サンクタム3D
http://sanctum-movie.jp/
『アバター』で映画界を新たなるステージへと導いたジェームズ・キャメロンが製作総指揮を務めるアドベンチャームービー。洞くつの中で展開される脱出劇が、キャメロン自らが改良したフュージョン・カメラ・システムによって臨場感たっぷりに描かれていく。監督は、『男たちの戦場』のアリスター・グリアソン。激流に押しつぶされる感覚や洞くつの天井に圧迫される感覚など、迫力と臨場感あふれる映像体験が楽しめる。
昔、むかし。。。。
take1が小学校だった頃、「水曜スペシャル」というTV朝日系列の番組がありました。
その中で、「川口浩探検隊シリーズ」という大好きなシリーズがありました。
世界各地の秘境や洞窟を探検したり、人類未発見の生物を探すという番組です。
そんな「川口浩探検隊シリーズ」の影響なのか?洞窟映画は大好きです。
宣伝では、驚異の3D映像とジェームズ・キャメロン総指揮という触れ込みがメインですが?洞窟探検作品という事で無条件に観賞です。
正直。。。。。アバター』のような大スペクタクル映画ではありません。
リアル3Dを体験せよというキャッチフレーズは残念。。。。
空間を縦横無尽にまたぐような作品ではなかったので、あんまり3Dの映像に迫力を感じなかったというか?とりわけ3Dである必然性は感じませんでした。
なんか?映像が凄く綺麗すぎて、洞窟のなかは全部スタジオなんじゃないかな?って感じです。
脚本もプロの冒険家とプロのスタッフなのに、何故、こんなに集団行動が苦手なんでしょう?。。。解らん。
事前に大きなサイクロンが来ると解っているのに、うまく行動出来ないのは解らん。
そしてキャラクターが薄いのかな?パニックになっても登場人物にあんまり入り込めなかったというか?人物に感情移入が出来ないのは凄く残念。。。
そんな洞窟映画ですが?
この作品は、内容としてはスペクタクル作品というカテゴリー以上に、主人公ジョシュの精神的、人間的な成長過程を描いたヒューマンな部分が大きい作品かもしれません。
過酷な自然の猛威の前に、次々と洞窟の犠牲になってゆく人間達。その内容自体は、パニックスペクタクル映画につきもののストーリーですが、最後にジョシュが、父親のフランクへ「人間としての尊厳」のために父の「死」に手を貸す行為が、ジョシュの大人への成長過程を描いていると思いました。
もしかしたら?これがこの作品の本当のテーマなんじゃないかな?
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