アーティスト
http://artist.gaga.ne.jp/
サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家(アーティスト)であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落(ちょうらく)してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。
テレビでしか観た事がないサイレント作品。。。映画館の大スクリーンで観るのは贅沢ですね。
そして内容もクオリティーも最高です。サイレントに浸った100分間でした。
感動を覚えたのは、主人公ジョージとヒロインのペピーをメインに全ての出演者の演技力。特に表情と仕草が凄く素晴らしい。
そしてジョージに常に寄り添う犬。。。素晴らしい演技です。ヤバイ
そして銃で自殺しようとするジョージと、それを阻止しようと車を飛ばすペピーがクロスするシーン。
緊張感が最高潮に達した時、スクリーンに映し出される「BANG!」という擬音語。
もし?ここでトーキーなら音が聞こえてくるはず。
音が聞こえていれば、その「BANG!」は銃を撃った音なのか?
車が電柱に衝突した音なのか?
明白になるはずなんだけど、音が聞こえないことで、観客に仕掛けるサスペンスを見事に生じさせることに成功しています。
そういう観点からこの作品は「サイレント」が「トーキー」では絶対に生み出せない感動や興奮を、実際に見せています。
音楽も素晴らしい。。。。
全編に渡りストーリーの流れには欠かせない推進力になっておりメリハリの効いた使い方は感動します。
この作品の為に特訓したダンスシーンの数々やカンヌで最優秀犬賞こと「パルムドッグ賞」を取った役者犬による感動の名演技など、映画的、映像的にも見所は凄く多い。
ほぼ文句の付けようのない出来栄えに大満足のtake1です。
古き古典映画ファン
または、無声映画を見たことない今の若い人映画ファン
さまざまな年齢層に大いにアピールできる作品だと思います。
音がなくても、出演者の表情、演技、想像だけで観客は感動し涙を流してしまう。
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