ロックアウト
http://lockout.jp/
『レオン』などのメガホンを取り、数々の名作に携わってきたリュック・ベッソンが製作を務めるSF。囚人たちの暴動が発生した宇宙刑務所を舞台に、彼らの人質となった大統領の娘を救い出す指令に挑む元CIAエージェントの活躍を、息詰まるタッチで追う。ガイ・ピアースが不敵かつ屈強な主人公を演じ、激しい戦闘に立ち向かう男を熱演。『96時間』のマギー・グレイスが共演し、彼と共闘する大統領の娘を好演している。メガホンを取るのは、短編やテレビシリーズで活躍してきたステファン・サン・レジェとジェームズ・マザー。
今回の主人公スノー役のガイ・ピアースは、2008年度作品の
「ハート・ロッカー」 http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=194
のマット・トンプソン軍曹のイメージが強いですね。
take1も酷評した
「プロメテウス」
http://take-1.sakura.ne.jp/modules/masternews/index.php?page=article&storyid=1056
に出ていたのはスルーでした。
そんな、あまり巷ではまだまだメジャーではないガイ・ピアースとtake1が大好きなリュック・ベッソン製作のSFチック宇宙潜入奪還作品です。
ストーリーだけをチラシで見たときは凄い期待度でした。
リュック・ベッソンが手がけ、宇宙での建物地球衛星軌道上の宇宙刑務所への潜入もので、大統領の娘奪還アクション作品とくれば、そりゃ期待するでしょう。。。
で、あーーーまたやっちゃったベッソンって感じかな?
でも嫌いではありません。←どっちやねん?
作品のアイデアとしてはかなり斬新でした。
でも…ただ目新しいのはそれだけ。内容や映像は間違いなくB級を抜け出せない仕上がりです。
近未来?の2070年の設定ですが、思ったよりは意外と科学は進んでいなくて
特に通信手段の無線や武器である重火器等は今と全く同じのような気がしました。。。残念
もう少しタイムリミットが明確に定めてあり、その時間的制約の上でのハラハラ・ドキドキの緊張感があれば、主人公側も悪者側も危機感覚が伝わってきてより一層盛り上がるいい作品になっただろうにと思います。
思ったより主人公は意外と弱いし
SPや警備は全然役に立たないし
大統領の娘も自業自得なお馬鹿だし
囚人500人と言っているが実際相手にするのはほんの10数人だし
作品への突っ込みどころは満載です。
一番有り得ないと思った突っ込みどころは、主人公スノーとヒロインの大統領の娘の二人揃っての宇宙空間へのダイブと大気圏突入・・・そして地球の大抵?アメリカであろう大都会に無事落下。。。。
ぜってーーーーー有り得ないでしょう。どうせ無事着地ならはるか彼方のアフリカとか、中央アジアにして欲しかった(笑)
それでも、主人公スノーの人を食ったような態度Lの“減らず口”キャラクターは魅力的でした。
タバコへの拘りというか?執着心をキャラに絡めヘビースモーカーキャラを全面に押し出して新たなヒーロー像を作り出していますね。
リュック・ベッソンファンとしては贔屓目に観て及第点に手が届かない娯楽アクション作品でした。
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