そして父になる
投稿日時 2013-11-06 23:16:42 | カテゴリ: 映画
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そして父になる
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『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。順調で幸せな人生を送ってきたものの、運命的な出来事をきっかけに苦悩し成長する主人公を、大河ドラマ「龍馬伝」や『ガリレオ』シリーズの福山雅治が演じる。共演は、尾野真千子や真木よう子をはじめ、リリー・フランキー、樹木希林、夏八木勲ら個性派が集結。予期しない巡り合わせに家族が何を思い、選択するのか注目。
公開前から話題沸騰。。。予告もバンバン、宣伝もわんさか。 そして、公開後も賛否両論の中、ジワジワまだまだ公開中です。
そして、この作品ににはスティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスによるハリウッドリメイクが発表されています。
この作品のメインは、6年間育てた息子を交換できるのか?というこの一点につきます。そこに、家族のさまざまな葛藤が織り交ぜられて描かれています。
現代のイクメンと呼ばれる男性達に共感を得られる題材だし、子育て世代のご夫婦や、30歳半ば以降の世間一般的に(^_^;)適齢期と呼ばれる年齢以降の男女、カップルに観てもらいたい真面目な作品だと思います。
ただし、物凄くデリケートな題材だけに、考え方はそれぞれで、感じ方もそれぞれだと思います。
個人的にtake1の感想としては、ラストが非常に残念(>_<)
これで終わりなの?
なんかかんか?監督のケジメをつける結果を期待していましたが、「この先は皆様が個人個人お考えください」的な中途半端な終わり方でした(@_@;)
両夫婦のそれぞれの描き方は上手いと思いました。
やっぱ世間的に大人気の福山雅治は一流企業のエリート社員として恰好よく描かれ、家庭も高級マンションに住んで豪華なイメージです。
かたや相手方の夫婦はというと 福山とは相反してド底辺夫婦のイメージでまたその描かれ方や仕草や演技が上手い(#^.^#)
特に相手方の母役の真木よう子の乱暴な言葉づかいがいと子供に対する豪快かつ優しく愛情たっぷりな関わり方が最高です。
この全く正反対な生活スタイルの家庭が案外子供たちにとっては、居心地よかったり、いい親だったりするイメージが映像から読み取れ、頭のいいエリート福山君がそれを徐々に感じ取り、焦りだす姿がハラハラもします(^_^;)
果たして、誰の子を誰が育てるのか?
6年間の愛情を優先して「これからも継続するのか?
本当の血の繋がりを優先するのか?
そしてその先にみんなの幸せにつながるのか?
交換か、そのまま続行か、それともそれ以外の別の道があるのか・・・・?
皆さんなならどうします? という問いかけを感じながら最後まで進んでいきます。
この映画のメインは父親主導の考えと感情。。。勿論、題名が「そして父になる」なので当然といえばそうなのですが、子どもの気持ちや母親の気持ちが丸ごと無視されて描かれています。
性別、年齢、立場が違えば、それぞれ考え方やとらえ方も違うのでそこから評価は大きく分かれますが、個人的にはラストが非常に残念でした(>_<)
そして、この作品のハリウッド版に興味深々。
スピルバーグの日本人の感性や考え方と違う描き方に大いに期待したいと思います。
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