今日はチャップリンデー 〜名作『キッド』の観賞〜
投稿日時 2010-04-16 22:02:24 | カテゴリ: 映画
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映画星人のtake1から一言。。。。今日は、「チャップリンデー」です。
そう、1889(明治22)年の今日4月16日は、口ひげ、だぶだぶのズボン、どた靴、ステッキ、山高帽という独特のスタイルで社会を風刺し、世界的な人気者になったイギリスの喜劇俳優 「チャールズ・チャップリン」 が生まれた日です。
チャールズ・チャップリン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
現在の映画界、映画人、映画に携わる人々に多大なる影響を与えている20世紀最大の映画作家・喜劇俳優だとtake1は思っています。
チャップリンの最もよく知られている役柄は「小さな放浪者」。 窮屈な上着に、だぶだぶのズボンと大きすぎる靴、山高帽に竹のステッキといったいでたちでちょび髭。アヒルのように足を大きく広げてガニ股で歩く特徴をもつキャラが代表的ですね。 ホームレスだが紳士としての威厳をもち、優雅な物腰とその持ち前の反骨精神でブルジョワを茶化し、権力を振りかざすものを笑い飛ばす痛快さは、take1をそして観る者すべてを惹きつけたと思います。
数あるチャップリン映画の中でtake1が一番大好きな作品は『キッド』。
キッド (1921年の映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
〜ストーリー〜
未婚の母となった若い女性は、ためらいながらも子供の幸福を願って大邸宅の前に止めてあった車に書き置きとともに生まれて間もない赤ん坊を捨てる。車上ねらいのこそ泥たちが赤ん坊の存在に気付かぬまま車ごと貧民街近くまで運んだが、赤ん坊は道端 に置き去りにする。たまたま通りかかった浮浪者チャップリン)が結局この赤ん坊を引き取り、父親代わりとなって育てる羽目になる。5年の月日が経つ間、2人の間には実の親子以上の愛情と職業上の連帯感がはぐくまれる。ある時この子供が病気にかかり、診察に訪れた医者が義務感から子供を孤児院へ引き取るよう手続きをする。「父子」双方が引き離されることに強く抵抗を示し、ドタバタ調の騒ぎが起こる。結局浮浪者は子供を孤児院の役人から取り戻すものの、家には帰れなくなる。この間家を訪れた今では有名なオペラ歌手となった実の母は、偶然医者と出会い、かつて数語言葉を交わしたこともある子供が5年前に捨てた我が子であることを知る。多額の礼金をつけた捜索願を警察に届け、それを新聞で見た木賃宿の主人が通報し、理由も分からぬまま浮浪者と子供が連れて行かれた先は、子供の実の母が住む大邸宅であった。二人がこの女性により暖かく家の中に招じ入れ られるところで映画は幕となる。
take1も小学生のときに初めてみたのですが、映画を見て「泣いた」という経験は『キッド』がスタートではないかと思います。 それくらい感動的・印象的な映画でした。この映画は字幕がほとんどないのですが、ストーリーは大変分かりやすいです。 アクションや動きで構成していくチャップリンのセンスには頭がさがりますね。 貧民街でのふたりの愛の絆、運命劇・悲劇の要素と喜劇の部分が非常にうまく織り成されていて、しかもリズムよくドラマが語られていきます。 子どもが街で窓ガラスを割り、偶然?????通りかかったチャップリンが窓の修繕で儲ける・・・というインチキ商売のシーン、二人の朝食のシーン、喧嘩のシーンなど、二人の生活スタイル描写は暖かさと可笑しさそして生きる必死さが伝わってきます。 孤児院のトラックの上でひしと抱き合う二人。そしてタップリンの必死の迫力に怖気づいて逃げる運転手が何度も振返るシーンは、泣きながら、涙しながらもその可笑しさに笑ってしまいます。 感情が行ったり来たり、揺れながら・・・でもスピーディーなドラマの展開に引き込まれていく痛快さがあります。 普通、チャップリン映画をみて感動する場面は、チャップリン自身の演技なのですが、『キッド』では子役の演技にも笑い、涙してしまいます。歌手として成功した女性が自分の母とも知らず、ぬいぐるみをもらって笑みを見せ 手を振る彼の愛くるしさには頬がゆるんでしまいます。
今夜は、チャップリンを偲び、take1の大好きなチャップリン映画『キッド』で笑いと感動そして泣かせて頂きます。。。。。
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