NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」 第6回:光秀の天下

投稿日時 2011-02-14 23:35:10 | カテゴリ: 個人

NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」


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第6回:光秀の天下

〜あらすじ〜
天正10年(1582)6月。伊勢上野城では、市(鈴木保奈美)、茶々(宮沢りえ)、初(水川あさみ)は、信長(豊川悦司)の死を嘆く間もなく、尾張の清洲城へ避難することになる。江(上野樹里)の消息が分からず、市は動揺を隠せない。
 そのころ江は家康(北大路欣也)と共に、命がけの伊賀越えの末、伊勢に到着。家康と別れ、市たちが去った上野城に到着するが、潜んでいた野武士たちに捕らわれてしまう。
 一方、光秀(市村正親)は、天下人どころか孤立無援となろうとしていた。最大の誤算は秀吉(岸谷五朗)であった。信長の死の知らせを聞きつけるや、謀反人光秀を討ち果たすため、織田方の諸将に「お屋形様、ご存命」との偽りの文を送り届ける。毛利とも和睦を結ぶや騎馬隊で嵐の中を走り続け、備中から一日半で姫路に到達。のちに「中国大返し」とよばれる離れ業をやってのける。安土城に入った光秀のもとには、秀吉率いる羽柴勢に諸大名が次々合流を図っているとの知らせが入る。
 そんなとき、光秀は人質として野武士が連れてきた江と対面する。なぜ謀反を起こしたのか、なぜ伯父上を殺したのか、涙ながらに江は光秀に訴える。
 そして、光秀・秀吉両軍が激突する山崎の戦いへ。 光秀に解放され、清洲城で市らとの再会を果たした江だったが、秀吉が勝利し、光秀はこの世を去ったことを知らされる。


「江 〜姫たちの戦国〜」の第6回を観ました。

突っ込み所満載の今回のNHK大河:江ですが。。。。まさに、本当にどうしちゃったんでしょうね?

先週の本能寺の変での江の幻影の登場から展開がだんだんありえない感じになっているような?。。。。

トヨエツ信長の時もそうだったんだけど、市村光秀もなんで死ぬ時にお江のことを思うんでしょうか?やっぱ、主人公だから?こじつけOKで納得させてしまうNHKの得意技ですかね?

う〜ん?
このNHK大河は「本能寺の変」で燃え尽きちゃったのか?
もはや、少女マンガの世界の突入した感じがあります。

突然強くなった江、軽いB級ドラマをイメージするBGM、親子、姉妹の再会シーン。。。。等

天下のNHKさん大丈夫ですか?

そして、特に思うのが?場面展開、歴史的出来事やポイントの端折りの早さです。

先週の、「本能寺の変」もそうでしたが、今週もまた随分と早い感じで、まるであらすじ紹介のような展開でした。

徳川家康はあっという間に遠江に戻っていくし、

上野城に戻った江のもとに現れた野武士が家臣を一方的な殺戮でカタがついてしまうし、

秀吉の中国大返しは全然見せ場がないままに一瞬で完了してしまうし、

明智光秀はあえなく一瞬で最後を迎えるし、


なんと言うか?歴史的な大きな意味を持つ事件の見せ場を一瞬で片付けていってしまうこのスピード感に驚きを覚えました。

そして、じっくり描かれているのは、

江の大人びた、ご立派なセリフ。
いきなり強くなる威風堂々の態度。
お市の方とその娘姉妹のやりとり。

ここで、ようやく解りました。

当たり前の事ですが、今回のサブタイトルは

「姫たちの戦国」

はい、姫、女性がメインでした。

男がメインの出来事は一瞬の紹介程度で、しかも男は
軽い感じか?
情けない弱い感じか?
で、描かれています。

特にそれを象徴しているのが?光秀と江の2人きりの遣り取りです。

どうして信長を討ったのかもわからない。←(そんなはずはないやろう)
理由をあげればないことはない。けれど、それは天が決めたことに従っただけなのかも知れない。と信長を討った事を今更ながら後悔する光秀の言葉には、下克上の武将達が入り乱れるこの乱世を生き延びてきた武士の一人としての強さや信念があまりにも感じられませんでした。 
 

それに比べ、その光秀に対して
「もしあなたが天下を取ったのなら、太平の世を作って下さい。叔父上を討ったことを許せるとしたらそれだけです」
と言い切る江の方が強く、大人を感じさせます。

このシーンに代表されるのかもしれませんが?
今回の大河ドラマが、武将達の生き様や戦そのものを描いた男性中心の物語ではなくて、「姫たちの戦国」というサブタイトル通りに女性中心の物語である
ということを言いたい、作り手の力強いメッセージなのかもしれません。

そこがこれから先の焦点ならそれはそれで、目的がはっきりしていていいのですが?毎回毎回エスカレートしていく少女漫画チックな軽いノリにどう耐えていけばいいのかな?(笑)

今回は、主人公が上野樹里さんて事もあり、ここら辺も意識しての事なのかも?しれませんし、大河に今までに無い新しい視聴者層を、若年層やいわゆる歴女ではない普通の女性層の取り込みを実現する狙いがあるのかも?って感じました。




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