電人ザボーガー

投稿日時 2011-11-06 18:59:28 | カテゴリ: 映画

電人ザボーガー


http://www.zaborgar.com/

1974年に放送され人気を博した特撮ヒーロー作品を、『ロボゲイシャ』などの鬼才・井口昇監督がリメイクしたヒーロー・アクション。秘密殺人強盗機関Σ(シグマ)に父を殺され復讐(ふくしゅう)を誓う主人公が、父の作った変形型バイクロボット“ザボーガー”と共に戦う日々を、青年期、熟年期、老齢期にわたって活写。熟年時代の主役を務める板尾創路のバイクスタント、豪華キャスト演じる往年の人気キャラクターなど見どころ満載の痛快作だ。




映画『電人ザボーガー』特別映像を先行配信!
http://movies.fc.yahoo.co.jp/8/26/


原作はtake1が6歳の時の特撮ヒーローです。

正直、1974年の特撮TVシリーズでの「電人ザボーガー」は決してヒットした作品ではありません。でも、何か?take1の記憶にはっきり残っている作品ではありました。

というのは、全てが衝撃的に大げさでオリジナリティーが高かった為かもしれません。

主人公の大門豊(37年経っても未だに覚えている名前です)の過剰な演技。
ザボーガーのダサいデザインと緩いアクション。
顔のついたザボーガーが変形したバイク。
チープな敵キャラ・・・等

どれもが、インパクトが強い映像でした。

世間的にはB級でもないC級特撮番組として格好の嘲笑の対象にすらされてしまったこの作品。

リメイクの情報を掴んでから、公開を凄く楽しみにしていました。

はっきり言って、大傑作だと思いました。

一番感じたのは、なによりこの作品に対する製作者側の長い間特撮マニアからも冷遇され続けてきたこの作品へ愛情です。

オリジナルのバカバカしさ、シュールさをそのままに、当時この作品にあった熱さをヤケクソのようなパワーを見事に再生してみせてくれます。

オープニングで悪のサイボーグ組織「シグマ」が国会議事堂を襲撃する冒頭のシーケンスで、これ見よがしな哄笑とともに置物のツボから出現するミスボーグの生首!

いきなりの有り得ないシーンからもう全開です。

ザボーガーにヘルメットのマイクから指令を出す大門豊。「ピッッ」という音がもう涙もの。。。。台詞も仕草も兎に角熱い。

上映中、一瞬たりとも見逃せないザボーガーワールドにドップリ浸かってしまいました。

そして、エンディングロール。オリジナルザボーガーの映像がしばらく流れるのですが、これを見ると、この作品がいかにオリジナル作品の映像要素を忠実に再現していたかが一目瞭然にわかり、オリジナルに対しての凄いリスペクト精神が解ります。

観ていた演出やキャラクターデザインのほとんどが、まさか30数年前の原作版をそのまま再現したモノだったとは…
エンドロールで流れる原作のTV版には感動そして映像の数々に思わず鳥肌が立ちました。

これぞリメイクの教科書です。

個人的に最高。。。


映画『電人ザボーガー』予告





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