昨日は、
岐阜県中小企業家同友会 http://www.gifudoyu.jp/
の中濃地区会加茂支部の8月度例会がありました。
今回は
「業界を取り巻く環境とその対応:製造業編」
ということで、
加茂郡八百津町野上の
株式会社 富信 http://www.tomishin.co.jp/
の工場見学会に参加させて頂きました。
工場見学に先立って同会社の代表取締役社長社長の各務正敏氏に報告して頂きました。
テーマは
「限りない信頼と限りない挑戦」
・モノづくりの着眼点(ニッチ、隙間戦略)
・人の手間を省く(自動化 工程進化)
・社員が働きやすい環境づくり(すべて任せる CSよりES重視)
富信さんのモノづくりはネジです。
でも、ビスやプラス頭のダ物じゃなく、「六角穴付きボルト」というネジを生産されています。
今ではニッチという言葉がよく使われますが、富信さんの場合は最初からニッチだったそうです。
というのは?
たまたま小物、小さいネジの生産を創業当時からやっていて
小さいもの=作りにくい
という事で、他社が参入してこなかったから自然にニッチな部分で現在に至るとの事だそうです。
企業秘密もあり、工場見学の様子は撮影しませんでした。
ただ、凄いと思ったのは、とにかく機械が多くて人が異常に少ないです。
機械が自動で休む間もなく動き続け、人がチラホラ。
各務社長に聞くと、1人で7?10台の機械を見ているとの事。
隣で、山登ゴムの山口社長が
「これが、中国に行かなくても国内生産出来るしくみなんじゃない」
と仰ったことが、なるほど と思いました。
どうしても人件費の安い中国に移行しないと生き残りを図れない製造メーカーがある中、機械の自動化、少ない人数。一人あたまの生産量をアップさせ、中国に行かなくとも国内生産で経営していける秘密を見させて頂きました。
他企業の仕事を見るのは面白いです。
針金が機械の中に入って、ネジになって出てくるブラックボックスには感動しました。中ではどんな動き、作業になっているのか?興味深深でした。
建築を業種で判断すると製造業ではなくサービス業になるような気がします。
最初から自社とは全く関係がないとという頭や目線で見れば何も学べませんが、製造業から学ぶ何か?ヒント?を見つけて自社に何か置き換える事が出来るなら、それは凄い差別化になるんじゃないかな〜?って思いました。
各務社長、ありがとうございました。
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