オーケストラ
http://orchestra.gaga.ne.jp/
〜解説〜
かつては一流オーケストラの天才指揮者だった中年清掃員が、急きょ出演できなくなった楽団の代わりに、昔の楽団仲間を集めてコンサートに出場しようと奮闘する感動作品。寄せ集めオーケストラが巻き起こす奇跡を、笑いと涙で描き出しています。
『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロランや『トランスポーター』シリーズのフランソワ・ベルレアンらが出演し、いい味出してます。
逆境にめげず、コンサート出場を目指す元楽団員たちの姿に勇気づけられ、涙と感動をもらえる極上の一品です。
正直、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲もあまり知らない。
オケのコンサートも行ったことない。勿論知識はゼロ。
それでもバイオリンというと
川井郁子さん http://www.ikukokawai.com/
の単独コンサートには唯一行ったことはありますが。。。。そんなtake1ですが感動です。
ラストは、これが映画館じゃなく本当にこれがコンサート会場ならスタンディングオベーションで、『ブラボー!』、『ファンタスティック!』って叫んでいるtake1がいます。それほどラストは感動しました。
これはただのコメディータッチのB級フランス映画では絶対にないです。
確かに、導入部分から中盤までは、トントン拍子に、しかもありえない展開で話が進み、「そんな訳ないやろう?」というありえへんストーリーで、リアリティーが大好きな映画ファンには絶対受け入れられない作品です。
でも、この作品はストーリーもKGBとかユダヤとか、時代に翻弄されてしまった背景が描かれ、また、政治的な側面や、人間と芸術、ロシアとフランス、個人と集団といった、大きなテーマがいくつも隠されていて、重くもあり、暗くなりがちな「民族・政治」というテーマを取り込んではいますが、あくまでコメディタッチに仕上がっていて、実に見やすく、スマートなのがセンスいいと思います。
オケシーンが至るところに沢山あるかと思いきや?実際はラストまでほとんどありません。だからこそ、コンサートで一気に映えるシーンになったんだと思いました。
主演の指揮者:アンドレイ・フィリポフ役の役者さんは全く知りませんが?メインキャストの演技が非常にうまく、みんなキャラも魅力的です。
特に「メラニー・ロラン」は、難しい役どころを本当にうまく完璧に演じたんじゃないかな?
凄く美人で、もう絶賛しまくりです。
この作品を見始めた時、「この美しい女優さん?どっかで。。。???」と思っていたんですが?。。。
そう、
『イングロリアス・バスターズ』 http://i-basterds.com/
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=298
の時に気になっていたナチスを憎む美しい映画館経営者役の彼女でした。
ハリウッド女優と何か違う清楚な美しさと内に何か秘めた何とも言えない魅力がありますね。今回は、美人バイオリニストとして、過去の数奇な運命を背負った役どころを演じて、音楽と共に素敵でした。
どの角度から見ても美しい。。。。
そして、何と言っても圧巻のクライマックス。
クラシックの知識がなく、全く分からなくても、自分でも驚くくらいこの映画は感動で泣けます。
こんなにラストで感動した作品に出逢ったのは久々ですね。
素晴らしい映画でした。
超お薦めです。
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