沈まぬ太陽
投稿日時 2009-11-03 23:59:20 | カテゴリ: 映画
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沈まぬ太陽
http://shizumanu-taiyo.jp/
国民的人気作家だと評判の山崎豊子によるベストセラー小説を壮大なスケールで映画化した社会派ドラマです。 日本が経済大国へと急成長した激動の時代を背景に、巨大企業に翻弄(ほんろう)されながらも自らの信念を貫く男の姿を情熱的に熱く泥臭く描いています。
邦画初のインターミッション付きの長編大作。実はtake1は原作は読んだことが無く、まっさらな白紙の状態で観賞です。
ダラダラな長いだけの作品では無かったです.正直邦画で、真面目な社会派ドラマでもこれだけ面白くつくる事ができるんだ〜?と、偉そうに感動です。
とある評論家が、
「個人の尊厳や生命までも疎かにした組織悪にメスを入れ、この国のはらわたを凝視する問題作」
という意見を言っていましたが、まずはよく映画化に漕ぎ着けた事が凄いと思いました。
上映開始日から色々な物議を醸し出した話題作。日本航空の社員は観賞禁止令が出た程の作品です。観て、「なるほど」と思いました。
作品は人名、会社名を微妙に変え、フィクションという事になっていますが、 限りなくノンフィクションに近い印象を与えていますね。
オープニングにいきなりの航空機墜落事故。 構成が大胆でいきなり圧迫された精神状態に人間性が崩壊してしまう直前まで追い込まれる主人公を演じる渡辺謙の圧倒的な鬼気迫る演技は、存在感がありますね。
腐った企業体質、派閥、群れ、支配欲、責任転化、政治の癒着・・・等の悪しき体質。
日本という国のはらわたを凝視問題作。
あっという間の202分でした。
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