十三人の刺客
投稿日時 2010-10-07 23:06:58 | カテゴリ: 映画
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十三人の刺客
http://13assassins.jp/main.html
時代劇映画の名作との呼び声も高い1963年公開の工藤栄一監督の『十三人の刺客』を、約半世紀の時を経て現代風に再構築した時代劇エンターテインメント巨編。 日本を代表するヒットメーカーの三池崇史監督がメガホンを取り、江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが命を懸けた一世一代の戦いを挑む。
1963年に公開された同名作品のリメイクという事で、シルバー世代のご年配の方もチラホラ。そして、20〜30代の若者もおりと老若男女幅広い世代で賑わってました。
13人の侍が暴君を切るそれだけの単純明快なストーリー。凄く気持ちよくスカッとした作品です。
「切って、斬って、きりまくれ〜」
という島田新左衛門(役所広司)の雄叫びと共に幕を開けたこれでもかという位の殺陣シーン。。。 賛否両論ではありますが、かなり旧作を意識した意気込みが伝わってきます。
時代劇は、1対大勢でもなぜか死なない。。。
13名 対 200名超(かなりの人数がいたような?)という無謀な戦いでしたが、地の利を活かした戦いは十分説得力のあるアイディアを盛り込み派手な仕掛けで暴君らを追い詰める様が爽快で、個人的には大好き内容でした。
だだ、
いざ刀を手に取った殺陣に移るとかなり飽きた人もいるんじゃないかな?
というのは、
結局、暴君の配下では唯一といっていい位の強敵は、鬼頭ただ一人。それ以外はその他大勢に過ぎず、どうもワンパターンに見えてしまえるかも?
また、13人の刺客にしても、全員それぞれ、個性が見えるバックボーンは無くこれはと思うキャラクターは
伊原剛志演じる孤高の浪人・平山 伊勢谷友介演じる侍嫌いの野人・小弥太
位かな〜??
松方弘樹と沢村一樹も少し優等生過ぎるキャラでしたね。
平山とその弟子が暴君配下を斬り伏せて行くシーンは圧巻でしたが、相手が「その他大勢」だけでは彼らのカッコいい殺陣での魅力は活かしきれていませんでした。残念。。
只、ただ「その他大勢」を切って、斬って、きりまくって、皆殺しにしていくだけでは長いだけで飽きられてしまうように感じられてしまいました。
上映時間の関係もありますが、登場人物をあまり深く突っ込んで描いていない、ということもあって感情移入しずらかったのも微妙なとこでした。 刺客たちの家族が描かれるわけでもなく、誰が何を背負っているものも分からない。
ただ、ただ、暴君を討つ。それだけのために集った13人の侍。
それぞれに何か?係わり合いを持って、鬼気迫る決意が伝わってくるともっと楽しめたかもしれません。
そうすると、それぞれの死に際のシーンに涙を誘ったワンランク上の作品になったんじゃないかな?
でも、稲垣吾郎んのイッちゃってる暴君のキャラ 伊勢谷友介と岸辺一徳のシリ合いシーン(笑) ありえね〜。。。という声が出そうな小弥太のラスト
それぞれの一部の出演者の個性が生かされたところも見所です。
時代劇が好きな人もそうじゃない人もお薦め作品です。
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