ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀
http://largo-winch.net/
『アントニー・ジマー』のジェローム・サルが監督を務め、フランスのベストセラーコミックを映画化したスリリングなアクション。巨大財閥の跡を継いだ男が、全財産を慈善事業につぎ込もうとして生じる周囲との軋轢(あつれき)をダイナミックなアクション満載で描く。主演は、『裏切りの闇で眠れ』のフランスの新星トメル・シスレー。彼を追う検察官を、シャロン・ストーンが好演する。世界中を舞台にして展開するスリル満点の物語に手に汗握る。
予告に騙されたというと問題かもしれませんが?予告を観た時に、かなり期待が高まったので、結構楽しみにしていました。
名古屋シルバー劇場 http://www.eigaya.com/
上映当日はtake1を入れてたった3人。。。。。
おいおい、いくらなんでもこんなに少ないの?
そんな事を思いながらワクワク。。。。
観終わって。。。残念。
凄く期待した分だけ裏切られた感じです。
正直、take1的には評価が低い作品です。
オープニングのカーチェイス。確かに凄く度派手なアクションではありますが?どれもが一辺倒で変化なく永遠と続く感じで飽きてしまいます。
作り方が雑。。。。
衝突に爆発。
疾走と急降下。
乱闘に銃撃戦。
・・・・・・・・
ワンパターンをあの手この手で見せようとする努力が凄く伝わってはきますが?何か引き込まれない。
カーアクション、機内バトル、スカイダイヴィングをしながらの格闘・・・
色んな場面でも、受け取るイメージは皆同じです。
アクションは、その時の気分を出す事にその都度全力ではありますが?矢継早のカット割りが最悪。それに加え、雑にやたらとカメラを揺らす感じです。
そんなんで興奮を引き出そうというのか?(笑)それっぽいイメージは理解出来ますが?チョット無理があるでしょう。(笑)
ビルマ、香港、タイ、スイス、フランス…と、金持ち主人公が世界を股にかけて動き回ります。
が。。。政治問題や国際問題、企業の絡んだ陰謀を放り込みスケール感大いに捻り出そうとしますが、どれも中身が薄いです。
主人公を演じるトメル・シスレー。。。。カッコいいんだか?悪いんだか?
この人自身が中途半端なイメージ。
そして、主人公を追い詰める検察官役で登場するのがシャローン・ストーン。。。
なんで?何で?彼女がこの役????
正直どう考えても彼女が演じる必要性が全然見当たらないです。
何故こんなところに顔を見せているのでしょう??「氷の微笑」(92年)から20年経ってこんな作品に出演していたんですね。
スクリーンから伝わるオーラが無く衣装もチープ、全然綺麗に写っていないシャローンには会いたくなかったよ。
全体的にはサスペンスの要素が強いアクション映画ですが、もっと物語を単純にしてアクションを独創的に前面に押し出した骨太作品しした方がよかったと思います。
主人公のバックボーンは凄く面白い立場なので、うまく作ればシリーズ化も可能だと思いますが、もうこれ一本で終わった感じ。。。。
久々にかなり期待して思いっきり裏切られた残念な作品でした。
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