オグリキャップ 〜希代の名馬よ、安らかに〜

投稿日時 2010-07-04 22:47:49 | カテゴリ: 感動 興奮 勇気

岐阜県笠松競馬出身、地元の名馬
「オグリ」の愛称で多くのファンに愛された芦毛のアイドルホース・オグリキャップ(牡25歳)
が3日、北海道・優駿スタリオンステーションで、脚部骨折のため死んだというニュースを観ました。

オグリキャップ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97


当たり前ですが、どんな名馬でも死にます。それは必然な事で、その時はそのままのニュースを聞き流したつもりですが、何故か?心に刺さる悲しみがありました。

地方の草競馬出身、血統も並、どっちかというと貧弱な馬体。。。でも、何故か、オグリは最高な馬でした。連戦連勝でも、時々の勝つレースでコロリと負けたり、「もうおしまい」と言われた引退レースで大波乱の完勝。take1を驚かせる馬でだした。

同じ地方競馬の「大井」出身のかつての怪物ハイセイコーと重ね合わせたファンも多かったんじゃないかな?

時代は昭和〜平成。。。
小さな競馬場から、躍り出たオグリに、人々は、己の生き様と重ねて「夢」を追ったと思います。当時の日本はバブル景気。誰でも「天下」が取れる可能性を信じていた時代です。

89年秋、右前脚の負傷で春シーズンを棒に振ったオグリは激戦を繰り返し、天皇賞、マイルCS、有馬記念。勝ったり、負けたりで……90年11月、ジャパンカップで11着。全盛期の「鬼脚」は面影も無くもうオグリはこれでおしまいかな?って思いました。

ところが……90年の引退レースの有馬記念。
4番人気でしたが、オグリは武豊と共に勝ちました。

最終コーナーをまわった直線、オグリは一気に先頭に立つ。
「オグリ! オグリ!」
の地鳴りのような歓声を力にオグリは最後の力を振り絞って、地方競馬の意地を見せてくれました。そして勝ったこの瞬間、国民的英雄になったと思います。

ゴール後、さらに大きな
「オグリ! オグリ!」
コールで中山競馬場が包まれたのが今でも印象に残っています。

オグリ、ありがとう。
国民から愛され、記憶に残る希代の名馬よ、安らかに。。。。




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