映画
映画 : 蟹工船
映画 蟹工船 を観に行って来ました。
プロレタリア文学作家、小林多喜二の小説を映画化した衝撃的な人間ドラマ。
カニの缶詰を作るために船に乗せられた労働者たちが、劣悪な環境の中から立ち上がる姿を描いています。
蟹工船は、高校1年生の時の担任の先生が現国・古典の専門だった事もあり先生に薦められて読んだ事があります。
(勝典子先生、お元気ですか?)←源氏物語に生涯を捧げているという印象の先生です。
作品を読んだ時は、衝撃的でした(◎_◎)
自分の頭の中で描いた劣悪極まりない環境の映像と地獄、死んだ方がましだという状況下を想像しました(@_@;)
この作品、正直がっかりです。スタイリッシュに軽く作られているという残念な作品でした。
現代に受け入れられたベストセラー作品を軽い気持ちで映画化したみたいな感じがしました。
まず、「蟹工船」という劣悪な労働環境の悲惨さ惨さが、全く映像で表現できていないのが駄目。この話の焦点は、搾取されて追い込まれ続けられた労働者の革命であり、労働者の受けている強烈な圧力がその反発、反動で大きな解放というエネルギーに変化する表現が、どの位的確に表現できるかが全てだと思います。
その表現が全くいい加減でした。
特高の拷問で死んだ小林多喜二がこの作品を観たら何て?評価するのかな?
浮かばれないんじゃないかな?
お気を悪くされた方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げますm(_ _)m
凄い辛口ですいませんf(^_^)
蟹工船小林多喜二
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