マチェーテ
http://www.machete.jp/
クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスによる『グラインドハウス』内で流れた偽の予告編を基に、ロドリゲスが長編映画として製作したエロとバイオレンス満載のB級アクション。
ナイフの使い手、マチェーテが元メキシコ連邦捜査官の職と妻子を失い、アメリカで陰謀に巻き込まれ、宿敵と相まみえる激闘を描く。
ロドリゲス監督作品ではおなじみの俳優ダニー・トレホを主演に、スティーブン・セガールやロバート・デ・ニーロなど豪華競演陣がB級映画に溶け込み、手に汗握るエンターテインメント作品に仕上がっています。
企画の発端が「グラインドハウス」の劇中にロバート・ロドリゲス監督がつくった「フェイク予告編」である点が荒唐無稽さを120%物語っています。
全編どのシーンもコミックマガジン風の愉快度満載で、強烈なバイオレンスに適度なエロスがちりばめられた作品ですね。
表題の「マチェーテ」は、主人公:ダニー・トレホのコードネーム。そして、
中南米で使われるサトウキビ伐採用の鉈の総称でもあるみたいです。
冒頭からダニー・トレホが鉈で悪をめった刺すは斬るは凄まじいヴァイオレンスの始まりを予感しました。その流れから、アクションの大半は鉈などの刃物でぶった切る接近戦が主流になっていまが、そんな骨身にしみるアクションが痛々しくも快感でもあります。
でも、ラストにいくにつれてだんだん大人しいマチェーテになっていくのは、
チョット残念で頂けない感じでしたが。。。。
およそ、全く、全然ヒーローに思えない極悪人ヅラで強面のダニー・トレホが、次々とスクリーンに登場する美女達にモテる設定が、観客の想像とは逆で、「逆手にとった可笑しさ」が過激に充満していて笑えます。
悪役たちももの凄く芸達者揃いです。
不法移民嫌いの上院議員がロバート・デ・ニーロ
麻薬王がスティーヴン・セガール
国境警備隊長がドン・ジョンソン
いつもなら、当たり前に主演で主人公な面々なのにかつてのヒーローたちによるまぬけな悪役ぶりがさらなる笑いのツボになっています。
全体を通して気持ちよくそして笑えるお薦め作品です。
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