アイガー北壁

投稿日時 2010-04-19 21:20:00 | カテゴリ: 映画

アイガー北壁


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〜こんな内容〜

ベルリン五輪開幕直前の1936年夏、ナチス政権下、国威発揚のため前人未到だったアルプスの難所アイガー北壁に挑んだ若きドイツ人クライマーたちの壮絶な運命をつづる山岳ドラマです。
アルプス登攀(とうはん)史上最大の悲劇と呼ばれた実話を基に、過酷な状況で繰り広げられる男たちの闘いをスリリングに描いています。名峰アイガーの雄大な景観と、悪天候の北壁アタックをリアルに映し出した映像は迫力満点ですね。


“人は何故山に登るのだろう?”

そこに山があり、山が好きで、自分が登りたいから登る

主人公のトニーとアンディはそう言うであろう。
祖国の威信でも名誉でもなく。ただ純粋にピュアな登りたい欲求がそうしているだけのトニーとアンディ。
アイガー北壁のヤバイ岩肌、落石、雪崩れ、氷壁‥等と苦闘し、死の淵を彷徨う二人。
悲劇的な結末を迎えるラストまで二人を取り巻く人々

・なぜか?極寒の断崖絶壁の中で一夜を明かしてしまう恋人。(絶対嘘だと思うけど。。。)
・世紀の瞬間を見届けようとするお気楽な観光客。
・国の威信や優位性を世界に誇示することを報道したいマスコミ。

色んな人々のそれぞれのポジションから心理状態と葛藤が描かれているリアルな作品です。

苦労した上に初登頂。喜びと感動が胸を打つ。。。。。そんな想像とは180度対極なこの作品。
ラストのトニーの姿は、痛ましさと悲しさで体が寒く硬くなってしまいます。
登頂作品ではありませんが、征服と撤退の情熱と葛藤が描かれた秀作です。




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