トロン:レガシー
http://www.disney.co.jp/tron/
父親が創造した“トロン”と呼ばれるコンピューターの世界へ導かれた若者が、命を狙われながらも人類の存亡を賭けた死闘に挑むSFムービー大作。
予測不可能なドラマや、スタイリッシュな近未来的映像などを迫力の3D映像で堪能できます。
まずは、一言。。。素晴らしい映像の世界です。
映像美だけをメインに観るなら堪能出来るんじゃないかな?
コンピュータの仮想世界での登場人物のコスチュームやライト・サイクル、ライト・ランナーなどの乗り物のデザインはスマートでカッコいいし、スピード感溢れるバトルも迫力はありました。敵味方が白とオレンジに色分けされているのも単純で解りやすいです。
でも、残念ながら、take1にとっては、訳わからん映画でした。
3Dに慣れてきたのかな?全体的にそれほどの立体感は感じられなかったです。take1の頭の中がもう鈍感になってしまったのか?
映像美以外は本当に観ていて飽きてくる感じ。。。
激しいバトルを繰り広げているのにも関わらず、単調に感じてしまいました。
ゲーム画面を見ているような感覚で(実際ゲームはしませんが。。。?)、希薄なストーリーに、主人公はコンピュータの世界で戦っていたが、
僕は目がトローン(笑)。
僕は睡魔の世界と戦っていました。
映像技術が進歩しても内容が伴わなければ、面白い作品にはなり得ないと証明したような映画でした。
眠かった。。。。
バーレスク
http://www.burlesque.jp/
歌手を夢見るヒロインがロサンゼルスのクラブで働き始め、次第にその才能を開花させていくサクセス・ストーリー。世界レベルの人気を誇るアーティスト、クリスティーナ・アギレラが映画初出演で主演に挑み、圧倒的なパフォーマンスで魅了する。
ヒロインを雇うクラブのオーナー役に、『ふたりにクギづけ』以来約7年ぶりの映画出演となるシェール。世界のショウビズ界を代表するディーバの豪華共演に注目です。
http://www.burlesque.jp/
87年「月の輝く夜に」でアカデミー最優秀主演女優賞に輝いたオスカー女優シェールと今をトキメく世界的人気歌手クリスティーナ・アギレラの迫力のある歌声と豪華衣装の夢の競演です。
見る前にチラシで大凡のあらすじを読んだ瞬間、これは、「コヨーテ・アグリー」のパクリなんじゃないかな?って思いました。
コヨーテ・アグリーhttp://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162585/
でも、観終わった瞬間、ジャンルとストーリー的に似てはいますが?全くの別物でした。
一言でいうなら「圧巻」そんな言葉がしっくり来るような作品です。
でも、ミュージカル映画って?ジャンルではないような?感じがするので、
モロ、それを求める人にはどうなのかな?
シンプルで単純明快なストーリーだからこそ歌姫とダンサー達のパフォーマンスが引き立っていると思います。
とにかくすべては歌ありきって作品ですね。
でも、
ありきたりのサクセスストーリーだろうが?
話が都合良く展開しようが?
悪い奴が思ったよりもあっさりと引っ込もうが?
全ての??疑問??をアギレラの歌声が払拭してくれます。
バーレスクのSHOWのオープニングでのシェールの人生の深みを感じさせる歌声。迫力ある懐の深い声量が染み渡ります。
そして
アギレラの圧倒的な迫力の歌声に鳥肌がたちました。
特に興奮したのは、アリが、窮状を救うため咄嗟に歌ったその声に、バーレスクの客だけではなく、そのスタッフ、テス、ジャック・・・誰もが聴き惚れているのが分かる場内の雰囲気がよかったですね。
シェールの圧倒的貫禄の渋い歌声と年令を超えた妖しい色気に引き込まれ、アギレラの迫力ある歌、そして思ったよりか上手い演技も計算外に素敵です。
そして何より
圧倒的なエンターテイメント性で引き込まれるように楽しめるバーレスクのSHOW。映画の最中に何度も興奮し、鳥肌がたちました。
鑑賞後は高揚感とハッピーな気持ちが残る、年末年始にはピッタリのおすすめ作品です。
二大歌姫を堪能したい方は是非必見ですので、凄い鳥肌ものの歌唱力に魅せられましょう。
これから年末にかけて、歌謡番組がTVで増えると思いますが?
この映画を観て、こんなに素晴らしい歌唱力を見せつけられたら、比べては失礼だとは思いますが?
聞けるかな〜???。。。。
〜ハリウッドチャンネルより抜粋〜
http://www.hollywood-ch.com/
2010年、最も儲けたスターは、レオナルド・ディカプリオ
米経済誌Forbesが発表した「2010年最高の興行収入を挙げた俳優」の第1位に、レオナルド・ディカプリオが君臨した。彼が今年出演した作品の全世界興行収入は総額で1兆1000億ドル(約92兆円)にも上るという。
今夏公開された「インセプション」や昨年公開の「シャッター アイランド」は共に世界興行収入の15位内にランクインしており、新感覚のアクション大作として日本でも大ヒットした「インセプション」においては8億2500万ドル(約690億円)を稼ぎ出し、第3位に位置しているそうだ。
レオナルド自身についていうと、同作のみで少なくとも5000万ドル(約41億円)の収益を得、DVDの販売で更なる稼ぎが得られるだろうと言われている。
第2位にはジョニー・デップが納得のランクイン。しかし彼と2位タイにつけているのは、なんと「アリス・イン・ワンダーランド」で主人公アリスを演じた若手女優ミア・ワシコウスカだという。
第4位は「アイアンマン2」のロバート・ダウニー・Jr.、そして第5位はもちろん「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフがランクインしている。
・・・・・ここまで。
世間を一世風靡した、超大作「タイタニック」のジャック・ドーソンのイメージが今もなお強く残っている人が多いんじゃないでしょうか?
世の女性を虜にした人気俳優ですね。
その後、ブランクとタイタニックのイメージが強く、大コケした作品もありましたが、今では、安定した人気と実力を兼ね備えたハリウッドを代表する名優ですね。
今年公開された
「インセプション」
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=353
は面白かったですね。
個人的にはディカプリオ作品の中では、サラッとした作りではありますが、2002年の公開作品
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が好きですね。。。
ロビン・フッド
http://robinhood-movie.jp/
伝説の義賊、ロビン・フッドの物語を『グラディエーター』のリドリー・スコット監督と、ラッセル・クロウの黄金コンビが手掛けた歴史スペクタクル大作。
12世紀のイギリスを舞台に、勇猛果敢なヒーローの戦いぶりを活写する。
映画の前半と後半で描かれるイングランド対フランスの壮絶な戦闘シーンは必見。
ヨーロッパ史ジャンルの作品といえば、リドリー・スコット監督って感じがします。「グラディエーター」「キングダム・オブ・へヴン」を撮ったリドリー・スコットのイメージが凄く強くまたまた同じジャンルの作品ですね。
でも、そこには愛国心に溢れた英国人監督による祖国の自慢作品でもあるかな?
そして、ラッセル・クロウとのセット作品ですね。
一般に知られているロビン・フッドは、弓の名手で、イギリスのノッティンガムのシャーウッドの森に住むアウトロー集団の首領とされています。
今回の作品は、そのシャーウッドの森に住むアウトローになる前の物語です。
正直、安心して観れる作品でした。
映像の壮大さは凄い。
スペクタクル感とクロウ演じるロビンのカッコ良さ、戦闘シーン、衣装、細部に拘った中世ヨーロッパ史のイメージ。。。等
流石、リドリー・スコットです。
前半の城塞戦と後半の弓部隊はかなり迫力があります。
海岸でのフランス軍との戦い、弓を空に目掛けて放つロビンのカッコ良さが伝わってきます。
でも、期待しすぎたせいか?
イマイチ楽しめなかった感じも。。。
欲張りで厳しいtake1の意見ですが?もう一押し、ストーリー上のひねりでスカッとさせる仕掛けがほしかったな〜?
でも反対にアニメの様な物語ではなく、当時を忠実に描き、あり得そうなリアル感を出したかったスコットの意図が隠されているのかもしれません。
take1的に最高だったのは、マリアン役の
ケイト・ブランシェット
最高です。
見とれてしまいました。
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のイメージが強いのかもしれませんが?
この時代の女性役を演じさせたら彼女が一番じゃないかな?
ケイト・ブランシェットのマリアンを観るだけでも〇
キス&キル
http://kisskill.gaga.ne.jp/
行先でとある女性と運命的な恋に落ちスピード結婚を果たした若い男が、
元CIAのすご腕エージェントという素性を隠していたために夫婦そろって騒
動に巻き込まれ、一筋縄ではいかない恋の試練に立ち向かうラブ・コメディー映画。理想の相手に出会えたものの、真実を語れない主人公のジレンマが共感を集めそうな作品です。
一言で言えば。。。
巻き込まれアクションラブコメ映画ってとこですかね。
トム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演してた「ナイト&デイ」に似たようなテイストの映画でした。
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=428
でも、リアルに比べて賛否を問うというより、
純粋に
お気楽に
頭を空っぽにして観ると楽しい作品でした。
狙われてから、逃避行するかと思っていたら、アットホームな家庭の中、ご近所でストーリーが展開します。
隣人や同僚が刺客として二人を襲います。とにかく、うじゃうじゃ暗殺者がやってきます。
アクションは、個人的な判断からするとあまり激しくないので、アクション映画が苦手な人でも気軽に観れると思います。
take1的に、巻き込まれ映画は、相手に巻き込まれながら、その過程で段々と恋に落ちていく方が実は好みだったりします。よって、出会ってすぐに結婚しちゃうとこがチョット残念ですね。
アクションがメインですが、ラブよりコメディがかなり強いですね。
でも、それだけに気軽に観れる楽しい映画です。
SPACE BATTLESHIP ヤマト
http://yamato-movie.net/index.html
国民的アニメの金字塔として、1974年の放送当時から長年にわたって愛されてきたテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を実写映画化。地球からはるか彼方のイスカンダル星を目指し、古代進ら宇宙戦艦ヤマトの乗組員たちが戦いの旅を繰り広げる。監督は、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴。主人公の古代進を木村拓哉、女性パイロットの森雪を黒木メイサが演じる。日本最高峰のVFXチームを率い、最新技術を駆使した圧巻のCG映像が見どころ
公開前から怒涛の賛否両論が飛び交うこの作品。
酷評と称賛で熱いヤマトファンの意見が世間を騒がせていますが、キムタク効果とヤマト人気が重なり、かなりTVでも宣伝されていましたね。
take1も勿論ヤマト世代なので
『宇宙戦艦ヤマト』が実写化?
日本のCG技術でいいのかな?
大丈夫?
しかも、古代=キムタク?・・・等で
あんまり乗る気ではなかったのですが。。。。
自分の目で判断したいと思い。。。でも、take1もかなり期待せずに。。。。。
予想に反して???期待してなかった分。。。突っ込みどころは沢山ありますが、思ったより良かったです。
CG技術はは抜群だし、キャスティングも一部をのぞけばなるほど納得。アニメの内容にかなりこだわったストーリーやセリフに、かつてのヤマト世代も充分くすぐられました。
でも、アニメの内容に沿ったストーリーやセリフに腹を立てる熱いヤマトファンの苛立ちも想像出来ました。。。。
実写ですが、いきなりの
「無限に広がる大宇宙・・・」
これはヤバイ。もう完璧な「ヤマト」ワールドです。BGMもアニメと同じ(勿論アレンジはくわえられていますが)、もキメ台詞はかなりアニメのままでした。
そして、発進シーンは鳥肌が立ちました!!!!
個人的に気に入ったのは、真田さんのギバちゃんです。
「古代ぃぃ。。」という台詞。。。。真田さんは、ギバちゃんで決まりですね。自爆前のニヤリ顔は、アニメと同じでした。
正直、デスラー総統を見たかった。でも、声は最高で、番嬉しかったです。あの声は伊武雅刀しか出来ない。
残念なのは、時間内にいろんな事を詰め込みすぎて、全てが軽く見えてしまった事かな?話、端折り過ぎです。2時間では到底14万8千光年は無理でしょう。。。。
ストーリー的に続編は無理にしても、2部作にするか?
インターミッション(沈まぬ太陽みたいに)を設けて長編作品にしてもよかったんじゃないかな?
アニメ映画化当時の技術なら、まず実写化されても陳腐な作品しか出来なかったと思うと、現代の最新CG技術を駆使して、30年の歳月を経て、実写に漕ぎ着けたスタッフとキャストに感謝ですね。
ここからチョット突込みます。
take1は吸収しましたが。。。。
期待を胸に見に行ったヤマトファンが腹を立てている。。。そんな姿が目に浮かびます。
アドバイスとして、熱いヤマトファンであればあるほど、見に行く前にネタバレ覚悟で作品レビューの酷評を読んだ方がいいと思いました。
そのレビューを読んだ上で観に行く方が体にはいいかもしれません(笑)。
読んで気持ちを切り替えて、絶対楽しんでやるぞ!というつもりで見に行った方がいいですね。
SPACE BATTLESHIP ヤマト = 宇宙戦艦ヤマト
なるほど。。。英語にしましたか。
この作品のカテゴリーをtake1的に表現すると勿論「宇宙戦艦ヤマト」の実写版ではありますが?ヤマトを題材にしたSFスペース特攻ラブロマンス作品って感じかな?
ストーリーに、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の特攻シーンをつけ加えていますが、メインはキムタクと黒田メイサの恋愛ロマンスって感じが。。。?
で、結構アニメの話をいいとこ取りして忠実に再現していると思いきや?森雪の位置づけはチョットいただけませんね。あんな攻撃的じゃないし。。。。
また、ワープの時のラブシーンは不自然だし、不要でしょう。。。。
そして、ガミラス、デスラー、イスカンダルは凄く残念な表現でした。
ラブロマンスを重点にしなかったらもっとそこに一番時間を掛けれていたんじゃないかな?
そもそもヤマトは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」で、さらばでした。「ヤマトより愛を込めて」を歌う沢田研二の声と観客の涙に送られながら、さよならしたんですが。。。
反響が多く、キャラクターは生き返り、「新たなる旅立ち」や「永遠に」‥等
続編をバンバン制作することになったので、アニメではないですが、SPACE BATTLESHIP ヤマト」も許さないといけないですね。
賛同と突っ込みが入り乱れた個人的な感想です。
マチェーテ
http://www.machete.jp/
クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスによる『グラインドハウス』内で流れた偽の予告編を基に、ロドリゲスが長編映画として製作したエロとバイオレンス満載のB級アクション。
ナイフの使い手、マチェーテが元メキシコ連邦捜査官の職と妻子を失い、アメリカで陰謀に巻き込まれ、宿敵と相まみえる激闘を描く。
ロドリゲス監督作品ではおなじみの俳優ダニー・トレホを主演に、スティーブン・セガールやロバート・デ・ニーロなど豪華競演陣がB級映画に溶け込み、手に汗握るエンターテインメント作品に仕上がっています。
企画の発端が「グラインドハウス」の劇中にロバート・ロドリゲス監督がつくった「フェイク予告編」である点が荒唐無稽さを120%物語っています。
全編どのシーンもコミックマガジン風の愉快度満載で、強烈なバイオレンスに適度なエロスがちりばめられた作品ですね。
表題の「マチェーテ」は、主人公:ダニー・トレホのコードネーム。そして、
中南米で使われるサトウキビ伐採用の鉈の総称でもあるみたいです。
冒頭からダニー・トレホが鉈で悪をめった刺すは斬るは凄まじいヴァイオレンスの始まりを予感しました。その流れから、アクションの大半は鉈などの刃物でぶった切る接近戦が主流になっていまが、そんな骨身にしみるアクションが痛々しくも快感でもあります。
でも、ラストにいくにつれてだんだん大人しいマチェーテになっていくのは、
チョット残念で頂けない感じでしたが。。。。
およそ、全く、全然ヒーローに思えない極悪人ヅラで強面のダニー・トレホが、次々とスクリーンに登場する美女達にモテる設定が、観客の想像とは逆で、「逆手にとった可笑しさ」が過激に充満していて笑えます。
悪役たちももの凄く芸達者揃いです。
不法移民嫌いの上院議員がロバート・デ・ニーロ
麻薬王がスティーヴン・セガール
国境警備隊長がドン・ジョンソン
いつもなら、当たり前に主演で主人公な面々なのにかつてのヒーローたちによるまぬけな悪役ぶりがさらなる笑いのツボになっています。
全体を通して気持ちよくそして笑えるお薦め作品です。
義兄弟 SECRET REUNION
http://www.gikyodai.com/
〜こんな概要〜
『シュリ』、『渇き』のソン・ガンホと『M(エム)』のカン・ドンウォンのW主演となった、男同士のきずなを描いた感動のヒューマン作品です。
北朝鮮のスパイと、彼を追う元国家情報員の宿命の対決と共に、彼らの間に芽生える深いきずなを描いています。
敵同士でありながら次第に心を通わせていく男たちの悲しい現実に迫る人間ドラマ。主演の二人の豪快なアクションもさることながら、その劇的な彼らの人生に胸が震えます。
ソン・ガンホは、個人的に大好きな韓国の映画俳優の一人ですね。
『シュリ』のイ・ジャンギル役が凄く印象に残っています。
それから今をときめく、イ・ビョンホンとの『JSA』もよかった。
とにかく演技が上手いです。そして何とも言えない味がある俳優ですね。
この人の笑った顔、焦った顔、怯えた顔、おどけた顔は見ててとても面白いです。全ての表情に人間味のある温かさを感じます。
その表情と態度につられてイケメンスパイ役のカン・ドンウォンの仏頂面がちょっとずつ表情が柔和になっていくのが見ていて嬉しく感じさせてくれます。
特に、人探しでのお礼にニワトリもらったシーンでの「手錠を掛けとけ」というセリフと車内の仕草は思わずニヤリでした。
作品全体としては、前半の緊迫した雰囲気と、中盤の主人公二人のやりとり緩さとの差がありすぎるのが作品としての統一感が少し損なわれているような気がしますが、この作品に限っては、この差が大いに心地いいと思いました。
とにかくソン・ガンホの演技で説得→納得って事です。
ストーリー的に突っ込みどころがあろうが、なかろうが強烈な存在感で納得させてしまうソン・ガンホの力業が炸裂している感じですね。
ソン・ガンホが演じているのは何が何でも自分の手柄にしようという強引な行動で、北朝鮮工作員逮捕に失敗して国家情報局をクビになった男。
そして、彼がクビになった事件に関わり潜伏している北朝鮮のスパイがカン・ドンウォン。こちらは、 暗殺を命じられて躊躇したり、北に人質同然に残してきた妻子を案じて苦悩したりと、キャラクターが丁寧に描きこまれている。終始ストイックな表情を崩さないカン・ドンウォンと豪快、鈍感なイメージに反して見かけに似合わず意外な繊細さも見せるソン・ガンホがベスト・マッチしています。
本当に同じレベルでどちらもいい配分です。まさにW主演。
2人はお互いに、相手の素性を知っているのに知らないフリを通す。そして
その探り合いは時にはコミカルに、時にはサスペンスちっくに2人の間に目に見えない絆が生まれ育っていく過程に凄く引き込まれました。
平和ボケした現在の日本だったら、全く違う世界に写るであろうフィクションとしか思えないスパイの設定も、お隣の国、韓国では実にリアルで、脱北者の暗殺が日常レベルで起こりうるであろう現実を実感出来る作品です。
ラストは
清清しく
ほのぼのと
明るく
終わったのが裏切られた感じですが嬉しいです。
この手の映画はこんなにうまく終わらない、どちらかが犠牲になるって思うのが、通常のパターンですが、明るく終わりたいという作り手の気持ちが伝わってくる作品ですね。
久々に感動した、気持ちよく観れた韓国映画です。
はい、薦めです。
エクスペンダブルズ
http://www.expendables.jp/
ご存知、ハリウッドを代表するアクションスター、シルヴェスター・スタローンが監督、脚本、主演の一人三役をこなしたアクション超大作。
腕利きの傭兵(ようへい)チームのメンバーたちが、命懸けの危険な任務に挑む姿を描く。
出演者もジェイソン・ステイサムにジェット・リー、ミッキー・ロークにブルース・ウィリスにアーノルド・シュワルツェネッガーと夢のような面子が一同に集結。彼らが挑む迫力の肉弾戦や銃撃戦、過激な爆破シーンに息をのみます。
この作品を一言でコメントするなら全くアタマを使わなくて楽しめる作品です。(笑)
タイトルの意味は、使い捨てとか消耗可能というような意味だそうで、映画の主人公たちは傭兵なのですが、どんな強靭な傭兵でも使い捨て可能って意味です。
正直詳しく説明するのが馬鹿馬鹿しくなる様な単純明快な内容の映画ですし、
脚本、監督、主演が全てシルベスター・スタローンと云えば、読者の皆さんも大体の筋書きは大体大凡想像出来るかと思います。
主役は『ロッキー』、『ランボー』有名なご存知シルベスター・スタローン。
スタローンとコンビで主役を張るのは、『トランスポーター』で有名なジェ
イソン・ステイサム。
ジェイソンだけが2000年代のスターですが、他の出演者はすべて1980年代、1990年代のアクション・スターです。
前半の前半先ずは、スタローンと並んでアクション映画の大御所である『ダイ・ハード』で有名なのブルース・ウィルスと『ターミネーター』で有名な現在はカリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーの二人が、ほんの5分程、スタローンと共に登場しますが、シュワルツネッガーが画面から消える時に、「大統領の座を狙っている奴さ」と言うコメントが笑いを誘います。
他にも、『ユニヴァーサル・ソルジャー』始め悪役ならお任せのドルフ・ランドグレン。僕には『ロッキー4』のドラゴって言った方が解りやすいですが。。。
カンフー映画で有名なジェット・リー
『レスラー』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたミッキー・ロークといったアクション・スターのオール・スター・キャストというか?オールド・スター・キャストというべきか?(笑)
そうそうたるアクション・スターたちが競演するオールドアクション映画好きにはたまらない作品です。
ただ、個人的に残念なのは、
この手の映画ならば絶対加わって欲しいスティーヴン・セガールとジャン・クロード・ヴァンダムが出演していない事です。
肝心の映画の内容ですが、スタローンをリーダーとする傭兵たちが、ブルース・ウィリスから中南米の小島で横暴を極める独裁政権の転覆を図る仕事の依頼を受け、独裁政権の統治者とその裏で糸を引いて暗躍する元CIAエージェントの悪役をやっつけるという単純なストーリーです。
とにかく、考えられる限りの暴力とナイフやピストル、バズーカ砲などありとあらゆる殺りく兵器や小道具が使用されて、初めから終わりまで暴力場面と爆発場面の連続です。
特に、ナイフのシーンが無茶苦茶多かった。
勿論、ありえへんというナイフ使いで。。。。
しかもそれらの場面の殆どが現在のCG映像よりはレトロな雰囲気のまるで80年代、90年代のアクション映画でよく見かけたいかにもありそうな現実感があり、みんな出演俳優に好きな様にやりたい放題で、もう誰が誰を攻撃しているのかなどとても区別がつきません。
個人的にいいなって思ったのはスタローンとジェイソン・ステイサムをペアにした事ですね。
はっきり言ってW主演でいいんじゃないかな?
昔のアクション・スターと今のアクション・スターをうまく配置する事でこの映画をどの年代の観客にも受ける様に考えたのだという意図が読み取れます。
また、世界市場で考えるならアメリカ出身の俳優だけでなくその他出演者の出身国を見ると今回は結構グローバル。
イギリス生まれのジェイソン・ステイサム
ドイツ生まれのブルース・ウィリス
オーストリア生まれのアーノルド・シュワルツネッガー
スウェーデン生まれのドルフ・ランドグレン
中国生まれのジェット・リー
この映画は、その単純な構成とアメリカ以外の各国での上映時に地元出身の俳優が出演している事で、かなりグローバル市場での興行効果を図っている感じがするんですが。。。。
そんなかんなで、懐かしい思いに更けながら思うのはこの作品はその昔、凄くアクション映画にはまっていた中高年層には是非観て頂きたいですね。
色んなアクション映画に活躍したアクション・スター達のてんこ盛りで、ストーリーよりも何よりも、次から次へと繰り広げられる単純なアクション場面を満喫していればすべてOK.
昔を懐かしみ昔の良かった時代を思わせる単純軽快なアクション映画を楽しんで欲しいですね。
お薦めですよ。
ナイト&デイ
http://movies.foxjapan.com/knightandday/
いい男との出会いを夢見る平凡な女性がミステリアスな男と偶然の出会いを果たすも、その男がスパイだったために大騒動に巻き込まれるというラブストーリーをベースにしたアクションです。
『バニラ・スカイ』で共演したトム・クルーズとキャメロン・ディアスが再び顔を合わせ、命懸けのアドベンチャーに挑むハメになる男女をコミカルに演じてます。アイルランドやスペインなどを舞台に繰り広げられる大迫力のアクションが見所です。
ナイト&デイというか
トム&キャメロン
って感じかな?(笑)
どちらか一方ではなく、2人共のいい味が出ている作品です。
トム扮する謎の男ミラーが突如戦闘モードに豹変し、唖然とするヒロイン役のキャメロンを尻目に、派手な銃撃戦を展開。。。その最中に交わされる軽口がまた結構爽やか過ぎ。。。
うん、そうです。
この作品、厳密に言えばもの凄く突っ込みどころ満載なんですが、その突っ込みを覆い被せる位にリアリティの追求より“あれよあれよ”的な軽い語り口が実に最高。
爽やかな話術が実にリズムよく、観ていて爽快な気分になりました。
また、W主役2人のコメディ風の掛け合いも最高。
トムの常軌を脱した逝かれているハイテンションなキャラ
キャメロンの、洒落っ気と茶目っ気たっぷりなキャラ
どちらもいい感じ。
そして
昔から映画の当たり前、観客の固定観念「ヒーローがヒロインを救う」という鉄板な筋立てを、現代風にひっくり返すところが心憎いです。
そう、最後に“救われる”のは実はヒーローなのです。←ネタバレごめんなさい。
また、凄く女性の観客を意識した作品になっていますね。
take1的にアクション映画で一番重要なのは
気持ちよさ、爽快さ、カッコよさ
だと思っています。take1が求めているのは、現実から遠ざかり離れられる夢の時間。
そう、現実離れしてて、ぶっとんでる作品が好きです。
自分達の生活に存在しない有り得ないシーンを観るのがアクションだと思うから。
だから純粋にストーリーは抜きにして「面白かった〜」の感覚でアクション映画を評価しますが、
実はこの作品に限ってはチョット不思議に違います。
何か?カッコよさよりかわいいって感じがしました。
ほとんどがキャメロンのシーンですが。。。。
キャメロン演じる一般人のジェーンの
ウキウキ あたふた デレデレ
が凄くカワイイって思いました。
というのは、
アクション映画は結構女性は、場面展開の早さと大味なスピードで中身が無く嫌いな人も多いと思いますが、ジェーンの存在はまさにそんな女性を重ね合わせたかのようなキャラのような感じがして彼女がだんだんアクションを楽しんでいくように、観客もじわじわとアクションの楽しさにのめり込める展開になっていった感じがします。
返って、女性の方が楽しめる無骨じゃないお洒落な作品ですね。
take1は充分楽しめました。
王道のアクションシーンの派手さと爽快さはそのままで女性にウケる新しいアクション映画の誕生って事でお薦めです。
ガフールの伝説 3D
http://wwws.warnerbros.co.jp/guardiansofgahoole/
フクロウの世界を舞台に、世界征服をたくらむ組織から王国を救おうとする若きフクロウたちの戦いを壮大なスケールで描いた冒険ファンタジー・アニメ。
多くのファンに愛されているキャスリン・ラスキーのファンタジー小説「ガフールの勇者たち」を映画化。
一言で言うと、「フクロウ版300」
300 <スリーハンドレッド> を思わせる戦闘シーン
http://wwws.warnerbros.co.jp/300/
フクロウなのにアクションは完全に「300」仕様です。
で、
一番の感想は、これって本当にアニメ?
この映画の一番の魅力。。。。それは、映像美です。
観てるだけで感動してしまう程の映像。。。。凄く映像がキレイ。。。光と色の組み合わせが素晴らしい映像美を生み出しています。
そして3Dの技術が素晴らしい。
嵐の海の上空で主人公が“飛ぶこと”を体得するとき、3Dの雨粒が現実にはあり得ない純度の高い光を反射しながら、観客の上に降り注いできます。まるで、降り注ぐ雨に包まれる至福の感覚が体験出来ます。
3Dを意識したアクション演出は、群像戦闘シーンで1対1の対決を手前から画面奥まで重ねて配して手前から順に戦わせるなど、ただ飛び出るだけではない単純な3Dアクションではありません。急激な速度で進化する3Dアクションの最先端がここにあると思います。
ストーリーも単純明快で、フクロウの勇者の物語です。
話しは子供向け。。。と言っても青少年向けと言うか、中高生以上を想定した感じの、大人も楽しめる内容。
ベースとしての物語は王道で、骨肉の争いが絡むのもお約束。
物語として難しいところは無く、無理に頭を使わずに、作品自体に没頭出来る作品です。
物語は単純ですが、若干ダークな設定の面白さや、何よりキャラクター達の個性が上手く発揮されていて、観ていて楽しい映画ですね。
それぞれ魅力的で、笑いを誘うようなキャラクターが数多く個人的にtake1のお気に入りキャラは、妹フクロウのエグランタイン!
声優さんの声も影響していますが、凄くカワイイですね!
正直、物語的な感動以上に、映像の圧倒感が強く、観てるだけで涙が出そうです。
映像美を堪能するだけでもお薦めです
3Dメガネを着用。今日は子供と一緒に日本語吹き替え版での観賞です。
今回、意図的に吹き替え版で観ましたが、やっぱり3Dは吹き替えの方が集中できますね。3Dで字幕は疲労度が結構来ますので、やっぱ吹き替えが正解です。
十三人の刺客
http://13assassins.jp/main.html
時代劇映画の名作との呼び声も高い1963年公開の工藤栄一監督の『十三人の刺客』を、約半世紀の時を経て現代風に再構築した時代劇エンターテインメント巨編。
日本を代表するヒットメーカーの三池崇史監督がメガホンを取り、江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが命を懸けた一世一代の戦いを挑む。
1963年に公開された同名作品のリメイクという事で、シルバー世代のご年配の方もチラホラ。そして、20〜30代の若者もおりと老若男女幅広い世代で賑わってました。
13人の侍が暴君を切るそれだけの単純明快なストーリー。凄く気持ちよくスカッとした作品です。
「切って、斬って、きりまくれ〜」
という島田新左衛門(役所広司)の雄叫びと共に幕を開けたこれでもかという位の殺陣シーン。。。
賛否両論ではありますが、かなり旧作を意識した意気込みが伝わってきます。
時代劇は、1対大勢でもなぜか死なない。。。
13名 対 200名超(かなりの人数がいたような?)という無謀な戦いでしたが、地の利を活かした戦いは十分説得力のあるアイディアを盛り込み派手な仕掛けで暴君らを追い詰める様が爽快で、個人的には大好き内容でした。
だだ、
いざ刀を手に取った殺陣に移るとかなり飽きた人もいるんじゃないかな?
というのは、
結局、暴君の配下では唯一といっていい位の強敵は、鬼頭ただ一人。それ以外はその他大勢に過ぎず、どうもワンパターンに見えてしまえるかも?
また、13人の刺客にしても、全員それぞれ、個性が見えるバックボーンは無くこれはと思うキャラクターは
伊原剛志演じる孤高の浪人・平山
伊勢谷友介演じる侍嫌いの野人・小弥太
位かな〜??
松方弘樹と沢村一樹も少し優等生過ぎるキャラでしたね。
平山とその弟子が暴君配下を斬り伏せて行くシーンは圧巻でしたが、相手が「その他大勢」だけでは彼らのカッコいい殺陣での魅力は活かしきれていませんでした。残念。。
只、ただ「その他大勢」を切って、斬って、きりまくって、皆殺しにしていくだけでは長いだけで飽きられてしまうように感じられてしまいました。
上映時間の関係もありますが、登場人物をあまり深く突っ込んで描いていない、ということもあって感情移入しずらかったのも微妙なとこでした。
刺客たちの家族が描かれるわけでもなく、誰が何を背負っているものも分からない。
ただ、ただ、暴君を討つ。それだけのために集った13人の侍。
それぞれに何か?係わり合いを持って、鬼気迫る決意が伝わってくるともっと楽しめたかもしれません。
そうすると、それぞれの死に際のシーンに涙を誘ったワンランク上の作品になったんじゃないかな?
でも、稲垣吾郎んのイッちゃってる暴君のキャラ
伊勢谷友介と岸辺一徳のシリ合いシーン(笑)
ありえね〜。。。という声が出そうな小弥太のラスト
それぞれの一部の出演者の個性が生かされたところも見所です。
時代劇が好きな人もそうじゃない人もお薦め作品です。
小さな村の小さなダンサー
http://chiisanadancer.com/
オーストラリアでベストセラーとなった、リー・ツンシンの自伝を映画化した感動作。
中国の貧しい村出身の少年が幼くして両親と別れ、バレエダンサーとしての才能を開花させる過程をドラマチックに描いています。
激動の時代を歩む彼の人生の変遷とともに、その並外れた踊りにも息をのむ迫力が伝わってきます。
take1の大好きな映画に
リトル・ダンサー
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162615/
http://www.cinematoday.jp/movie/T0000262
という作品があります。
2000年の英国作品ですが、凄く感動しました。
題名とチラシから「リトル・ダンサー」を期待させるイメージがあってかなり期待して観ました。
まずは、
ストーリーも実話だけあって、こんな人がいたのか、という驚きとともに、中国とバレエっていう違和感に頭が戸惑いましたが、迫力あるバレエシーンには圧倒されました。
実際に演じているのがイギリスで活躍する一流ダンサーだそうで、まず、本格的なバレエに感動です!
毛沢東の政策で、国中から優秀な子供を探して特別教育をしたりする国力と方針に圧倒されました。
また、言いたいことが言えない、資本主義の国についてかなり偏見を持って間違ったことを教えたり、の方針に従わなかったり、避難すればすぐに投獄されたり、自由な生活を当たり前に満喫しているtake1を含めた現代人にとってはごくごく普通の生活のありがたみを感じる作品ですね。
中国とアメリカのカルチャーショックを笑えるエピソードでの表現、そして感動のラストなど充実した内容で、かなり見応えがあります。
それにしても、あんな激動の時代に巻き込まれながらも、バレエというひとつの信念を失わず成功したという事実には感動しました。
個人的に踊り続ける生活を得るため、国や両親と決別するなんて考えられないのですが、自分がその時代の中国人で、その立場だったら。。。。と考えると。。。。理解出来ない事もないか。。。??
ラストシーンは確実に涙腺が緩みます。
かなりお薦めの作品ですよ。
バイオハザードIV アフターライフ
http://biohazard4.jp/
ミラ・ジョヴォヴィッチが最強ヒロインを演じて大ヒットしたサバイバル・アクション・シリーズで、初の3D仕様となる第4弾。
ウイルス感染により荒廃した世界を舞台に、生き残った人間を救うために立ち上がったヒロインのし烈な死闘を描いています。
シリーズ1作目でメガホンを取ったポール・W・S・アンダーソンが再び監督として返り咲いた復帰作。
3作目のラストシーンに登場した東京から物語が始まることにも注目です。
ゲームは一切した事がありません。だからゲームのストーリー内容や映像とは比べれないtake1。
純粋な映画星人としての思いを。。。。。
監督復帰作という事で期待して観にいってきました。
やっぱ「1」が面白かったから。
しかし「1」を越える内容では無かったです。。。残念
T-ウィルスが蔓延し、腐敗化した東京渋谷の俯瞰で始まるシリーズ第4弾は、最新3D映像を駆使しつつ、 空間の使い方の巧さ、場面転換の早さで視覚効果慣れした映画ファンの目を終始刺激し続ける最新映像にはなっています。
リアルだったし、斧が飛んでくるところなんかは本当凄かった。
迫力も凄いし、映像的に3Dで観るべき映画ではあるともいます。
でも
3D映像の演出に力を入れすぎたのかストーリー展開はどうもイマイチです。
いや、ストーリーに期待しちゃいけないのかもしれません。
ミラを観に行ったと思えば納得。
ミラを満喫した、ミラに酔いしれた時間と思えばまあまあです。
でも個人的な感想を言うと。。。
一体いつまで続くのだろう。。。
また「続く」て終わり方だし。。。
100パーセント、シリーズ5はあるね。
全然許容範囲ではありますが、突っ込みどころは満載。
アンデッドって打たれても簡単に死ななかったはずだが…。打たれて即死してるようじゃ、アンデッドじゃないんじゃない??
また、今回アンブレラ社のウェスカー会長が弱すぎて凄くがっかり。
全体的にこの映画はその場で迫力・映像を楽しむにはいいが、ストーリー的には特に残るものはないですね。
ラストシーンはお約束の続編を匂わす終わり方。。
絶対「シリーズ5」の最初シーンはアンブレラ社の空挺部隊との迫力ある戦いから始まるんだろうな〜??
ミラファンのtake1。
ここまできたらとことん付き合いますよ。
シリーズ5に超期待中!
1942年の今日、9月13日は、
スターリングラード攻防戦の開始日
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E6%94%BB%E9%98%B2%E6%88%A6
第二次世界大戦、ドイツ軍が総攻撃とスターリングラード市街地への突入を開始した日です。
映画のタイトルにもなった「スターリングラード」。
2000年の作品なんですが、凄く面白い作品ですので紹介します。
スターリングラード
http://movie.goo.ne.jp/movies/p32475/
実在した第二次大戦の伝説のスナイパーの極限状況における愛と苦悩を描いた戦争ドラマです。
1942年9月。ナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。
そこへ送り込まれた新兵ヴァシリ。ナチス時代に実在したスナイパー、ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)を元にしてあります。
羊飼いの家に生まれたヴァシリは、時代の流れにのまれ戦場へと送り出される。
敵の銃弾が降り注ぐ中、死体に紛れて反撃の機をうかがっている時、同じように身を潜めていた青年政治将校ダニロフと出会う。ダニロフのライフルを借りたヴァシリは驚くべき正確さで敵兵を次々と仕留めていった……。
ダニロフが彼の天才的・射撃を目にし、新聞に取り上げ、一躍、彼は国民、兵士の英雄に祭り上げられていく。
だが、次第にヴァシリは国民が期待している“ヴァシリ像”に押し潰れされそうになっていき・・・・
現在ハリウッドを代表する映画俳優になった
ジュード・ロウ
の出世作だと勝手に言っているtake1ですが、過言ではないでしょう。
ジュード・ロウという俳優を初めて知ったのもこの作品です。
個人的にスナイパー映画が大好きなtake1.
「スナイパー映画に外れなし」
という格言を残したいくらいです。
狙う側と狙われる側のなんともいえない緊迫感が、凄く映像から伝わってきます。味方であっても戦いから逃げようとする者は、撃ち殺す。戦争のおぞましさを痛感し、戦争の虚しさを感じました・・・。
とにかく百発百中のジュード・ロウ演じる主人公がカッコいい。
天才的な射撃には圧巻です!
また、彼を抹殺しようと敵軍から送り込まれる名手のケーニッヒ少佐との知恵と射撃の駆け引きが、とても緊迫してて興奮!
手に汗握る力が入る作品です。
また、ソビエトとドイツという時代と国の背景が違う角度から見れ凄く参考になります。
ジュード・ロウ主演の作品で一番好きかもしれません。
お薦めです。
東京島
http://tokyo-jima.gaga.ne.jp/index.html
直木賞作家・桐野夏生 http://www.kirino-natsuo.com/
の同名ベストセラー小説を原作に、無人島に漂着した23人の男と唯一の女性である40代の主婦が織り成すサバイバル生活を描いた人間ドラマ。
無人島での奇妙な共同生活で、直感と行動力を頼りに困難に立ち向かっていくヒロインを、木村多江が熱演しています。
正直辛かった〜。。。
まず、最初いきなり適当な説明だけで、もう、島にいて、家が建ってて、サバイバルバリバリで、旦那が死んでて、多数の男達もいる状況から始まる。。。
いきなりしらけました。。。
実は個人的に「木村多江」主演だから観に行ったといっても過言ではありません。take1がかなり贔屓の女優さんです。
幅広い役柄と不思議な魅力を持った人だと思うし、映画、ドラマでも脇役ながら存在感を示す女優さんだと思います。
「木村多江」という女優自身をスクリーンで観たい人には満足ですが、作品的には凄く最悪でした。
・無人島なのに、そのリアリティが全然ない
・サバイバル感が全く感じられない
・危機感が伝わってこない
・衣服にホノボノさを感じる
もっと、
無人島での、絶望感、人間の醜い部分、脱出する必死さ、一人の女性を取り巻くリアルな環境
そんな期待をことごとく裏切った作品なような。。。。
残念です。
深津絵里、最優秀女優賞!27年ぶり快挙
女優の深津絵里さんが、第34回モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したとの事。
同映画祭で日本人女優の同賞受賞は1983年の田中裕子(55)以来、27年ぶり2人目の快挙だそうです。
コンペティション部門に出品された
映画「悪人」 http://www.akunin.jp/index.html
は、take1も予告では少し観ましたが、妻夫木演じる殺人犯との愛におぼれ、濃厚なラブシーンに、凄い体当たりで挑んでいた印象が強く、短時間の予告の中で凄く深津さんの熱演に惹きつけられました。
そんな熱演が高く評価された結果ですね。
モントリオールはカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ映画祭。
今年はベルリンで寺島しのぶさんが、
『キャタピラー』 http://www.wakamatsukoji.org/
という作品で日本人として35年ぶりに最優秀女優賞に輝いたのに続き、日本人女優の大金星です。
日本人の映画ファンとして、映画の世界で、世界で認められる日本人が出るのは嬉しいですね。
女優:深津絵里さんといえば、
●西遊記 (2006年1月9日?3月20日、フジテレビ) - 三蔵法師 役
●踊る大捜査線シリーズ(1997年 - 、フジテレビ) - 恩田すみれ(刑事) 役
が有名だとは思いますが、
take1の個人的には、JR東海 X'mas ExpressのCMのイメージが凄く強いです。
当時は今のシャープで精悍なイメージじゃなく思いっきり顔がまん丸です。
時代を感じますね〜。。。
JR東海 X'mas Express
http://www.youtube.com/watch?v=RdF25K8DJDc&feature=fvst
ソルト
http://www.salt-movie.jp/
二重スパイの容疑をかけられたCIAエージェントをアンジェリーナ・ジョリーが熱演するアクション・サスペンスです。
潔白を証明したいヒロインが、CIAの追跡をかわしながら真犯人を探し出すまでをスリリングに描いています。
CIAに立ち向かう孤高のヒロイン、アンジーの妖艶で魅力たっぷりな立ち振る舞いとリアルなアクションに注目。
絶対パート2はあるんだろうな〜?
って思わせるエンディングでした。最後は続編「ソルト2」を予感させる終わり方です。
スパイ映画ともうそれだけで絶対観たくなるtake1。それが、アンジーならもう観るでしょう。
正直面白かったです!
アクションは派手
ストーリーもサスペンスに溢れ
テンポも良いし
衝撃シーンもあり
本当に驚きの連続です。
アクションはスピード感に溢れていて、今まで見たことないシーンの連続でした。
そして、本当にあるのかもしれないというリアリティーに溢れた現実的な内容って思う感じです。
というのは、
CIAの敏腕エージェントとして信頼が厚いヒロインのイブリン・ソルトが、ロシアの特殊機関で敵国の要人暗殺要員として育成された二重スパイの嫌疑をかけられ、汚名返上に着手するというプロット自体は、決して絵空事ではないような現実感があります。
劇中でも紹介されていますが、JFK暗殺の実行犯とされるオズワルドにはソ連スパイ容疑説が今だ根強いし、つい最近、10年以上もアメリカに潜伏し、ていた元KGBのスパイ10人が一斉に逮捕された事件が記憶に新しいですが、その中の一人、美人スパイで有名になった「アンナ・チャップマン」は本当アンジー顔負けの美女で、何かリアルに被ってしまいます。
アンジーが一体?CIAなのか?KGBなのか?
take1は騙されっぱなしで、それでも物語りはアクションと有り得ないシーンでどんどん進んでいき、100分という長さで、テンポ良く見終わった感じです。
でも、
面白かったのですが?何故か?もう一度観たいとは思わない作品ではあります。
「トゥーム・レイダー」もそうですが、アンジーらしさがよく出た好作品は、
あっという間の痛快。安心の面白さがある反面、思考的魅力がないシンプルで浅い作品なのかな?
しかし、
男の代表的なアクション俳優という肩書きに対抗した“アクション女優”という領域を、唯一開拓し続けているのがアンジェリーナ・ジョリーだと思うから
この先のアンジーの活躍にも期待したいですね。
アンジーだから出来るアクションサスペンス。オススメです。
ベスト・キッド
http://www.bestkid.jp/
弱々しい高校生が空手の老師匠と出会い、修行を通じて心身共に強く成長していく姿を描いた1985年公開の名作『ベスト・キッド』のリメイク。
ウィル・スミスの実子で『幸せのちから』のジェイデン・スミスが本作では小学生の主人公に挑み、カンフーの達人をジャッキー・チェンが演じる。
オリジナル版の要素を継承しながらも、新たな師弟が紡ぎ出す感動ドラマに注目。
“ベスト・キッド”と“ジャッキー”というキーワード。
take1はラルフ・マッチオ主演、元祖「ベスト・キッド」は大好きな作品だったしジャッキーがミヤギになるの?と期待してしまいました。
でも正直。。
オリジナルを超える面白さは何処にも無かったような。
オリジナルをもう少し“洗練”してくれていたのかと思ったら無駄に上映時間の長い“幼稚”な作品でした。
作品自身単品で評価するならそれなりにいいとは思いますが、タイトルが「ベスト・キッド」です。
そりゃ、比べるでしょう。。。。期待外れで残念でした。
ジャッキーがミヤギを演じるのはよしとしても、どうも子役がウィル・スミスの子供だと大物俳優のワガママな親バカで作ったように感じてしまいます。
実際「息子に一番ピッタリ合う作品を探していた」というインタビューのコメントを聞いた時に、ガッカリでした。
ハリウッドのパワーハラスメントがモロに働いていますね。
まあ、頭を切り替えて、
突っ込みどころ
有り得ないだろう
というシーンを探すのなら楽しめますね。
怪我を、青い炎をかざして一瞬で治してしまったり、
ジャケットを振り回して、いつのまにか強くなったり
たかが小学生のカンフー大会に、リッチで最新映像を駆使した派手な会場だったり
走るだけと型の為に、わざわざ万里の長城に出かけたり。。。まあ中国らしさを表現しているのならこれ以上中国らしい映像はありませんが・・・
全てが有り得ないを連発してしまいました。
どうして?take1の心に入って来なかったのか?
オリジナル作品のミヤギがまさしく“師”というイメージでしたので、ジャッキーの風貌や見た目が“冴えないトレーナー”に感じてしまった事。
ダニエルは高校生だったが、今作は主人公が、12歳で小学生高学年となっており、どうみても子供のけんかにしかみえなかった。
また、ラルフ演じるダニエルの寂しそうな顔、外ってはおけない雰囲気がやっぱ満たされたジェイデンにはまだまだ無理でしょう。
この残念な心を満たすため、オリジナルの「ベスト・キッド」が観たくなりました。
追伸
「ベスト・キッド2」のヒロイン
タムリン・トミタ
どうしているのかな〜????
グッドモーニング・プレジデント
http://www.goodmorning-p.com/
韓国の3人の大統領の素顔に迫る人間ドラマ作品です。
それぞれに悩みを抱えつつ日々の激務をこなす彼らの姿を、社会風刺も込めたコメディータッチで描いています。
最年少のカリスマ大統領を演じるのは、『タイフーン TYPHOON』以来
4年ぶりにスクリーンに復帰したチャン・ドンゴン。
普段は公開されない、韓国のホワイトハウスこと青瓦台での大統領の私生活が垣間見られるのも一興です。
国のトップ、一国の大統領でも「普通の人間なんですよ」っていう作品です。
内容は3代の大統領のそれぞれの任期中の悩みや苦労を描いています。
・宝くじの1等が当たっても普通に素直に喜べなかったり(全額慈善団体に寄付したり)、
・大統領であるが為に好意を寄せている人に告白が出来なかったり、
・自分が大統領であるがゆえ、夫に窮屈な思いをさせることになってしまったり、
それぞれの悩みをコミカルに描いています。
若い大統領を演じた「チャン・ドンゴン」は、正直超カッコイイと思いましたが、凄く若くして、シングルファザーで、子供優しく、イケメンの大統領というのはどうでしょう?無理がありますね。
韓国初の女性大統領は、本人はキャリアウーマンな感じでバリバリ仕事をして、凄く充実した人生なんだろうけど、大統領の夫となってしまった旦那は、何処でも妻の付け添えのようで、自分の友達とも遊ぶにしても凄く苦労していてとても可哀想でした。
大統領とはいえ、「一人の普通の人間なんだ。」っていうことが、この映画でとても理解出来て、それを凄く面白く描いていました。
欲を言えば、
時間に無理があったかな?。詰め込みすぎです。3人を連続で描くのには時間が足りなさすぎです。オムニバス風に描いているので、長時間になってももう少し丁寧に作って欲しかったですね。take1個人としては、頭の切り替えは出来るので、長く観たかったですね。
残念だったのは、
「日本が韓国の領海ギリギリで軍事訓練を行なったから、北朝鮮が戦闘体制にはいった」
という内容を都合よく、有り得ない内容で展開しているとこは、チョットムカつきましたね。映画の中での日本の描かれ方が凄く残念でした。
独り言。。。。
チャン・ドンゴンが若い時のチョウ・ユンファに見えてしまうのはtake1だけでしょうか?
インセプション
http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/
『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督が挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。
人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役は、ご存知「レオナルド・ディカプリオ」。物語のキーマンとなる重要な役どころをの渡辺謙が好演しています。斬新なストーリー展開と、スタイリッシュな映像世界に引き込まれます。
まさに次世代って感じです。
ストーリー、映像、場面展開・・・等、どれも今まで考え付かなかった新しいモノなんじゃないかな?
確かに複雑なストーリー展開でしたが、細部に神経を集中し、心地よく、そして興奮しながら堪能できました。
インセプションとは?「植え付ける」という意味。
「植え付ける=インセプション」の為に入っていく夢の中の夢の夢という深い場所は、非常に不安定な場所であり、ほんの少しでも揺らぎが生じれば壊れてしまう場所らしい。
逆に安定してしまうと、その場所が本来の場所だと思い込んでしまい、凄く居心地が良く、元の世界に戻る事が出来なくなってしまいまうらしい。
無理やり戻れば、映画で言うと虚無に陥ってしまう。突然の人格の変化や虚脱した精神状態を招く恐れがあります。
そして、奥の世界に入っていくと時間が延び、質感や匂いが非常に鮮明になり、感覚も研ぎ澄まされていく。
ノーラン監督は、こんな理解され難い世界を実にリアルに爽快に描いた事に感動を覚えます。
また、贔屓ではありますが、「ケン・ワタナベ」の演技が素晴らしい。
日本人が対等な立場で、しかも凄く重要な役どころで堂々ハリウッド映画に出ている事にも嬉しさを覚えました。
凄くのめりこんでしまい、ラストシーンでは「おい、おい!」って思わず言いそうになりました。
発想自体凄く面白いし、物語りも使命と個人の葛藤が見事に絡み合い、豪華な出演者で構成された贅沢な娯楽エンンターテイメント作品と言えるでしょう。
間違いなく今年を代表する作品です。
追伸
「マリオン・コティヤール」いいね
アデル/ファラオと復活の秘薬
http://adele.asmik-ace.co.jp/
『レオン』『ニキータ』『フィフス・エレメント』などで数々の印象的なヒロインを描いてきたリュック・ベッソンが手掛けるファンタジー・アドベンチャー。フランスの人気コミックシリーズを原作に、エジプト王家に伝わる秘薬をめぐる冒険が繰り広げられる。ヒロインに抜てきされたのは、フランスのTV人気お天気キャスターのルイーズ・ブルゴワン。職業をさまざまに変えるルイーズの見せる、キュートな衣装にも注目です。
ベッソンのヒロインには外れが無いんじゃないかな?
それともtake1にピッタリはまっているのか?
とにかくアデルのチャーミングな容姿に惹かれました。。。正直ド・ストライクです。
勇気と知性と行動力の塊のようなヒロイン、アデル。
これにtake1の大好きなジャンルのアドベンチャー、トレジャーものが加わればもう観るしかないでしょう。
し、しかし
正直作品自体にはがっかりです。
全然面白くありませんでした。リュックベッソンの映画はもっともっと面白いはずなのに、これがリュックの作品と思うと何か悔しいですね。ベッソンだって事でハードルも自然と上がっていたのかもしれませんが、それにしてもお粗末な作品です。本当に残念。。。
よかったのはしいて言えばオープニングだけかな?
最初の10分ぐらいは、まさに女版インディという感じで、実にテンポよく面白く、またエジプトってこともいい感じ。
でもそこから一気にスローダウン.
ミイラをエジプトからパリに持ち帰ってから起きる事件からどうでもいい感じに話がまわり続け、博士を刑務所から助けるくだりはもう最悪。ラストはもう無茶苦茶。
予告編でアンジェのトゥームレイダーを重ねてしまった人には最悪な作品だったのではないかな?
take1もその一人ですが(笑)。
アドベンチャーというジャンルより、思いっきりコミカルなマンガチックな作品として紹介していればもう少し評価出来たかもしれません。
でも、個人的に「ルイーズ・ブルゴワン」には惹かれているので、次回作が出来たら面白くなくとも観に行ってしまうかもしれません。
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
http://judan-movie.com/
〜こんな概要〜
娘一家を犯罪組織に殺された元殺し屋の男の復讐(ふくしゅう)を描くハードボイルド・アクション。
香港版殺し屋の仁義と掟。アイデアとユーモアが手早くハードに混ぜ合わされ、そこにつねにロマンティシズムの隠し味が存在しています。
スタイリッシュな映像美と斬新なガン・アクション、そして血脈よりも固いきずなで結ばれた男たちの熱い生きざまが胸に突き刺さる一作品です。
原題は「復讐」。
ストーリーそのものです。でも邦題は何とも情緒があり興味をそそる題名ですね。題名から雨の銃撃戦を想像してしまいます。
えっ?これって香港ノワール作品じゃないの?チョウ・ユンファが出て来てもおかしくかも?(笑)って思うような雰囲気ですが、フランス映画です。目が慣れません。
個人的には眠い退屈な作品という辛口をあえて言わせて頂きます。
記憶を失う主人公コステロ。仲間の顔も、復讐の動機までも失ってまで復讐する意味は?約束は必ず守る、命を賭けてもやり遂げる、仁義を通す熱い男達。
この映画のポイントは漢とは?、仁義とは?なんたるか?
のような気がしますが、観終わって頭の中に何も残らなかったというのが正直な感想です。
それは、あまりにも軽くなってしまっている所かもしれません。
コステロと3人のヒットマンの友情や絆が余りにも偶然で軽すぎ、凄腕のヒットマンという位置づけで、簡単に他人を信用する設定が面白くない信号をを出してました。
個人的に仁義をポイントにした復讐モノは大好きなのですが、この作品はあえて「う〜ん?」。。。。
香港ノワールの名作中の名作「男たちの挽歌」と比べるのはハードルが高すぎますが、期待して臨んだ分だけ残念でした。
日本の戦後演劇界に革命的な一時代を築いた劇作家、つかこうへいさんが10日に肺がんのため、千葉県内の病院で死去したというニュースを聞きました。がん公表から半年。62歳、あまりにも早すぎる死だすね。
「つかこうへい」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%B8%E3%81%84
の名を有名にしたのは、大部屋俳優の悲哀を描いた82年公開の
「蒲田行進曲」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B2%E7%94%B0%E8%A1%8C%E9%80%B2%E6%9B%B2
80年に舞台で初演したものを、つかさん自身が映画向けに脚色し、深作欣二氏が監督。つか門下生の平田満(56)、風間杜夫(61)に、当時のトップ女優、松坂慶子(57)が加わり、空前の大ヒットを飛ばした。特に平田の階段落ちは国民の涙を誘い、名シーンとして語りぐさになりました。
名作中の名作だと思います。
でも、take1が一番「つかこうへい」の原作で思い出にある名作が
「2代目はクリスチャン」
です。
あらすじはというと。。。
美人クリスチャン今日子(志穂美悦子)へ、警察官で実家が仏教寺の二男神代(柄本明)とヤクザの晴彦(岩城滉一)が共に我こそがと互いに先を争い求婚し自分の思いを伝える。そんな中、今まさに天竜組の二代目の組長を継ぐべき晴彦が敵対するヤクザ(黒岩組)のやり玉にはまり殺されてしまう。そうしたグダグダの中で不意に今日子の父親の境遇・母親の現在を知ってしまう。黒岩組は神戸の港祭りを仕切ろうと躍起になり痺れを切らして天竜組との抗争に発展してしまう。
「てめぇら!!十字を切って悔い改めやがれ。でねぇと一人残らず叩っ斬るぜ!!」
の名セリフがあまりにも有名で、忘れられないtake1のお勧め作品です。
つかこうへいさんに合掌。。。安らかに。。。。
踊る大捜査線 THE MOVIE3
〜ヤツらを解放せよ〜
http://www.odoru.com/
過去2作がいずれも興行収入100億円を超えた大ヒットムービー『踊る大捜査線』シリーズの第3弾。係長に昇格した青島が、新しい湾岸署への引っ越しを命じられる中、数々の事件が発生するお約束ストーリー。8つの事件が絡み合うストーリーと、熱い思いに突き動かされる青島たちが、懸命に奔走する姿から目が離せない痛快ドラマ仕立の作品です。
う〜ん・・・。
正直、厳しいですね。賛否両論って言葉がありますが、take1は面白くなかったです。
内容で言うと劇場版3作中の比較で最悪かも。。。。
期待が大きかったせいか、2時間30分が凄く長く感じました。
事件になるまでの前半が長く、事件になったら一気に加速してあっという間にストーリーがすすみ解決。
事件内容が薄っぺらいのかな?物足りなさを感じました。
勿論、お約束のキャラ、外せない出演者とそのキャラのアピール。。。
ストーリーだけでは判断出来ない、完成されたブランド的な魅力は確かにありますが、絶対外せない3人組は相変わらずいいキャラでした。
本当、期待度が高すぎるのかな?
面白いだろうと思って期待して観に行く時点で、かなり完成度が高くないと無理ですね。
やっぱシリーズものは、出演者の個性が固まっていてある意味楽に出来るかもしてませんが、前作のプレッシャーを感じて、よりいい作品を目指し、前作の2倍面白く作ってようやく同レベル位なのかな?
リターンマッチあるんでしょうか?
ダブル・ミッション
http://www.w-mission.jp/
香港のアクション・スター、ジャッキー・チェンのハリウッド進出30周年記念作となるアクション・コメディー。結婚を機にスパイから引退しようとした矢先、恋人の子どものいたずらで巨大な陰謀に巻き込まれてまうCIAエージェントの奮闘を描いています。ジャッキーのCGやスタントに頼らない人間離れした体当たりアクションと、コミカルな演技を堪能出来る作品です。
「新宿インシデント」以来のジャッキー映画です。
特に観る予定ではありませんでしたが、予告でジャッキーがミスター・ミヤギを演じる『ベスト・キッド』を観たいと思っていたのでその相乗効果で観てしまいました。(ちなみに、ダニエルはウィル・スミスの子供が演じています。)
いい意味でも悪い意味でも
ジャッキー的
ジャッキーらしい
ジャッキー映画です。
今回の『ダブル・ミッション』は、過去のジャッキー映画のアクションの使いまわしシーンが多いですね。
正直言うと、当たり前の事ですが、「ジャッキー老いたな」って感じです。
しかし、もうジャッキーは56歳。
全盛期以上のアクションが現在、出来る訳が無く、あれだけ体が動くだけで素晴らしいと思います。
そういう意味でいうと、今回の『ダブル・ミッション』は昔のジャッキーを全然知らない人が観れば、そこそこのアクションコメディだと思います。
似ている系統でいえば、シュワちゃんの『キンダガートン・コップ』やアントニオ・バンデラスの『スパイ・キッズ』風ですね。
アクション俳優と子供という取り合わせはハリウッドの黄金コンビなのかもしれないです。
「ベストキッド」前のオードブルという言い方は失礼かもしれませんが、そこそこ楽しめたジャッキー映画でした。
アウトレイジ
http://office-kitano.co.jp/outrage/main.html
ヤクザの世界で男たちが生き残りを賭け、裏切りや駆け引きなど壮絶な権力闘争を繰り広げる、本格バイオレンス・アクション。
タイトルは極悪非道を意味し、登場人物すべてが悪人という異色のドラマが展開します。
「世界のキタノ」こと北野武監督が放つヤクザ映画です。
キタノ映画を観たのは、「BROTHER」(2000年作品)以来約10年振り。でも、「BROTHER」もヤクザ&マフィア映画でした。
take1的にはキタノ映画の定番ネタのような感じもします。定番ネタというより、暴力映画がキタノ映画の原点かもしれないですね。
take1的には駄目でした。北野武監督は認めますが、役者のビートたけしは無理です。演技下手。。。
正直。。。。。好き、嫌いが分かれる賛否両論の作品だと思います。
そんな感想が北野武監督の戦略であるのかもしれませんが。。??
とにかくこの作品には、殺しへのためらいも生への執着も倫理も無常も何もありません。これでもかというくらいの殺戮の嵐。ヤクザ組織のタテ構造の中で、怒号と叫喚が入り乱れ、裏切りと権力のエゴがむき出しの醜く、人間としてあさましいまでの下克上が展開されています。
一番のビックリは、「それでもボクはやってない」(2007年作品)での役柄が印象深い加瀬亮のこれまで繊細で、臆病な役柄から、旧来のイメージを刷新し、得体の知れないワルを嬉々として演じているところかな?迫真のキレ演技を見せているとこは、イメチェンというか?絶賛ものです。
こういう役者の無限の可能性、新たな魅力を引き出すことに関して言えば
北野武という監督の才能なのかもしれません。
処刑人II
http://boondock2.jp/
〜解説〜
神の啓示を受けた敬虔(けいけん)な兄弟が、世にはびこる悪人たちを処刑するバイオレンス・アクションの続編。
1999年に製作され、今や伝説のカルトムービーとなった前作に続き、処刑人兄弟が活躍する。前作以上に過激さを増した痛快バイオレンス・シーンが見どころ
待ってました。
10年の時を経てついに待望の第二弾、パート2。
興行目的ではつくれない、映画ファンのための映画って感じです。
1作目が相当凄かったので、あれを超えるのってどうなのかな?って思って観ました。自然とかなりハードルが高かったので、素直な感想は、1作目には届かないという判断です。
でも、大好きなあの兄弟にまた会えて嬉しかったです。
まずは、ファンの為に作ってくれてありがとうを言いたいです。
続編の話を聞いてはいたが進展がないことに諦めていた時の朗報です。マニアで限定的なファン対象の映画を公開してくれた配給会社に感謝です。
ストーリー的には粗い感じしました。
でも相変わらずドタバタだけど決める所は決める兄弟にスカッと気持ちよさを感じ、過去の回想シーンは前作ファンに嬉しい限り。
楽しい大満足の至福の2時間でした。
個人的に第3作目も作って欲しいです。
期待していいですか〜?
オーケストラ
http://orchestra.gaga.ne.jp/
〜解説〜
かつては一流オーケストラの天才指揮者だった中年清掃員が、急きょ出演できなくなった楽団の代わりに、昔の楽団仲間を集めてコンサートに出場しようと奮闘する感動作品。寄せ集めオーケストラが巻き起こす奇跡を、笑いと涙で描き出しています。
『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロランや『トランスポーター』シリーズのフランソワ・ベルレアンらが出演し、いい味出してます。
逆境にめげず、コンサート出場を目指す元楽団員たちの姿に勇気づけられ、涙と感動をもらえる極上の一品です。
正直、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲もあまり知らない。
オケのコンサートも行ったことない。勿論知識はゼロ。
それでもバイオリンというと
川井郁子さん http://www.ikukokawai.com/
の単独コンサートには唯一行ったことはありますが。。。。そんなtake1ですが感動です。
ラストは、これが映画館じゃなく本当にこれがコンサート会場ならスタンディングオベーションで、『ブラボー!』、『ファンタスティック!』って叫んでいるtake1がいます。それほどラストは感動しました。
これはただのコメディータッチのB級フランス映画では絶対にないです。
確かに、導入部分から中盤までは、トントン拍子に、しかもありえない展開で話が進み、「そんな訳ないやろう?」というありえへんストーリーで、リアリティーが大好きな映画ファンには絶対受け入れられない作品です。
でも、この作品はストーリーもKGBとかユダヤとか、時代に翻弄されてしまった背景が描かれ、また、政治的な側面や、人間と芸術、ロシアとフランス、個人と集団といった、大きなテーマがいくつも隠されていて、重くもあり、暗くなりがちな「民族・政治」というテーマを取り込んではいますが、あくまでコメディタッチに仕上がっていて、実に見やすく、スマートなのがセンスいいと思います。
オケシーンが至るところに沢山あるかと思いきや?実際はラストまでほとんどありません。だからこそ、コンサートで一気に映えるシーンになったんだと思いました。
主演の指揮者:アンドレイ・フィリポフ役の役者さんは全く知りませんが?メインキャストの演技が非常にうまく、みんなキャラも魅力的です。
特に「メラニー・ロラン」は、難しい役どころを本当にうまく完璧に演じたんじゃないかな?
凄く美人で、もう絶賛しまくりです。
この作品を見始めた時、「この美しい女優さん?どっかで。。。???」と思っていたんですが?。。。
そう、
『イングロリアス・バスターズ』 http://i-basterds.com/
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=298
の時に気になっていたナチスを憎む美しい映画館経営者役の彼女でした。
ハリウッド女優と何か違う清楚な美しさと内に何か秘めた何とも言えない魅力がありますね。今回は、美人バイオリニストとして、過去の数奇な運命を背負った役どころを演じて、音楽と共に素敵でした。
どの角度から見ても美しい。。。。
そして、何と言っても圧巻のクライマックス。
クラシックの知識がなく、全く分からなくても、自分でも驚くくらいこの映画は感動で泣けます。
こんなにラストで感動した作品に出逢ったのは久々ですね。
素晴らしい映画でした。
超お薦めです。
月に囚われた男
http://moon-otoko.jp/
地球に必要不可欠なエネルギー源を採掘するため月の基地に滞在中の男が奇妙な出来事の数々に遭遇するSFスリラー。
デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズが初監督に挑み、男の悲しく恐ろしい運命を描く。
サム・ロックウェルが一人劇に挑むほか、ロボットの声をケヴィン・スペイシーが担当。
500万ドル以下の低予算映画ながらもダイナミックなスリルが味わえ、大胆な演出が光る一作です。
いきなりですが。。。
そうきたか。。。。。が感想です。
そしてとても恐ろしい意味を含んだストーリーです。
ジャンルはスリラーというか?take1的にはSFスペースヒューマンサスペンスってとこですかね。
まず、驚いたのは出演人数の少なさ。出演が主役のサム・ロックウェル一人ということ。
低予算なのに完成度が高く、ラストまで飽きさせない作りがうまいストーリーだと思います。
サム・ロックウェルというと、take1は、チャーリーズ・エンジェルの敵、ノックス役が一番印象深いですね。
SFなんですが、人間的なとこに重きテーマが置かれてあるからなのかな?
人間の尊厳というか、人権的な事を考えさせられる作品です。そしてなんだか登場人物の気持ちがグット伝わってきて、正直泣けました。
主人公サムの相棒であるロボット:ガーティの声がケヴィン・スペイシーという事を事前に知ってしまったのでケヴィン・スペイシーの顔が浮かびながら観てしまいました。
ガーティが写し出す感情表現をするニコチャンマーク?スマイルマーク?は印象的で、音楽もたまに流れる切ないピアノの曲が時に切なくより一層悲しさをそそります。
そして主演のサム・ロックウェルの演技が素晴らしい。
個人的にかなりお薦めの一作です。