と、言う訳で・・・「ハート・ロッカー」。
http://hurtlocker.jp/
アカデミー賞の発表前、ギリギリに観に行ったので、結果が解らなく素直に観ました。
この作品はイラクに駐留するアメリカ軍の中でも、最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描いた社会派戦争アクションです。
命知らずの兵士と仲間との確執と友情を軸に、緊張感あふれる爆発物処理の現場をリアルに映し出しています。
迫力ある戦場の描写と、兵士の勇気の裏にひそむ心理の繊細な描写に驚かされます。
”War is a Drag."
今作の冒頭に登場するテロップです。その言葉から分かるとおり、
”一度戦場に立ったら二度と普通の生活に戻ることはできない”
というメッセージを強く残した作品です。
エンディングの時、”War is a Drag." 主人公ジェームズの”辛いんだけどやめられない”という心境がよく伝わってきました。
賛否両論が分かれる作品です。
正直、take1は微妙〜?。。。。
戦場の臨場感は物凄くリアル。よく、ニュースで放送されるような画質が余計に説得力を出してます。
今までの爆弾ものとは、全く切り口が違いますね。いつ爆発するかわからない。はっきりとした悪役がいない。全く敵が見えない。観ているtake1は、主人公ジェームズとその仲間たちの爆弾処理を131分間たっぷりに付き合わされ、くたくたに疲れました。ギャラリーのような怪しいイラク人たちがみんなテロリストに見えてしまいます。これって怖いですよ。
そして時おり、戦闘機の爆音が上空を轟かせて通り過ぎていく。いつ爆弾が投下されるかもしれないという不安感がこちらにも伝わってきます。
普通の人間だったら頭がおかしくなる極限状態!この映画の最後まで持続する緊張感は観ているこっちがとにかく疲れます。
戦場のリアルさを追求した場面。
ライフル弾の装填をスムーズにするために、必死でつばを吹きかけ、血を拭き取り、すべりをよくする行為。
狙撃手のサポートをするために双眼鏡で、敵を視認するジェームズの目にとまるハエと臭ってくる汗と血。
そして思わず目をそむけたくなる極めつけの場面。
敵のアジトで血まみれになり、死んでいる人間爆弾少年。
少年の体の中には、爆弾が隠されており、それに手を突っ込んで爆弾を取り出すジェームズ。
これほど生生しい場面は、「プライベート・ライアン」のノンストップ15分オープニング依頼の衝撃。平和な世界を願いながら、危険な戦場に魅かれた哀れな男たちの物語です。
アバター派のtake1としては、これがアカデミー最優秀作品賞に輝くかは微妙かな〜???
アカデミー会員の目線とは、ズレのあるtake1です。
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