ジャンゴ 繋がれざる者
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『イングロリアス・バスターズ』などの異才クエンティン・タランティーノ監督が、前作からおよそ3年ぶりに放つ骨太のアクション大作。19世紀中期のアメリカ南部を舞台に、かつて奴隷だった男の妻奪回のし烈な闘いを描き出す。レオナルド・ディカプリオが本作で初めてとなる悪役に挑むほか、ジェイミー・フォックスやクリストフ・ヴァルツら個性と実力を兼ね備えた俳優たちが豪華共演。緊迫感あふれる人間模様と、驚きのストーリー展開に言葉をなくす。
はい、天才?異才?。。。ご存知、独特な作風でファンも多いクエンティン・タランティーノ監督のマカロニ・ウェスタン風←ふう(笑)の冒険活劇作品です。
相変わらずのタランティーノ描写が連続で、かなり得意な容赦の無い、でも何かコミカルなバイオレンスで描かれたぶっ飛んだアクション作品になっています。
タイトルのジャンゴは、マカロニ・ウエスタンの定番キャラの名称で、タランティーノは当時のレトロな雰囲気や映像、人物名や衣装デザインまで、ありとあらゆるところに真似というか?引用というか?いわゆるオマージュが散りばめられています。
過去かなりのタランティーノ作品を観ているファンには、ここ最近の数本とは似たようなつくりなので、意外性や新鮮味はほとんどないですが、でも、タランティーノ作品に未経験な人にとっては、新鮮味バッチシで、何も考えずに楽しめる娯楽作品なんじゃないかな?
それでも、残虐な描写とヤバイ、ブラックな台詞やギャグ、そして個性的なキャラとびっくりなキャスティングには毎回驚かせられ、タランティーノの世界に引き込まれていきます。
そして、出演者がこの監督の作品だと、何故かみんな違う意味でイキイキと輝いていて、他作品とは一味違った面を引き出されている感じがします。
特に、サミュエル・L・ジャクソンとレオナルド・ディカプリオの演技は最高。。。
テーマだとか?、奴隷制度やその時代の史実がどうだとか?という難しいことは一切考えず、ただただ物語の展開を頭を空っぽにして楽しむ映画でした。
現代人の疲れた脳にはピッタリの作品だと思います。
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