エクスペンダブルズ
投稿日時 2010-10-28 18:01:42 | カテゴリ: 映画
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エクスペンダブルズ
http://www.expendables.jp/
ご存知、ハリウッドを代表するアクションスター、シルヴェスター・スタローンが監督、脚本、主演の一人三役をこなしたアクション超大作。 腕利きの傭兵(ようへい)チームのメンバーたちが、命懸けの危険な任務に挑む姿を描く。 出演者もジェイソン・ステイサムにジェット・リー、ミッキー・ロークにブルース・ウィリスにアーノルド・シュワルツェネッガーと夢のような面子が一同に集結。彼らが挑む迫力の肉弾戦や銃撃戦、過激な爆破シーンに息をのみます。
この作品を一言でコメントするなら全くアタマを使わなくて楽しめる作品です。(笑) タイトルの意味は、使い捨てとか消耗可能というような意味だそうで、映画の主人公たちは傭兵なのですが、どんな強靭な傭兵でも使い捨て可能って意味です。
正直詳しく説明するのが馬鹿馬鹿しくなる様な単純明快な内容の映画ですし、 脚本、監督、主演が全てシルベスター・スタローンと云えば、読者の皆さんも大体の筋書きは大体大凡想像出来るかと思います。
主役は『ロッキー』、『ランボー』有名なご存知シルベスター・スタローン。 スタローンとコンビで主役を張るのは、『トランスポーター』で有名なジェ イソン・ステイサム。 ジェイソンだけが2000年代のスターですが、他の出演者はすべて1980年代、1990年代のアクション・スターです。
前半の前半先ずは、スタローンと並んでアクション映画の大御所である『ダイ・ハード』で有名なのブルース・ウィルスと『ターミネーター』で有名な現在はカリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーの二人が、ほんの5分程、スタローンと共に登場しますが、シュワルツネッガーが画面から消える時に、「大統領の座を狙っている奴さ」と言うコメントが笑いを誘います。
他にも、『ユニヴァーサル・ソルジャー』始め悪役ならお任せのドルフ・ランドグレン。僕には『ロッキー4』のドラゴって言った方が解りやすいですが。。。 カンフー映画で有名なジェット・リー 『レスラー』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたミッキー・ロークといったアクション・スターのオール・スター・キャストというか?オールド・スター・キャストというべきか?(笑) そうそうたるアクション・スターたちが競演するオールドアクション映画好きにはたまらない作品です。
ただ、個人的に残念なのは、 この手の映画ならば絶対加わって欲しいスティーヴン・セガールとジャン・クロード・ヴァンダムが出演していない事です。
肝心の映画の内容ですが、スタローンをリーダーとする傭兵たちが、ブルース・ウィリスから中南米の小島で横暴を極める独裁政権の転覆を図る仕事の依頼を受け、独裁政権の統治者とその裏で糸を引いて暗躍する元CIAエージェントの悪役をやっつけるという単純なストーリーです。
とにかく、考えられる限りの暴力とナイフやピストル、バズーカ砲などありとあらゆる殺りく兵器や小道具が使用されて、初めから終わりまで暴力場面と爆発場面の連続です。
特に、ナイフのシーンが無茶苦茶多かった。 勿論、ありえへんというナイフ使いで。。。。
しかもそれらの場面の殆どが現在のCG映像よりはレトロな雰囲気のまるで80年代、90年代のアクション映画でよく見かけたいかにもありそうな現実感があり、みんな出演俳優に好きな様にやりたい放題で、もう誰が誰を攻撃しているのかなどとても区別がつきません。
個人的にいいなって思ったのはスタローンとジェイソン・ステイサムをペアにした事ですね。 はっきり言ってW主演でいいんじゃないかな? 昔のアクション・スターと今のアクション・スターをうまく配置する事でこの映画をどの年代の観客にも受ける様に考えたのだという意図が読み取れます。
また、世界市場で考えるならアメリカ出身の俳優だけでなくその他出演者の出身国を見ると今回は結構グローバル。
イギリス生まれのジェイソン・ステイサム ドイツ生まれのブルース・ウィリス オーストリア生まれのアーノルド・シュワルツネッガー スウェーデン生まれのドルフ・ランドグレン 中国生まれのジェット・リー
この映画は、その単純な構成とアメリカ以外の各国での上映時に地元出身の俳優が出演している事で、かなりグローバル市場での興行効果を図っている感じがするんですが。。。。
そんなかんなで、懐かしい思いに更けながら思うのはこの作品はその昔、凄くアクション映画にはまっていた中高年層には是非観て頂きたいですね。 色んなアクション映画に活躍したアクション・スター達のてんこ盛りで、ストーリーよりも何よりも、次から次へと繰り広げられる単純なアクション場面を満喫していればすべてOK.
昔を懐かしみ昔の良かった時代を思わせる単純軽快なアクション映画を楽しんで欲しいですね。
お薦めですよ。
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