同友会 中濃青年学舎第8講座 「危機感(=公共工事減少)から生まれた「強み(=飛び道具)」探し」
投稿日時 2010-03-24 23:58:00 | カテゴリ: 同友会
|
今夜は美濃加茂市役所 http://www.city.minokamo.gifu.jp/top.cfm の東に隣接する美濃加茂市中央公民館で行われた 岐阜県中小企業家同友会 http://www.gifudoyu.jp/ の中濃青年学舎第8講座に参加しました。
今年度の青年学舎も今夜が最終講座です。
最終講座を飾って頂く第8講座の報告者は 高橋建設株式会社 http://www.takahashikensetsu.jp/ 専務取締役 高橋 厚生氏(飛騨副支部長)です。
今回は:わが社の課題と取り組み第三弾。
「危機感(=公共工事減少)から生まれた「強み(=飛び道具)」探し」
と題して、高橋建設さんの現在の実践報告をして頂きました。
少し紹介すると。。。。
昭和29年、林業土木業として創業。現在は土木・水道工事、リフォーム工事業を営む会社に11年前、三代目として入社した高橋氏は今年36歳。 当時からの課題として公共工事、下請け中心の仕事から「自分で動いて仕事を確保したい」「民間仕事を公共工事より多くしたい」と考え、土木・設備・水道工事の3つをパッケージで施工できることを強みに防災事業、側溝リフォーム、融着配管工事といった高橋氏曰く「飛び道具」を武器に高山市外、岐阜県外での民間仕事受注に力を入れてみえます。 今回は報告者にこれまでの取り組みと、自社の現状をふりかえってもらい、固定概念を振り払って動く、行動することで発見できた「自社の強み(=飛び道具)」についてみんなで考え話し合いました。
今のご時世、土木屋さんというと公共工事の減少で、仕事が減り、あまり潤っていない業界だというイメージです。そんな中、高橋専務の危機感に対する行動力が凄いという印象でした。
兎に角、色んな事にチャレンジしている会社さんです。 高橋専務はそれを「飛び道具」と表現されています。
・国交省以外の入札の参加
・防災事業部を立ち上げ、耐震工事
・カビの除去
・生ゴミ処理機の販売
・水道配管のクリーニング
・INAX主催の水廻りリフォーム事業、ライファ高山の立ち上げ
・側溝の修繕工事
・配管の融着 。。。。。等
現在も継続されていている事業もあれが、損害と撤退を余儀なくした事業もあるなか色んな事にチャレンジしてその時その時の心境を報告して頂いたのがすごくリアルで、また自己を客観的に分析する事で、昔から持ってる自社の武器、既に備わっている自社の強みを発見出来たというプロセスが素晴らしいと思いました。
なかなか日々の業務に追われていると、その事に集中する事で、自社を外から見れない環境になってしまいます。 自社の強み、武器、やりたい事 というのは、すーっと出てきそうでなかなか出てこない経営者が多いと思いますが、これこそ一番に見つけないといけない事だという学びがありました。
最後に高橋専務が仰った中で印象に残った言葉を。。。
●「飛び道具とは、一番槍で、キッカケに過ぎず、それ自体が全てでメシを食う訳ではない。」 ●「決して180度反対の異業種を飛び道具としては持たない。」
● 創業者である祖父に言われた言葉 「何も無い所から50年間仕事してメシを食わせてもらったのなら、今廃業したとしても、それはそれで、それまでは利益だと思え」
高橋専務、大変為になる報告ありがとうございます。
|
|