| 
                  
                    |  
 
 ワールド・ウォーZ投稿日時 2013-09-02 23:24:40 | カテゴリ: 映画
 
 |  
                    | ワールド・ウォーZ 
 
  http://www.worldwarz.jp/
 
 ベストセラーを記録した、マックス・ブルックスの小説を実写化したパニック大作。人間を凶暴化させる未知のウイルスの感染原因を解き明かそうと、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられる世界各地を駆ける元国連捜査官の姿を、息詰まるタッチで活写する。ハリウッドスターのブラッド・ピットが主人公にふんし、製作も兼任。監督は『007/慰めの報酬』などのマーク・フォースター。無数の感染者が群がって生じた巨大人柱が防壁を越えようとするなど、圧倒的映像の数々に息をのむ。
 
 
  
 世界が終わりを迎えるテーマでは、自然災害、隕石衝突、地球侵略、核戦争・・・等があげられますが、今回はゾンビがテーマです。
 
 過去ゾンビ映画というと、スプラッター的な要素が満載でオタクの為のB級映画という括りが多かったのですが今回は全然違いました。
 
 何といっても、超A級ムービースターのブラッドピット主演のゾンビ映画です。
 
 そして、観客に配慮してなのか?ブラピのイメージを優先してなのか?血しぶきの量や飛び方、肉片を喰らうエグさ満載の残虐なグロイシーンは極力排除してキレイに作り込んであるある意味、ファミリーで安心してみられるアンチオタクな作品に仕上がっています。
 
 まさに、ブラピの為に作られた映画ですね。
 
 家族を大切にする強いお父さん、カッコいい仕事の出来る男というイメージそのままに世界を救う為に奔走します。
 
 2時間の上映時間中、退屈することなくテンポの良さとハラハラ感を感じて観られたとこは最高。残虐な要素よりもアトラクション感覚で楽しめるところが、観客の層を広げていると思います。大迫力で、スケールがすごいです。
 
 でも、突っ込みどころも満載(笑)
 
 いきなり発生したゾンビ軍団がいきなり世界中に広がっています。
 経緯と言う経緯が全部ない・・・何で?病原発生は不明のまま?
 
 世界規模の国連という組織において、ブラピしか適任じゃないのは何故?・・・しかも元職員。(^_^;)現役で、いないのかよ?
 飛行機にはどうやってゾンビが潜入出来たんだろう?
 イスラエルの壁が現代においていきなり出来上がったのは?
 ・・・等
 起こる出来事の何もかもが行き当たりばったりで、内容に全く深みは感じられませんでした。
 
 そして、絶対に死なない主人公(^_^;)
 飛行機が落ちようが重傷を負おうがゾンビと肉弾戦を繰り広げようがびくともしないブラピです。元国連職員がこれほどパワフルなのは、もしかして?元傭兵なんじゃないかな?(笑)
 
 でも、それを超える見応えは充分にあったと思います。
 
 イスラエルにおけるアクションシーンは絶望感を誘いました。
 ゾンビが、ゾンビ同士が積もって出来たゾンビ山を、崩れても崩れても登り続け、遂にあの壁を乗り越えた瞬間は、本当に気持ち悪く、見事なものです。あの不気味さは最高!
 
 最後に何とかブラピの身体を張った努力で出来そうなゾンビウィルスを根絶するための薬の方向性も、優しい万人向け仕様で柔らかく納めています。
 
 なによりオタク層を完全排除したこの作品は、家族連れやカップルにとっては安心安全ですね。
  
 
 
 |  |