道後温泉 本館に入ってきました。
http://www.dogo.or.jp/pc/honkan/index.htm
道後温泉は、日本書紀にも登場するわが国最古の温泉だそうで、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)と加えて日本三大古泉の一つです。
道後温泉本館は、道後温泉の中心にある温泉共同浴場です。
明治27年に建築された歴史ある近代和風建築で、街のシンボル的存在であり、1994年に国の重要文化財(文化施設)として指定されたとの事。
どっしりとした構えの本館です。
文豪・夏目漱石が松山中学の英語教師として赴任したのは、本館の完成した翌年のこと。漱石はその建築に感嘆し、手紙や、後の小説『坊っちやん』の中で絶賛しています。実際に、頻繁に通ったということから、本館の別名は「坊っちゃん湯」と呼ばれているそうです。
1階の男湯浴室内には、『坊つちやん』の主人公が湯船で泳いで注意の張り紙をされたことにちなんだ「坊っちゃん泳ぐべからず」の札が掲げられていました(笑)。
温泉ですが、正直,本当に温泉なの?って思うくらいに無色透明で匂いもほとんどないです。
「サラリとしたやさしい肌触りで実に気持ちの良い温泉」
とも言えますが?温泉独特の硫黄の匂いや薄っすらとした色を想像していたので、ビックリでした
入った後もあまりスベスベ感は無く、「温泉入ったな〜。。。」って感じにはならなかったですね。
いい意味で言えば、あまりにキレイな清潔感漂う感じ。
悪く言えば、スーパー銭湯みたいでした。
それから、この本館は宮崎駿監督の
ジブリ映画 http://www.ghibli.jp/top.html
『千と千尋の神隠し』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E3%81%A8%E5%8D%83%E5%B0%8B%E3%81%AE%E7%A5%9E%E9%9A%A0%E3%81%97
に登場する「油屋」のモデルになったといわれています。
油屋は、木造による重厚な重層構造の共同湯として描かれており、実際に、製作スタッフが道後温泉に逗留し、近代和風建築である本館のスケッチを行った記録もあるそうです。
なるほど〜。。。
言われて見れば、確かに外観からして油屋にソックリかもしれません。
まさに、「千と千尋」 の世界がここにあるって感じです。
明治の文豪、夏目漱石を
現代の映画、『千と千尋の神隠し』を
時代を経て雰囲気も歴史も感じさせてくれる建物でした。
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