96時間

投稿日時 2009-09-06 23:34:42 | カテゴリ: 映画

映画 96時間 を観てきました。



ど肝を抜かれましたという感想です。
驚くくらいのシンプルさ。なんのひねりもない、直球真っ直ぐストレートなストーリー。それでいて異様に面白い。娯楽映画の基本、原点を思い知らされる作品です。


ストーリーは至ってシンプル

かつて秘密工作員として腕を鳴らしたブライアン、今は引退生活を送っている。別れた妻は、金持ちと再婚し、最愛の娘キムは母と暮らしていた。ある日、キムが友人とフランス旅行へ旅立ち、旅行先のパリで娘が謎の誘拐犯に拉致されてしまう。そして娘が命より大切なお父さんが、誘拐された娘を、力づくで取り戻す。

たったそれだけのストーリー、単純明快です。しかしこの父さん娘の為なら台詞にもあるように「エッフェル塔だって壊す」のだってOKだし、普通ならこんなに殺していいのかよって感じです。

前半のさえないパパだけど娘命という病的すれすれの親バカぶりの設定で観客を洗脳し(僕もそのうちの一人ですがf(^_^)。。。。。)
「この娘を救うためなら何でもやってよし」との同意が観客の中に形成され、無条件の共感を集めることに成功しているんじゃないかな?。

こうなればもう無敵のやりたい放題。元諜報部員に破壊的な大活躍をさせるオンパレード。ダラダラと殴り合いなどせず、悪い奴らは一瞬で地獄行き。96時間というタイムリミットが迫ってくるので、ザコは瞬殺で短いほど快感度が増します。

一気に引き込まれたのは、娘がさらわれる瞬間のブライアンの取った冷静な行動。絶望的な距離にもかかわらず、幸いな事に携帯電話がつながっているそのたった一点の有利をスーパー・ブライアン・パパがどう生かすのか?
僕を含め、全員が「絶対無理」と思っているような逆境で、このパパはすさまじい踏ん張りを見せる。この主人公の活躍は、僕の予想のはるか上をいき、繰り出されるサプライズの嵐に大いに仰天してほしいです。

とっても超気持ちいい ←北島康介風に
面白い作品でした。超お薦めです。




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