この作品
だけはチョット違いました。
個人的には、最低でも中学生以上向きで、いつもの感覚でファミリー層が本作を観に行くのはチョット止めた方がいいような作品です。
「崖の上のポニョ」(08年)以来の宮?駿監督作品。そして、「紅の豚」(92年)以来の飛行機作品で、今年の日本の興行収益のナンバーワン候補だとは思う本作は、宮崎駿がかなりの飛行機マニアであることもあり、監督の気持ち全開で伸び伸びと作った楽しい作品なんじゃないか?と思いましたが?。。。。(笑)
今まで、宮崎作品では架空の魅力的な主役が自由に楽しく面白く描かれていましたが、take1の知る限り、今作品はゼロ戦の設計者として知られる堀越二郎というジブリ初の実在の人物を描くということで、かなり違和感がありました。
今まではフィクションの中で自由に描かれていたので、現実離れしていてもなんら気にはなりませんでしたが、今回はノンフィクションベースなので、一応はまともな人間ドラマを作らねばならないということを考えると、この主人公は、子供向けアニメの明るく、穢れを知らない、ポジティブなのはどうかな?
戦時中の人間社会の膿と苦しみには無縁で、一切の汚れがなく、正義感と常に前向きなイメージは今までの宮崎作品の架空の男の子となんら変わらない(@_@;)
この時代背景はファンタジー世界ではなく、戦時中の貧しい日本なので、あまりに非現実的に見えました。
アクションシーンに注目すると、本来ゼロ戦とは、戦争に使われた戦闘機。
それを子供に大人気のジブリがゼロ戦が戦争で活躍する様子をリアルに生生しく描くことは出来なかったのが奥に読み取れます。
まあ、もし?描いたとしても、爽快感たっぷりに、違和感たっぷりになってしまうんでは?(^_^;)
で、この作品の最大のポイントは、平和主義者で子供向け作品の巨匠、宮崎駿が
ゼロ戦の開発秘話なのに、ゼロ戦の戦争活躍場面を描かず、大好きな飛行機作品なのに、それが自由に飛び回る場面を描けない矛盾とどう?対峙するのか?だと思います。
実在の人物を描くというのに、リアルには描写出来ない矛盾。
戦争映画だというのに、観客の年齢層を考えると生々しく描けない矛盾。
そして、大好きな飛行機を設計し、理想の機体を作りあげたとしても、その先は優秀な人殺しの道具として大勢の敵国の人間をを殺してしまう矛盾。
そう思うと、「紅の豚」は生き生きと描かれていような。。。
しかし、take1がどう感想を言おうと、観客や評論家がどう?賛否を問うおが、宮崎監督の一応生涯最後の作品という事を考えると監督自身、この矛盾にしっかりと向き合って、吹っ切って、本作の主人公に、自分自身を投影して、大きな共感を持って作り上げたのが伝わってきます。
最後に一言。。。。
宮崎駿監督、お疲れ様でした。
ワールド・ウォーZ
http://www.worldwarz.jp/
ベストセラーを記録した、マックス・ブルックスの小説を実写化したパニック大作。人間を凶暴化させる未知のウイルスの感染原因を解き明かそうと、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられる世界各地を駆ける元国連捜査官の姿を、息詰まるタッチで活写する。ハリウッドスターのブラッド・ピットが主人公にふんし、製作も兼任。監督は『007/慰めの報酬』などのマーク・フォースター。無数の感染者が群がって生じた巨大人柱が防壁を越えようとするなど、圧倒的映像の数々に息をのむ。
世界が終わりを迎えるテーマでは、自然災害、隕石衝突、地球侵略、核戦争・・・等があげられますが、今回はゾンビがテーマです。
過去ゾンビ映画というと、スプラッター的な要素が満載でオタクの為のB級映画という括りが多かったのですが今回は全然違いました。
何といっても、超A級ムービースターのブラッドピット主演のゾンビ映画です。
そして、観客に配慮してなのか?ブラピのイメージを優先してなのか?血しぶきの量や飛び方、肉片を喰らうエグさ満載の残虐なグロイシーンは極力排除してキレイに作り込んであるある意味、ファミリーで安心してみられるアンチオタクな作品に仕上がっています。
まさに、ブラピの為に作られた映画ですね。
家族を大切にする強いお父さん、カッコいい仕事の出来る男というイメージそのままに世界を救う為に奔走します。
2時間の上映時間中、退屈することなくテンポの良さとハラハラ感を感じて観られたとこは最高。残虐な要素よりもアトラクション感覚で楽しめるところが、観客の層を広げていると思います。大迫力で、スケールがすごいです。
でも、突っ込みどころも満載(笑)
いきなり発生したゾンビ軍団がいきなり世界中に広がっています。
経緯と言う経緯が全部ない・・・何で?病原発生は不明のまま?
世界規模の国連という組織において、ブラピしか適任じゃないのは何故?・・・しかも元職員。(^_^;)現役で、いないのかよ?
飛行機にはどうやってゾンビが潜入出来たんだろう?
イスラエルの壁が現代においていきなり出来上がったのは?
・・・等
起こる出来事の何もかもが行き当たりばったりで、内容に全く深みは感じられませんでした。
そして、絶対に死なない主人公(^_^;)
飛行機が落ちようが重傷を負おうがゾンビと肉弾戦を繰り広げようがびくともしないブラピです。元国連職員がこれほどパワフルなのは、もしかして?元傭兵なんじゃないかな?(笑)
でも、それを超える見応えは充分にあったと思います。
イスラエルにおけるアクションシーンは絶望感を誘いました。
ゾンビが、ゾンビ同士が積もって出来たゾンビ山を、崩れても崩れても登り続け、遂にあの壁を乗り越えた瞬間は、本当に気持ち悪く、見事なものです。あの不気味さは最高!
最後に何とかブラピの身体を張った努力で出来そうなゾンビウィルスを根絶するための薬の方向性も、優しい万人向け仕様で柔らかく納めています。
なによりオタク層を完全排除したこの作品は、家族連れやカップルにとっては安心安全ですね。
パシフィック・リム
http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/
『ヘルボーイ』シリーズなどの鬼才ギレルモ・デル・トロが放つSFアクション。世界各国を襲撃する謎の巨大生命体を倒すべく、人型巨大兵器イェーガーを操縦するパイロットたちの姿を壮大なスケールで活写する。『ザ・レッジ -12時の死刑台-』のチャーリー・ハナム、『バベル』の菊地凛子、『ヘルボーイ』シリーズのロン・パールマンらが出演。さらに、子役の芦田愛菜がハリウッド作初出演を果たす。最先端VFXを駆使した生命体とのバトル描写に加え、細部まで作り込まれたイェーガーの設定なども見逃せない。
童心に帰って、子供心に胸躍らせて、男の子が楽しめる作品です。← take1だけかな?(^_^;)
テイストがなんか?日本のロボットアニメや怪獣ものを思わせる感じで、それを実写版にしたアクション作品を、最新のハリウッドの3D映像で味わう、結構日本人向けな感じの胸躍るロボット・アクション娯楽作品です。
会話や人物に違和感があったけど、バトルシーンはとにかく凄かった!!
凄い迫力です。
街から、イエーガーから、怪獣までよくもまあ、こんなに壊れまくります。(^_^;)
見所は、デッカイ生物チックな動きをする化け物怪獣と鉄の塊が市街地や海で迫力満点で闘うところですね!
でも、全然マジメな作品でコメディ要素は全く無く映像は重厚感があり、物語は無骨でストレート、そして怪獣は恐ろしく、地球侵略、終末の恐怖を感じられます。
日本の実写ロボットモノのレベルでは全然無く、きわめて新鮮な映像体験が出来ます。
何故?日本人向けって感じがするのかといえば、ロボット機内に入って人間が操縦するという日本スタイル?ってとこですかね。
大抵?外人のロボットに対するイメージは、安全な場所からの遠隔操作だと思うから、外人のロボット観からは異質に映るでしょうが?(笑)
確かに、従来ロボットは人が乗るリスクを排除できるのが最大のメリットのはずですが、この手のフィクション作品はまずは、操縦者が入らないと始まらないとこに親近感がありますね。
でも、メインの主役級のロボットの格好よさに比べると、各国のロボットは個性的過ぎるやろうーーーー(笑)そして完全に引き立て役(^_^;)
中国のロボットは、腕3本の造形や必殺技に笑ったというか?バカにしている感じがしてならないし、ロシアのロボットは「チェルノ・アルファ」という名前から、あまりにもブラックジョークがキツイやろうと思ってしまいました。
「チェルノ」という言葉と動力が原子力というとこからは、どうしたってアレを思い出してしまいますから(^_^;)
そう思うと、わが国日本のロボットが出てこなかったのは、ホッとしたとこです。絶対に主役級の扱いはしてくれないだろうから、どんな滑稽な形で登場させられるかと思うと、無くてよかったですね(笑)
そして、日本の天才子役、芦田愛菜ちゃんがアメリカ全土を揺るがす張り切った絶叫演技で観客を魅了します(^_^;)
はい、凄い熱演です。・・・・でも、菊池凛子の少女時代とはどうしても重ねらないと思ったのは、take1だけではないとは思いますが・・・(^_^;)
その他、突っ込みどころは大変満載ですが、頭を空っぽに単純に熱くなれる作品なので、子供の頃にロボット遊びをした男の子は是非観て欲しい作品です。
終戦のエンペラー
http://www.emperor-movie.jp/
岡本嗣郎のノンフィクション「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」が原作の歴史サスペンス。進駐軍を率いて終戦直後の日本に降り立ったマッカーサー元帥から、太平洋戦争の責任者追究を命じられた男が衝撃の事実にたどり着く姿を息詰まるタッチで追う。監督に『ハンニバル・ライジング』のピーター・ウェーバー、出演に『メン・イン・ブラック』シリーズのトミー・リー・ジョーンズ、日本を代表する俳優西田敏行ら、国内外の実力派が結集。終戦をめぐる謎の数々に肉迫した物語に加え、日米の名優たちが見せる妙演も見ものだ。
これが、アメリカ映画なんや?というのが第一の感想でした。
はい、日本人が書いた原作をアメリカが映画化して、扱っているのが天皇という大変興味ある作品です。
この作品は、終戦直後のGHQは一体占領地の日本で何をしていたのか?、天皇に対してどのような影響力を発揮したのか?そこに突っ込んだなかなかユニークな映画といえます。
そして、この作品は、日本へ向けてアメリカが製作した作品なのか?、アメリカ向けにアメリカが製作した作品なのか?は解りませんが?どう捉えるかでいろいろな感想があると思います。
扱っているテーマがテーマなだけに、賛否両論、色んな意見があると思います。
でもそれは凄くいい事だと思うし、それだけのインパクトのあるいい作品だと思いました。
作品の大半は、日本の高官や戦争責任容疑者らの言い訳じみた説明を並べるばかりで、正直退屈でした。天皇に責任があるという人たちの言葉も天皇擁護派の人の言葉もあんまりしっくりこないし、これで終わりかと思ったのですが、
すべては、クライマックスのマッカーサーと天皇の対面シーンの伏線でした。
この対面シーンですべての謎が解けます。
西田敏行演じる大将がいうところの「本音と建前を持つ日本人の忠誠心の源は信奉で、それを理解すればすべてわかる」との言葉の意味が、この一瞬で知れ渡ります。
ここまでの退屈な時間は、すべてこの場面の圧倒的感動のためにあったといっても過言ではありません。
まさに、この映画のキモです。
アメリカ映画だから出来たのか?というより、今の日本映画で天皇と日本人の関係をここまで的確に描けるのは不可能なんじゃないかな?それほどに本作の考察は適切で、説得力がありました。
この場面で昭和天皇役の片岡孝太郎は、出番はかなり少ないがもっとも重要な役柄を見事に演じたと思います。
日本(人)とアメリカ(人)の違いがこの映画を観ると本当によく解ります。
二千年の伝統国家と二百年の新興国の違い?
マッカーサーと天皇の会見写真では、ノーネクタイで腰に手を当てたマッカーサーと直立不動でモーニング姿の天皇。
天皇からにじみ出るような高貴で育ちの良い雰囲気や国民を思う深い愛情に感受を揺り動かされない日本国民は居ないとさえ思えるシーンでした。
これは、皇室や王室という国民共通の財産を持たないアメリカ国民にとっては、理解し難い事なのかもしれません。
共通の文化基盤がなく,法と正義を建前にしてしか国家の統一が保てない国アメリカ。
そんな中、
「アメリカもフィリピンを奪った、イギリスもシンガポールを奪った、ポルトガルもオランダも」
近衛のセリフには説得力がありました。
インディアンから固有の領土を奪ったヨーロッパ人の子孫たちであるアメリカ人がこれを見てどう受けとめるか大変興味深いとこです。
「終戦のエンペラー」は歴史ミステリー作品で、当時を表現したセットはリアルで素晴らしいのですが、興味を引く特段のアクションなどがあるわけではないから、歴史に興味がない人には全然面白くないかもしれません。
でも興味がある人にとっては、あまりにまっとうな映画が、それもアメリカ作品という事で、かなりうれしくなるはずです。
その価値がわかる人にとって本作は、歴史に残る一本となるんじゃないかな?
ラストシーンまでの退屈な伏線に耐えれる人にはお薦めです。