同友会:2011年度 中濃地区第1回合同例会 〜(株)宮崎本店〜

投稿日時 2011-07-26 23:25:31 | カテゴリ: 同友会

同友会:2011年度 中濃地区第1回合同例会 〜(株)宮崎本店〜

今夜は多治見市産業文化センター http://www.c-5.ne.jp/~sanbun/
で開催された、岐阜県中小企業家同友会 http://www.gifudoyu.jp/
の2011年度 中濃地区第1回合同例会に参加してきました。

報告者に
CMでお馴染み清酒「宮の雪」、下町のお酒「キンミヤ焼酎」を生み出す酒類メーカー
株式会社 宮崎本店 
代表取締役社長 宮崎 由至 氏
http://www.miyanoyuki.co.jp/
をお迎えして

伝統産業を生き抜く『異端系正統派』経営
〜自社の強みを自覚し、ニッチでなく“カルト市場”を狙ったブランド浸透〜

というテーマで、お話をして頂きました。

案内チラシ
http://take-1.sakura.ne.jp/take1/20110726tyuno-goudou.pdf

〜ねらい〜
創業165 年を誇る清酒メーカー6 代目の宮?社長。若者のお酒離れなど、飲酒文化の変化もあり業界全体は苦戦しているが、宮?本店の清酒「宮の雪」は国際的に高い評価を受け、甲類焼酎「キンミヤ」も東京の下町居酒屋で人気を集めています。同社は以前、焼酎は18 ?の大型ポリ容器で卸していましたが、メーカー間での価格競争が激化し「体力勝負では大手に勝てない」と判断。小瓶で小売、卸したりする戦略に転換する大決断でブランドの可視化に成功。また中国、欧米市場に眼を向けた清酒の高級ブランド化にも取り組んでいます。常に、●戦略と戦術を分けて考える、●当社の顧客は誰か、●社員満足は顧客満足を追求し、「自社の強み、弱みを知り、社員と共有化することで強みを更に伸ばし、弱みを強みに変え、新しい仕事づくりにつなげていくことができる」と自らの実践経験を語る宮?社長の「次の一手」から学びあいたいと思います。




報告の中で出た言葉をピックアップ

※ 従来の商品を従来のマーケットに持っていくだけだと必ずデフレになる。

※ この先の生き残りは、「新商品・新しいマーケット・新連携」しかない。

※ 自社の強み・・・自分より他人の方が知っているもの

※ 自社の弱みは凄くよく理解している。

※ 社長は軸のブレない戦略だけを考え、戦術に口を出さない。

※ お客を捨てる、選ぶ・・・宮崎本店のお酒だけ飲むとという客だけを相手にする。

※ CS(顧客満足)・・・客を限定すればCSは間違いなく上がる。

※ ES(社員満足)・・・社員の感動→お客様が自社の価値を認めてくれる事
             
※ 究極はCS(顧客満足)= ES(社員満足)

※ 共通言語の再認識



報告が終わってからのグループ討論では
「あなたは「会社の強み」をどう考えていますか?」
という討論テーマで話し合い



自社の強みを互いに深く掘り下げ話しあいました。

グループ討論で出た活発な意見の中で

自社の強みの条件として「他社に簡単に真似出来ない事」という考えを頂きました。

そして、自社の強みを認識しても
本当にそれを生かしきっているか?
活用しきっているか?
利益に繋がっているか?

チェックしないと本当の意味で強みとは言えないかもしれません。

そんな意味で思うと

社長が自分で思っている自社の強みは本当にそうなのか?社員に伝わっているか?もう一度こだわりとは違う、得意分野とは違う本当の意味での強みを見つけたいと思いました。

宮崎社長
大変為になる報告ありがとうございました。






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