聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
投稿日時 2011-12-28 23:35:35 | カテゴリ: 映画
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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
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真珠湾攻撃によって自ら開戦の火ぶたを切って落とす一方、誰よりも戦争に反対し続けた連合艦隊司令長官・山本五十六の実像を描くヒューマン大作。監督は、『孤高のメス』『八日目の蝉』の成島出。山本五十六を日本映画界を代表する名優・役所広司が演じ、海軍大臣・米内光政役の柄本明、軍務局長・井上成美役の柳葉敏郎、新聞記者役の玉木宏ら豪華俳優陣が脇を固める。刻一刻と変わる情勢の中、未来のために突き進んだ日本人の姿を、壮大なスケールで描く注目の一作だ。[
予告で度肝を抜かれた豪華キャスト。。。。 そうそうたるメンバーが出演している贅沢な作品です。
やっぱ、時代設定が戦時中。。。。 厳格な軍人山本五十六ってイメージを想像していましたが、見事にその厳しい固定観念が覆らされました。
今回、役所広司演じる山本五十六の印象は、厳格な軍人である以前に一人の心大きな人間として描かれています。
役所広司のイメージがそうさせているのかな? 人柄に触れるシーンや身近なエピソードが多く盛り込まれていて作品全体に凄く温かみを感じる映画って思いました。
そんな作品だらかな?戦争の悲惨さ無謀さを映像からそんなに強くは感じられる事はありませんでした。
逆に、ジェリー・ブラッカイマーの「パール・ハーバー」ではありませんが、迫力ある戦争映画としての大スペクタクルシーン、ドンパチ激しい戦闘場面を を期待して観に行く人にはチョット期待外れに感じられるかもしれません。
戦争映画というよりは、むしろこの映画は山本五十六の人間ドラマとして作られているんじゃないかな?
家族との食事では、一匹の魚を家族全員で分け与えるなど意外に質素とこがあり 過去の戦争で指を無くしている事 酒が凄く下戸な事。。。等
人間山本五十六の人柄を知るシーンが大変多く面白く観れました。
戦争に突入していく日本の内部中枢の葛藤。。。当時の海軍内部の派閥と対立、陸軍との微妙なバランスと新聞報道・・・等、その時代の世相を大変解りやすく描いていたと思います。
三船敏郎に代表される厳格な戦争軍人山本五十六のイメージは置いておいてこの人間作品山本五十六を役所広司の素晴らしい演技と実力ある脇役でまんまそのものを味わう事の出来る十分満足できる良い映画です。
本当、役所広司の演技は上手いですね。。。。
山本五十六の最後のシーン。。。 伝説となっている日本男児、軍人の鏡と言い伝えられている毅然とした鬼気迫る不動の姿がスクリーンに映し出された時は、凄く鳥肌が立ちました。
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