本日は、岐阜県中小企業家同友会 http://www.gifudoyu.jp/index.html
の年に一回の一番大きな全県行事、
23回岐阜県中小企業経営フォーラム
が、岐阜都ホテル http://www.miyakohotels.ne.jp/gifu/
で行われ参加してきました。
中小企業経営フォーラムとは?
年に一度全県会員が集い、1日をかけ、分科会、全体会等でじっくり学び合う、経営者の勉強の場であり岐阜同友会にとって、質量ともに最高の行事として位置づけられています。
今年のテーマは
自社の存在意義を見直して現状打破を!
〜2012年全国総会の成功をめざして〜
と題して、各分科会と記念講演で学びあいました。
まず、take1が参加したのは、第2分科会。
室長の亀井製作所:亀井社長 http://www.kamei-ss.co.jp/
と
座長の株式会社ファイブ.アイランド:五島社長
飛騨支部所属の
株式会社シモダ道路 http://www.shimoda-douro.co.jp/
の下田社長に
「ピンチをチャンスに!その時社長は何を決意したか」
〜困ったを改善、良かったを共有〜
と題して自社の実践報告をして頂きました。
ここで、報告者下田社長と会社の紹介
報告者
(株)シモダ道路 http://www.shimoda-douro.co.jp/
(株)アイディア・サポート http://www.koujidougu.com/
代表取締役 下田徳彦 氏
業 種:舗装工事全般、舗装工具製造・販売
シモダ道路 売上高:2億6000万円 社員数:44名
アイデア・サポート 売上高:6000万円 社員数:9名
1968年創業の同社は、17年前に多段式レーキ「シモダトンボ」を開発。それを皮切りに職人の心をくすぐる様々な舗装工事道具や資材の開発に着手している。
2000年、32歳の若さで社長に就任した下田氏。その3年後、主要取引先の倒産により多額の負債を抱え会社が危機に陥る。「シモダトンボ」にかけてみるしかないと決意、全国展開に力を入れる。
2009年5月には物販部門を?アイデア・サポートとして設立。販売ターゲットを同業者に絞り、全国の舗装工事業者の困ったを改善、良かったを共有しつつ様々な形で具体的な解決策に導く仕組みづくりの構築を目指しています。あるべき姿を形にすべく邁進中です。
オリジナル商品「シモダトンボ」を主力商品に、徹底的にニッチに拘った経営スタイルで全国展開をしている下田社長。。。
印象に残った言葉を。。。
●困り事 ⇔ 改善・・・相反する言葉ですが、どちらも表裏一体。
●困り事を受け入れることで新しい発想が浮かぶ
●徹底的にニッチに拘る。人がやらない事、隙間を探す
●問題が起こるから新しいアイディアが浮かぶ
●困った→儲けの種
●0を1にするのは発明、100を101にするのはアイディア。同じ1にするのでも全然違う
自社に置き換えて思った事は
「絶えず、常に問題意識を持つ」という事です。
「ピンチはチャンスだ」
と、よく言われますが、下田社長の
「困ったはヒット」(困った時はアイディアが生まれるチャンス)
という言葉がスッと腹に落ちました。
アイディアの光合成という考え方を説明されている下田社長
将来は飛騨の匠、飛騨の心を世界に発信したいという夢を熱き思いで語った下田社長の目の輝きが印象に残りました。
下田社長、貴重な報告ありがとうございました。
お土産で貰ったペン立て。
これって、シモダトンボをイメージしています。アイディアですね。
続いて記念講演
まずは、同友会代表理事
ニッケンかみそり株式会社 http://www.nikkenkamisori.co.jp/
熊田社長の挨拶
記念講演 講師は、東京同友会会員
株式会社 キツタカ http://www.kitsutaka.co.jp/index.php
代表取締役 橘高勝人 氏に
「景気、業界は関係ない!年商1,800万円の畳屋を年商30億円超の畳総合商社へ」
と題して、講演して頂きました。
講師橘高社長と会社の紹介
(株)キツタカ http://www.kitsutaka.co.jp/index.php
代表取締役 橘高勝人氏(東京同友会会員)
個人経営の橘高畳店から、業界トップの畳総合商社・株式会社キツタカへ。医者志望、畳屋だけは継ぎたくないと思っていた橘高勝人氏は、高校3年の夏、父が病に倒れ、家業を手伝わざるをえなくなる。そんな橘高氏が畳店の経営に前向きになったのは28歳の時。大量の畳を積んだトラックを目撃し、どうせ畳屋をやるならこれくらい大きい仕事をやれるようになってやるという気持ちに。
そこで法人化し、マンション建設現場に飛び込み営業を続けた結果、大口の仕事が舞い込むようになった。ゼネコンとの仕事は売上の9割を占め、年商1億円を突破。ところがそこには大きな落とし穴があった・・・
法人化から7年目、不渡りを出す直前まで資金繰りが悪化、大きな危機に直面した橘高社長は、売上至上主義から資金繰り重視の経営へと方向転換すると同時に経営全般を見直し、襖の張替えへの進出、賃貸住宅の表替えに特化することなど、新たな方針を打ち出す。以後、ユニークな組織作り、リフォーム会社のメリットになることを常に考えた商品開発、マーケティング、ブランド化に取り組み、大きな成長を続けている。
年商30億円・社員数288名・事業内容:畳表替、畳新規、畳殺菌処理、襖張替、襖新規、リサイクル事業、RPF固形燃料販売 等
まずは、畳屋さんで年商30億って凄いって純粋に思いました。
スタートは7坪の工場で3人から。。。
創業者のお父様が脳梗塞で倒れられた事がきっかけで医者の道を諦め稼業の畳屋さんを継ぐ事に。。。。。
町屋の畳屋から大手ゼネコンの仕事へ
資金繰り地獄を経験し、自らの猛勉強と人との出会い、アドバイスに助けらてながら現在の会社にされたとの報告です。
橘高社長は、リフォーム業者にターゲットを絞り12年間戦略的なタイミングでのDMを続けられて売り上げを伸ばされました。
現在、東京、神奈川の約4分の1。1万5千社とお付き合いされているというのが凄いです。
ここで、自社に置き換えた学びのポイントは
ターゲットを徹底的に絞り、そこに集中した営業戦略をたてる
という事です。
仕入単価、支払単価、人件費の損益分岐点の把握と自社の得意分野、ターゲットを決めそこに集中的にエネルギーを注ぐお話は大変参考になりました。
橘高社長岐阜までお越しくださり、大変有意義な、為になる講演をありがとうございます。
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