エリジウム
http://www.elysium-movie.jp/
『第9地区』が第82回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、マット・デイモンを主演に迎えたSFアクション。22世紀、富裕層だけが居住を許されるスペースコロニー“エリジウム”を舞台に、虐げられた地球の住人の反撃をハードに描く。マットのほか、ジョディ・フォスターや『第9地区』『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のシャールト・コプリーが出演。ブロムカンプ監督の斬新なアイデアや演出に期待。
近い将来なるであろうというリアリティがあるか?ないか?といえば、ないであろう、しかし現代に落とし込んで考えさせられる作品である事は事実です。
見どころを語れといわれると、あんまり印象には残らない作品でした。
まあ、メインは
富裕層のスペースコロニー「エリジウム」そして、一家に一台あるであろう、あらゆる病気を治す医療ポッド(@_@;)
ストーリーも悪くはありません。
でも、エリジウムを守る最新のセキュリティーと防御が今一説得力に欠けます。
というのは、この作品で主人公に絡んで阻止するのは、スマートではない地球在住の荒くれ乱暴者の潜入エージェントとその部下2人の合計3人(@_@;)
もっと、圧倒的で戦闘能力も半端ないロボットやアンドロイドが出てきてもいいんじゃない?というか?出てこなけりゃ、エリジウム守れないでしょう?(笑)
SF作品とはいえ、アクションや近未来の乗り物や戦闘で魅せる作品ではないので、細かいディテールのなさにいちいち突っ込みをいれたくはなりました。
マット・デイモンが着ている戦闘スーツはみていて頭が痛くなります。
この作品を通して監督が表現したかったのは
富裕層のスペースコロニー「エリジウム」を観て一目瞭然。
富裕層と貧困層の格差社会。。。それにつながる医療格差問題
金持ちは最高の医療技術ですぐ治してもらえ、貧乏は、全く相手にされない。
まさに、現代のアメリカの格差社会の一面そのものです。
この問題に一石を投じ、この先のアメリカ社会を考えさせられる切っ掛けになる願いを込めニール・ブロムカンプのテイストで描いたSF社会問題作品だと言っていいでしょう。
ボーンシリーズでイメージがついたマット・デイモンのアクションやSFの期待を込めて観に行かない方がベターです(笑)
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