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映画
映画 : あしたのジョー
投稿者 : take1 投稿日時: 2011-02-18 21:04:49 (1349 ヒット)

あしたのジョー


http://www.ashitano-joe.com/index.html


昭和40年代に社会現象を巻き起こし、戦後最大のヒット作に数えられるボクシング漫画「あしたのジョー」を実写映画化。
主人公・矢吹丈が運命のライバル・力石徹と出会い、やがてリング上で雌雄
を決するまでを最新CG技術も駆使して活写する。ジョーを山下智久が、力石徹を伊勢谷友介が熱演。徹底的な役づくりで生まれた究極の肉体美も見逃せない。



一言。。。。。
伊勢谷力石に尽きる作品というtake1の感想です。


累計発行部数2000万部、現在まで40年以上愛され読み継がれてきた誰もが知っているボクシング漫画の金字塔。間違いなく日本漫画を代表する作品の1つです。

そんな傑作漫画の実写映画化だけに絶対に酷評と好評が分かれるところ。。。。。

仕上がりを危惧していましたが?、なかなかどうして、矢吹丈(山下智久)の役どころ、演技は置いといて。。。

力石徹(伊勢谷友介)や丹下段平(香川照之)といったあしたのジョーには欠かせない愛すべきキャラクターたちが見事に躍動していて、血湧き肉躍る傑作アクションになっています。

個人的には、伊勢谷力石、香川おやっさんで評価を得たんじゃないかと思います。

というのは、山下ジョーは、設定が残念でした。
勿論、肉体的には凄く努力の跡が見られましたが、演技に関しては???
脚本が悪いのかな?
ジョーってあんなにネガティブだったっけ?
ネガポジ両方を合わせ持つ性格のはずのジョーだと思うんですが?かなりネガティブの部分しか描かれていなかったように思えます。

子供達に好かれ、なつかれ、タンポポを愛するジョーですが?山下ジョーはかなり?クール過ぎてジョーが持つ人としての温もりが伝わってこなかった感じです。原作のジョーは結構お茶目だったように思うんですが。。。。



ヒロイン葉子にいたってはもうかなり残念です。香里奈の演技力がどうこういう問題じゃなく、まったく映画独自の原作では有り得ない性格の白木葉子になってしまっています。脚本独自の設定と白木葉子らしからぬ場面が根底からヒロインの性質を変えてしまったのは残念。



と、残念な感想もありますが?



それでも「あしたのジョー」なのだと思わせてくれるのがライバルの存在です。伊勢谷力石には感動しました。

よくぞあそこまで力石徹の世界を表現してくれたと思います。


元々、「あしたのジョー」という作品は矢吹丈だけでなく、力石徹の存在があってこそ人気が出た作品だと思っています。
主人公の矢吹丈じゃなく、ジョーのライバルである力石徹が死んだ時に実際に葬儀が行われた事でも解るように、力石徹自身が社会現象にまでなりました。

そんなあしたのジョーには欠かせない愛すべきキャラ力石徹を伊勢谷友介が見事に演じきってくれたと思います。

かなり原作に近いんじゃないかと。。。。

はっきり言って伊勢谷力石が主役のジョーを食っちゃってると言っても過言ではないかな。

ボコボコにされた後の目は力石そのものだと錯覚する位?。。。
刑務所で試合をする時の力石と凄まじい減量をして計量に臨んだ時の伊勢谷の体型と試合に臨む時に力石の体型が本当に違う!

あしたのジョーという物語の前半が力石の物語であったのと同様、この映画もまた、力石の為の映画だったといってもいいんじゃないかな。


それからやっぱ香川照之はうまいですね。
最初、おやっさん(丹下段平)が香川照之と聞いた時、体型が全然違うじゃんって思いました。

そりゃ、演技は凄くうまい。それなりにまとめるとは思いましたが?
想像を遥かに超える素晴らしい熱血オヤジの丹下段平でした。

「立て、立つんだ、ジョォォォーーー。」

は、香川段平で良かったと思います。


最後に
残念なのはエンディング。

最後の歌が残念。。。。

凄く個人的な意見ですが、昭和の匂いがプンプンする映画なのに 宇多田ヒカルではどうも。。。?現代すぎませんか?
尾藤イサオで締めてくれるならもういう事ありませんが、せめて歌詞なしでもいいから 主題歌の「あしたのジョー」であって欲しかったな。

ところで続編はやるのだろうか?
この出来映えならば、後編も見たい。。。。と思いましたが?力石はいないんですね。

カーロス・リベラ
ホセ・メンドーサ

を誰がやるのか?って心配してしましますが?山下ジョーが真っ白くなるのは、今一?いい想像が付かないです。


そして本当に最後に一言。
伊勢谷友介の力石徹なり凄いです。


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