ソーシャル・ネットワーク

投稿日時 2011-01-27 20:54:15 | カテゴリ: 映画

ソーシャル・ネットワーク


http://www.socialnetwork-movie.jp/


世界最大のSNS「Facebook」誕生の裏側を描いた伝記ドラマ。ハーバード大学在学中にFacebookを立ち上げた主人公たちが、一躍有名人となり巨万の富を築くものの、金や女、裏切りの渦に巻き込まれていくさまを映し出しています。
監督は、次々に話題作を送り出すデヴィッド・フィンチャー。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)
ゾディアック(2006)
パニック・ルーム(2002)
ファイト・クラブ(1999)
ゲーム(1997)
過去の作品も大好きななので、凄く注目です。




一言で言えば、思いっきり疲れて充実感のある作品でした。でも、かなり評価が、好き嫌いが分かれる作品だとも思えます。

世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を生んだ若き創業者の内面に迫るこの作品は単純に考えれば、基本は、復讐映画なのかな?(笑)。。
文化系が体育会系へ抱いている劣等感と復讐心が、恋愛感情をこじらせて、有名になって見返すというストーリーのように感じました。


いきなりスタートから導入からオタクの大胆不敵な行動が炸裂です。
ハーバード大学生の主人公マーク・ザッカーバーグが、彼女に振られた腹いせに女子の品評サイトをネットに立ち上げ、大学で問題となります。
でも、これがやがて「フェイスブック」へと成長していくことを示唆しているんですね。


この作品を観る前に「フェイスブック」に登録しなきゃ楽しめないのかな?って一瞬思いましたが?(笑)全然そんな事はなく、この映画は「フェイスブック」を題材にはしていますが、「フェイスブック」の映画ではなく、take1は「フェイスブック」については正直全く知らなかったけど、そんなの全然関係なくストーリーは100%楽しめました。

「フェイスブック」の原点はモテないオタク青年の妬みと、それでも繋がりたい願望が巨大な社交場のルーツであった。。。
という切り口は凄く納得させられました。


でも、IT事情に詳しい野心家達は期待して損だったんじゃないかな?
ネット上のコミュニケーションに変革をもたらした若き天才の理想やビジネステクニックなど一切描かれないです。
数億もの人々を繋いで億万長者になった若き起業家は、ここではコミュニケーション能力が欠落した、PCオタクの未成熟な子供のように描かれています。

take1が一番感じた事は、ネット社会という背景から主人公マーク・ザッカーバーグが病的なまでに早口で膨大なセリフを喋りまくるこの作品を観るのは、
毎日大量の情報が瞬時に流れるネット社会の大海原に飛び込んで行く事をイメージしてしまいます。

つまり現実、本物を蔑ろにして、仮想の現実に依存してしまう今の時代の人間関係そのものが真のこの作品の本質と言えるんじゃないかな?


そして、個人的には、主人公マークを演じたジェシー・アイゼンバーグの演技がすごくよかったです。
映画のポスターにもド度アップになっているジェシー。ずいぶん難しい役を完璧にこなしたと思いました。

・おどおどしているオタクっぽい顔
・頭悪い奴を馬鹿にして、上から見下ろす顔
・ショーン・パーカーへ憧れを抱く顔
・ラストのエリカからの返信を待つ顔

全体を通して、演技が上手いのか?マーク・ザッカーバーグの無機質な印象が残りますが?色んな表情を観て、やっぱり彼も血の通った色んな顔が出来る感情のある人間だなって思いました。

登場人物たちのセリフやストーリーの場面展開の早さと時間の前後移動に慣れない人は辛いと思いますが?take1は、始まった途端からドップリ嵌ってグイグイ引きこまれました。

見終わった後は満足感といい疲れでした。









余談。。。。独り言。。。。

Facebookについてですが。。。。
顔を出し自己主張が大好きな欧米人と匿名大好きで、ニュース映像にも顔伏せ当たり前の日本人とでは、根本的に受け入れ方が違うんだろうな〜???




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