マリリン 7日間の恋
http://marilyn-7days-love.jp/
永遠のハリウッド・アイコン、マリリン・モンローが『王子と踊子』出演のためにイギリスに赴いた際の知られざるエピソードを、同作のスタッフであったコリン・クラークの回想録を基に映画化したラブロマンス。『ブルーバレンタイン』のミシェル・ウィリアムズがマリリンにふんし、華やかなスターが抱える複雑な心情を巧みに表現。『ヘンリー五世』のケネス・ブラナー、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『あるスキャンダルの覚え書き』のジュディ・デンチなど、脇を固めるイギリスを代表する演技派たちの妙演も見逃せない。
この作品は、モンローが主演した1956年の「王子と踊り子」の助監督だったコリン・クラークによる原作が元になっていて、コリン・クラークが、23歳だった頃、その映画の撮影中に起きた二人の知られざる恋愛の様子をプラトニックな純愛物語に仕上げています。
主演のミシェル・ウィリアムズはマリリン・モンローを演じるため、かなり努力をしたとの事。
モンローウォークに代表されるあのマリリンの色っぽいしぐさをマスターすべく練習を重ねたのがスクリーンから現れてきます。
正直ただ単にメイクだけで似せているのではなく、顔つきも体系もビミョーに異なるのに、想像以上に美しく、想像以上にただならぬオーラを放っていて、想像以上にマリリン・モンローだったでした。
彼女がオールヌードでバスタブに入り、こちらを誘惑するように見つめる目はどこから見てもマリリン・モンローだったし、オープニングとラストの歌って踊る姿は実際の映像を使っているのではないかと勘違いしそうになったほどマリリン・モンローになりきっていて、中盤のキュートなダンスやあのウインク攻撃はヤバイ。
また、セックスシンボルとしての表のマリリン。そして精神的に情緒不安定の
裏のマリリンの演じ分けも素晴らしくお見事です。
最高。
ただ、すごく疑問に思ったのがそもそもこの原作自体、どこまでが本当の話なのか?証明のしようがないとこかな。
作者のコリン・クラーク自身は、「40年間胸に秘めてきた知られざる秘密の物語」などと言っているんだけど、もしかしたらかなり妄想が入っているかもしれないし、実際はこんなプラトニックではなく、かなり超親密な深い関係だったのかもしれません。
でも、そんなtake1の疑問を頭から話しておけば、この映画は男にとって最高にロマンティックな恋愛ドラマであることは間違いありません。
まあ、あくまでも作者視点で、男側からの見方ですけど。実際にモンローがどう思っていたのかは?解りません。
今現在マリリン・モンローを知らなくても純粋に素敵なラブストーリーとして楽しむことができる作品です。でもプラスα、マリリンを知っていたらもっと非常に感慨深い作品です。
『王子と踊子』を観てから今作に挑んだほうがより一層楽しめるかもしれません。
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